横手のかまくら祭りの楽しみ方! 日程や駐車場アクセス・宿泊情報!

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最近ではB級グルメの焼きそばでも知られる秋田県横手市は、小正月の雪祭り行事でも知られるみちのく有数の観光都市です。

八戸えんぶり・弘前雪燈籠・秋田なまはげ・岩手雪まつりとともにみちのく5大雪祭りに数えられる「横手かまくら」。今回はそんな横手の雪祭りの魅力に迫ってみます。

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横手のかまくら祭りの日程

水神様を祀る小正月の行事である横手の「かまくら」は、約400年の歴史があるといわれています。

「かまくら」の謂れは、「神座(カミクラ)」や「かまど」が語源では?や、名前に「鎌倉」が付いている大明神や武将を祀ったなど諸説あり、はっきりしてはいません。

しかし成り立ちは、武家の住む内町では子の無事な成長を、町民が住む外町では五穀豊穣や商売繁盛を、ともに雪室の中で祈願した風習が融合して今の形になったとされます。

かまくら祭りはもともとは2月15日だけでしたが、観光客のために16日が追加され、さらにかつては旧暦に行なわれていました「ぼんてん奉納」が新暦の2月17日に改められたため、今ではこの二つの神事が一緒に楽しめるようになっています。

昨年(2016年)は祭り前の14日が日曜日だったため開催日として追加されましたが、今年はアナウンスされていません。今年は曜日の関係で、本来の15~17日のみの開催になると思われます。

<横手冬祭りの日程>

【かまくら】
日時:平成29年2月15日(水) 18:00~21:00
2月16日(木)    〃
会場:横手市役所本庁舎前道路公園
二葉町かまくら通り
羽黒町武家屋敷通り・横手公園

【ミニかまくら】
日時:平成29年2月15日(水) 18:00~21:00
2月16日(木)    〃
会場:蛇の崎川原・横手南小学校校庭

【かまくらin木戸五郎兵衛村」
日時:平成29年2月15日(水)9:00~16:30
(ライトアップは20:00まで)
場所:民家苑木戸五郎兵衛村

【ぼんてん】
日時:梵天コンクール 平成29年2月16日(木)
9:30~13:00頃
梵天奉納    平成29年2月17日(金)
10:00~13:00頃

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横手のかまくら祭りの楽しみ方

ここでは主に「かまくら」をメインに、見どころや上手に楽しむための回りかたを紹介します。

●かまくら

もともとかまくらは観光のためではなく、年中行事として各家庭で作られましたが、今では市内の主に4会場をメインに設営され、見学することができます。

会場に行くと、ライトアップされた美しくて大きなかまくらがを至るところで見ることができます。いずれも地元の方がひとつひとつ丁寧に仕上げた芸術品です。

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出典:横手市ホームページhttp://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page300122.html

いずれのかまくらももちろん中に入ることができ、甘酒をいただいたり地元の方とお話をして楽しむことができます。

4会場ともそれぞれ魅力や見所が違います。

たくさんのかまくらや出店などのお祭気分を1度に堪能したければ、やはりメイン会場の「横手市役所本庁舎前道路公園」がおすすめです。夜祭の雰囲気には、なんといっても屋台は欠かせないところ。

また、横手の歴史を感じさせる観光スポットとともに、かまくらの風情をセットで楽しみたければ、武家屋敷や横手城のある横手公園がいいでしょう。ともに、ライトアップされた名所とかまくらをセットで楽しむことができます。

地元の子供たちとのふれあいをしてみたいなら、二葉町かまくら通りで決まりです。「あがってたんせ(おあがりなさい)、おがんでたんせ(水神様に祈ってください)」と優しい響きの方言とともに温かいもてなしをしてくれるはず。ぜひお賽銭を用意して入ってあげてください。

ここで少し服装にふれますが、横手は平均気温がマイナス3℃の豪雪地帯です。寒さと転倒対策は十分備えてください。

温かくするのはもちろんですが、例えば季節がら雨や雪は普通に降るのでカッパがあるといいかも知れません。また、靴も長靴やスノートレッキングがベストですが、かまくらの中に上がることが多いので、いくらかでも脱ぎやすいものがおすすめです。

かまくらの主要4会場は、歩いても十分回れますが、寒中での夜間イベントなので、無理をせず便利な巡回バスがおすすめです。無料の上に約10分間隔で運行しているので、移動の足として利用しない手はありません。
離れた会場が複数あるイベントの攻略法は移動の要領を早く掴むことです。

<巡回バス詳細>

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運行期間:2月15~16日
運行時間:17:40~21:00頃
運行間隔:約10分
料金:無料

●ミニかまくら

かまくら祭りのもうひとつの見所が「ミニかまくら」です。
人が入れない大きさのミニサイズの明かりを灯した可愛いかまくらが、光のお花畑のように幻想的な空間を現出します。

主な会場は、「蛇の崎橋河原」と「横手南小学校校庭」。毎年2000個あまりのミニかまくらにともし火が光ります。

また、よこてイーストという商業施設前のにぎわいひろばでは、毎年ハート型の入り口のかまくら「ラブ♥かま」が作られるので、カップルで行った方は押さえておきましょう。

●かまくらin木戸五郎兵衛村

<基本情報>
住所:秋田県横手市雄物川町沼館高畑366
問合せ:0182-22-2111
開館時間:9:00~16:30
(かまくら祭り時20時までライトアップ)
入館料:無料
駐車場:あり

かまくら祭りのメインは夜間になるので、日中はどう過ごせばいいか心配されるかもしれませんが、15日は「かまくらin木戸五郎兵衛村」、16日は「梵天コンクール」があるので観光には困らないでしょう。

そのうちの「かまくらin木戸五郎兵衛村」が開かれる雄物川民家苑は、江戸末期の4棟の古民家を移築して集落府風景を再現した民家苑です。
このかまくら祭りでもかまくらの設営はもちろん、撮影会や餅つき・注連縄作りなど各種体験イベントが終日予定されていますし、なんといっても日が落ちてからはかまくらに灯が入り、情緒溢れるライトアップを楽しむことができます。

横手駅周辺からは13kmほど離れていますが、祭りの両日には市役所前から1日5往復シャトルバスが運行される予定なので、ぜひ足を伸ばしてみてください。片道30分ほどで着きます。

<バス運行詳細>

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発券場所:木戸五郎兵衛村/横手かまくら館
料金:200円(片道)

●雪の芸術

日中の観光で、もうひとつの見所は市内各所に設営される雪像です。あの見事なかまくらを作る横手ですから、雪像も毎年力作が並びます。
その歴史は古く昭和14年から行なわれており、札幌雪まつりが昭和25年に始まったことを考えると、雪像製作イベントの先駆けとも言えるのです。

歩いて回れる範囲の市内各所(MAP参照)で見ることができるので、市内観光かたがた散策してみると楽しいでしょう。

かまくら祭りのメインの時間は夜間ですが、昼間も「雪の芸術」や「かまくらin木戸五郎兵衛村」を計画的に回れば上手に楽しめることができるはずです。また暗くなったら、便利なバスを頼りにやはり時間の配分を考えながら見学してみてください。


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横手のかまくら祭りの駐車場アクセス・宿泊情報

最後にアクセスや駐車場、宿泊関連の情報にも少しふれておきます。

最寄り駅の横手駅から、メイン会場の横手市役所本庁前公園までは徒歩10分程度です。
遠方からですと新幹線こまちで大曲まで行き、JR奥羽本線で横手駅に向かうのが一般的なルートです。

もし車でアクセスするなら、駅をはさんで会場と反対側の横手体育館付近に臨時駐車場があるのでおすすめです。(MAP参照)
祭りの両日とも無料でメイン会場に面したかまくら館まで無料のシャトルバスが20分間隔で運行します。

市内にもコインパーキングはありますが、収納台数が少ないところが多いので、空きを探してウロウロするよりも、最初から臨時駐車場に向かったほうが賢明と言えます。

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出典:横手市観光協会http://www.yokotekamakura.com/01_event/04_winter/kamakura_goannnai_h28.html

また、やはりこの情緒溢れるイベントは、会場近くに宿泊してゆったりと楽しみたいところです。
それにはできるだけ早い予約が必須ですが、早い人は1年も前から押さえる人もいるくらいなので、現時点(2016年11月)でも空室を探すのは難しい状態です。

以下は、2017年2月16~17日/ツインで1泊という条件でまだ予約可能な部屋があった宿泊施設ですが、それでも残りわずかなのが事実です。

どちらにしても早めの計画が必要でしょう。

●ホテルプラザアネックス横手

●ホテルウェルネス横手路

●クォードインyokote

●丸福旅館

●尾張屋旅館

●あいのの温泉 鶴ヶ池荘

まとめ

最後に雪まつりを楽しむための移動のメイン手段になるバス運行についてまとめてみましたので、参考にして下さい。

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北国でのかまくら発祥の地で、優しい方言と幻想的な灯りに包まれた情緒たっぷりの体験ができる横手の冬祭りをぜひ検討してみてください。

下手なイルミネーションより深い感動が味わえるはずです!

なお、今回は「ぼんでん」についてふれる事ができませんでしたので、別記事にて紹介します。また現時点で未決定の情報は、昨年のデータを元にしていますので、直近の情報は念のため確認するようにしてください。

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