京都の紅葉で南丹市の穴場を厳選!西光寺・龍穏寺・るり渓!

ryoonji2頭上を彩る黄金の紅葉のトンネルや足元を飾る散り紅葉の絨毯!

紅葉スポットで味わえる美しい演出ですが、京都ではさらに歴史文化財の風景が加わり、いっそう深みのある紅葉体験をすることができます。

ただ難を言えば人の多さで、できればゆっくりと素晴らしい紅葉を堪能したいところです。

そこで今回は、京都のそんな紅葉の穴場スポットを南丹市で探してみましょう。

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京都の西光寺の紅葉とは?

丹波の南を表す南丹市は、2006年に4つの町が合併して生まれた比較的新しい市で、京都市に次ぐ面積を持ちます。
大阪、福井、滋賀、兵庫の4つの府県に接する珍しい市町村で、日本では岐阜県高山市・埼玉県秩父市とこの南丹市のみです。

由良川、桂川にふたつが日本海と太平洋の両方に注ぐ河川を持つのも希少で瑠璃渓など豊かな自然を持ち、古くは中央律令府とつながりが深いなど古い歴史も持ちます。


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

<西光寺>

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出典:京都の無料写真素材様

住所:京都府南丹市八木町美里中石谷9
TEL:0771-42-3417
拝観料:無料
駐車場:あり(無料)
アクセス:
見頃:11月上旬~下旬

756年良弁僧正により創建された市内で最古の天平の古刹で、現在はあの有名な高雄・神護寺の末寺にあたります。

大堰川沿いの山裾にひっそり佇む西光寺は、毎年夏には京都府無形民族文化財六斎念仏踊りが行われることから「六斎念仏寺」とも呼ばれ、風雅な白装束踊りで8月の京都に念仏を響かせます。

京都市からは1時間程度かかるので人は少なく穴場です。

・桜も紅葉も誰にも邪魔されずに楽しめる穴場としておすすめである。

春には桜の名所でもありますが、錦秋が参道を飾る紅葉の隠れ名所でもあり、実は前述も親寺、神護寺の木を移植したもので、その紅色の濃さは気候のせいもあり親寺を凌ぎます。

珍しい白く縁取られた鐘のある山門は印象的で西光寺の目印にもなり、その楼門の白に紅葉の色がいっそう映える撮影スポットでもあります。

紅葉に彩りを添えられた貫禄の本堂も指定文化財の阿弥陀堂で、独特なカーブを描く向拝の屋根、角を几帳面装飾(几帳面の語源)した柱など風情があります。

その前の立つ紅葉は高いところから染まり始め、やがてはその阿弥陀堂の周囲を程よく紅く覆います。

西光寺の紅葉風景※30秒~1分30秒らい

なお、例年11月中にはライトアップも行われているので、興味がある方は詳細を問い合わせてみてください。

龍穏寺での京都の紅葉とは?

<龍穏寺>

住所:京都府南丹市園部町仁江甲溝畑1
TEL:0771-62-0737
拝観日:無料
拝観時間:
拝観料:無料
駐車場:あり(無料)
アクセス:R嵯峨野線「園部」駅より車約10分
見頃:11月中旬~下旬
※TOP画像は龍穏寺の風景 出典:京都の無料写真素材様

南丹市の山寺でひっそりとではありますが、静かに燃えるような紅葉の落ち葉寺として知る人ぞ知る隠れ名所です。人づてに評判を聞いて訪れる人が多い静かな曹洞宗の古刹で、地域豪族が建立した後、地元藩主家老の菩提寺として今に至っています。

アクセスは車が便利な場所ですが、やはり京都市からは1時間程度かかるので人は少なく穴場です。

・お寺から見える景色はのどかで、ほとんど人がいない静かな雰囲気に癒されます。

・秋には紅葉の参道になります。 あまり人はいませんが、土日になると写真家の方がたくさんいます。

・静かに素晴らしく美しい紅葉を愛でるにはこちらが一番かなと思って数年前から毎年通っている場所です。

おすすめしたいのは参道で、その紅い絨毯が敷かれた風情は定番スポットのCM風景に劣りませんが、自然の鄙びた深みが加味されて、味わいでは抜きん出ているでしょう。

紅葉でも特に楓は、盛秋より散り際こそ見頃と考える京都通の方が多いですが、ここの紅葉はそんな好事家を満足させるに足る美しさを備えたスポットと言えます。

参道だけでなく、境内にある池に浮かんだ落ち葉はまるで色紙を千切って撒いたよう。お寺の方が境内を掃こうとしてもカメラマンに頼み込まれて掃除ができないほどです。

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出典:京都の無料写真素材様

市街地よりは気候条件が山岳地帯のそれなので、その年の気温によっては前に見頃がずれることもあるので注意してください。
京都の多くの観光スポットの紅葉は12月の声を聞く頃までは楽しめる場合が多いですが、ここは11月も終盤には見頃は過ぎていることがあります。
ただ、散り紅葉を味わうならその頃の方がお勧めと言えますが・・

タイミングが合えば比類なき紅葉空間に身を置ける龍穏寺は、近年その評判で観光客も増加傾向にあるので、ぜひ早めに訪問しておくことをおすすめします。


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京都のるり渓の紅葉?

<るり渓>

住所:京都府南丹市園部町大河内
TEL:0771-68-0050(南丹市観光課)
駐車場:あり
アクセス:南丹市営バス「八田」乗り換え「るり渓」下車
見頃:10月下旬~11月中旬
公式サイト

元は「滑」(なめら)という地味な地名だったこの地は、明治時代に当時の郡長官があまりの輝きの美しさに瑠璃の宝石になぞらえて「瑠璃渓」と命名された逸話を持つ全長4kmに渡る渓谷です。

渓谷にはハイキングが似合いますが、このるり渓もオールシーズンでハイキング客で大いに賑わうスポットです。園部川の両岸には広葉樹の赤松が枝を広げ夏には涼を誘いますが、秋に歩くるり渓は紅葉の景色が鮮やかの一言に尽きます。

アクセントが豊富な渓谷で、その見どころは「るり渓十二勝」と称されたスポットで、おのおのが個性的な景観で迎えてくれます。

もちろんるり系の紅葉を味わい尽くすにはハイキングがBESTですが、ポイントで停めながら車で移動しても景色は堪能できるでしょう。

一番の見学ポイントは何と言っても十二景勝の一つ「錦秋巌」!周囲の紅葉が色を縫い付けたように見える染まり方をする岩石で、ここだけでしか見れない紅葉景観です。

また「鳴瀑」は裏側に空洞を持ち瀑音が綺麗に反響することから名づけられた滝で、近くに建つ東屋からは市街地では目にできない紅葉の自然美が眺められます。

実はこの時期、紅葉だけではなく多いに賑わうもうひとつの目玉イベントがあります。それがるり渓温泉の「京都イルミエール」!
敷地内の「ポテポテパーク」という広大な公園で、なばなの里や神戸ルミナリエを彷彿とさせる光のショーがエリア一杯に繰り広げられ、関西最大級の謳い文句に恥じない質の高い演出で「感動!」という口コミが殺到する満足感評価の高いスポットなのです。

<京都イルミエール>
基本情報
場所:るり渓温泉ポテポテパーク
住所:京都府南丹市園部町大河内広谷1-14
TEL:0771-65-5001
点灯期間:2016年10月29日(土)~2017年4月9日(日)
点灯時間:16:30~21:30
料金:大人1,000円 子供500円※当日券・事前購入割引あり
駐車場:あり(無料 700台)
温泉公式サイト
イベント詳細サイト

自然のハイキング・温泉だけでなく、京ならではの神社など歴史スポットめぐり、近くの通天湖では釣りやボート、またゴルフ場やBBQ施設もあったりサイクリングが気持ちよかったりとアクティビティスポットとしては体験しつくせないほどなので、紅葉と併せて少しまとまった休暇での計画がおすすめのレジャーエリアでしょう!

まとめ

京都市から少し離れると人の多さもかなり緩和されて、さらに気持ちの良い自然の景観も加わるので、ある意味一石二鳥とも言えます。

南丹市も山裾の渓谷に素晴らしい紅葉スポットが点在している格好の行楽エリアと言えるので、ぜひ1日をこの豊かな自然エリアに振り分けることをおすすめします。

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