京都 桜の名所|東山区編②|円山公園・知恩院・祇園白川

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古都・京都は四季すべてが美しい風景ですが、特に春の桜景色は秋の紅葉と並んで見逃せない風物詩です。

そんな京都で、穴場を探してゆったりと桜を鑑賞するのも楽しみのひとつですが、やはり混雑を覚悟してでも行ってみたい名所もはずせません。

そこで、京都の桜名所で定番とも言える観光スポットを、その見どころや見頃とともに紹介しましょう。


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

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円山公園の桜の見どころや見頃は?

<円山公園>

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出典:京都の桜写真

京都で公園といえば、誰もが思い浮かべるのがこの円山公園でしょう。同時に、京の桜を語る上でも欠かせない地でもあります。

明治19年に開園の、京都で最古の市街地公園ですが、その中心となっているのは、大正2年に作庭されたひょうたん池を巡る池泉庭園です。国より名勝指定も受けています。

その敷地は八坂神社の東に位置し、北隣りにはやはり桜の観光名所・知恩院があります。ちなみに札幌にも桜が見事な円山公園がありますが、ここをモデルに造られた公園です。

円山公園は、言わずと知れた京都屈指の花見の名所で、毎年700本近い桜が園内を彩り、その下で多くの花見客が賑わいます。

・桜のシーズンなので、かなり人が多かったのですが、それでもしだれ桜は絶景でした。桜 人気のお花見スポットですね。

・桜と紅葉時期の京都はものすごい人ですが、せっかく桜の時期に京都にいるならやはり一度は円山公園の垂れ桜を見てください。本当に立派で歴史の重みを同時に感じさせてくれる桜ですよ。

園内ではソメイヨシノを中心に、枝垂桜や山桜、八重桜が所狭しと満開を競いますが、もちろん花見客の目当ては、公園中心で存在感を見せる「祇園枝垂桜」なのは言うまでもありません。

正式な名前を「一重白彼岸枝垂桜」という「京都の三つ星桜」のひとつで、樹齢200年の初代は枯れてしまいましたが、現在の2代目は樹齢90年ほどになります。

近年では往時の勢いに陰りが見え始め、花見客を心配させていましたが、桜守りの方の努力もあって、その見事な存在感を取り戻しつつあると言われています。

横に枝を伸ばす枝垂桜は多いですが、樹高12mの祇園枝垂のような見上げるほどの枝垂桜は、早々お目にはかかれません。

なお、この名木「祇園枝垂桜」の遺伝子を受け継ぐ桜は京都に何本かあります。見比べてみるのも一興かもしれません。

・「京都府庁旧本館前」⇒参考記事
・桜守「佐野藤右衛門邸庭園」⇒参考記事
・府井出町「地蔵禅院」

園内には、祇園枝垂桜以外にも枝垂の立派な古木などもあり、桜の見所豊富です。

また、毎年3月下旬から4月中旬にかけてはライトアップが行われ、日没から深夜(25時頃)まで夜桜を楽しむことができます。※2016年度は3/25(金)~4/10(日)でした。

ライトアップの方法も、各所にかがり籠を設けて松の割木を焚くので、ライトでなく炎で照らし出される桜は、なんとも言えない柔らかさがあります。

この祇園枝垂桜の夜桜風景は、まさに妖艶にして幽玄の極みと言え、京都へ桜目的に訪れたのなら目にしておくべき景色でしょう。

期間中は昼間同様、宵にも露店も出て、大勢の夜桜見物客で大いに賑わいます。

祇園の夜は清水寺や祇園白川とライトアップスポットが目白押しで忙しいですが、この三つ星桜の夜の姿もはずせない絶景と言えます。

なお、園内には坂本龍馬や中岡慎太郎らの維新の志士の銅像が立っているので、幕末・歴史ファンの方はチェックしておいて下さい。

<基本情報>
住所:京都市東山区円山町473
TEL:075-643-5405(南部みどり管理事務所)
開園日:無休
入園料:無料
開園時間:園内自由
駐車場:あり(有料)
アクセス:京阪電車「祇園四条」駅下車 徒歩約10分
     市バス「祇園」下車 徒歩約3分
見頃:3月下旬~4月中旬
サイト:http://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000083282.html
※TOP画像も円山公園の風景:出典PHOTOGRAPH.PRO

知恩院の桜の見どころや見頃は?

<知恩院>

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出典:京都の桜写真

浄土宗の総本山である知恩院は、1175年に宗開祖・法然がここに庵を結んだことが始まりとされ、その後に弟子が堂宇を整え、知恩院と号しました。

華頂山の麓にある広大な境内には、三門を皮切りに、御影堂や阿弥陀堂などの大小106棟もの国宝・重文の伽藍が広がり、数々の宝物も収蔵する大寺院です。
現在2019年までの予定で、御影堂は修復中なのは残念ですが、見所は豊富なので心配ないでしょう。

特に霊元天皇直筆の「華頂山」扁額を掲げる三門は、幅50m、高さ24m、瓦数7万枚に及び、木造の門としては世界でも類を見ないスケールで、もちろん国宝に指定されています。

知恩院の名前は、毎年大晦日にテレビで見られる「除夜の鐘つき」で馴染みがあるのではないでしょうか。
やはり文化財の梵鐘は、高さ3.3m・直径2.8m・重さ約70tの大鐘で、17人がかりで引き綱を持つ様子は、画面で1度は目にしたことがあるでしょう。

南側のほど近くには円山公園がある桜の名所エリアでもあり、地元では「ちよいんさん」「ちおんさん」の名前で愛されています。東山の人気エリアのため、人出がかなりあるスポットでもあります。

・門の外から花化粧の三門を見ただけなのですが、威風堂々としたこの門の景色にとても感動しました。 円山公園の桜を眺めながら通り抜け、この三門に出られます。

・桜の季節は、歩道を歩くペースも自由にならないほどにぎわいます。巨大な山門に桜が映えます。

知恩院では、その広大な寺域でソメイヨシノを中心に250本あまりの桜を鑑賞することができます。

ただ、知恩院に訪れた際、見所を解説する必要がないほど、目に飛び込んでくる桜の風景は、やはり国宝の三門を飾るソメイヨシノです。

特に三門の横幅のスケール感を、ソメイヨシノの横に伸びる枝ぶりが印象を強める絶景には、思わず息を止めるほど。
名所にはそこでしか見ることのできない景色が必ずありますが、知恩院三門の桜風景もそのひとつです。

また、有料なのに加え、山門の桜風景のスケールに満足してしまうためか、意外に人の数がそれほどでもないのが、三門右脇にある境内の庭園です。

友禅染の祖・宮崎友禅生誕300年を記念して作庭された池泉・枯山水庭園で、「友禅苑」と呼ばれます。

華頂山を借景に、三門も視野に入る苑内では「美幸」と呼ばれる早咲きの枝垂桜が美しいので、拝観料を払ってもおすすめです。3月下旬から4月の初旬には見頃を迎えます。

御影堂付近の枝垂は、前述の通り工事の関係であまり趣がある様子が見れませんが、阿弥陀堂のすぐ脇に立つ丹塗りの多宝塔に、風情たっぷりに色を添える桜があるので、ぜひご覧ください。

知恩院では、例年ロウソクの灯りとLEDライトを積極的に使用して、節電に取り組みながらライトアップも行われます。期間中には阿弥陀堂でお坊さんの講話も聞けるかもしれないので、夜桜とともに耳を傾けるのも有意義な時間になるでしょう。

<春のライトアップ>
期間: 2016年3月12日(土)~21日(月・祝)
拝観時間: 18:00~21:30(21:00受付終了)
拝観場所:阿弥陀堂・女坂・友禅苑
料金:大人500円 小・中学生300円
※2016年情報

知恩院には、7つの不思議な逸話を伝える「七不思議」もあります。
どの方向から眺めても睨まれる狩野派作の猫の杉戸画「三方正面真向の猫」や御影堂軒裏に見える由来不明の「忘れ傘」など、楽しいものばかりです。
公開や修復中の関係で全ては見学できないかもしれませんが、ぜひ旅の記念にふれてみて下さい。

なお、山麓寺院のため、広い境内は石段も多く、長い昇り降りが頻繁にあるので、動きやすい格好がおすすめです。

<基本情報>
住所:京都市東山区林下町400
TEL:075-531-2111
拝観日:無休
拝観料:500円/方丈庭園・友禅苑共通(境内無料)
拝観時間:9:00~16:30
駐車場:あり(有料)
アクセス:地下鉄「東山」駅下車 徒歩約10分
     京阪電車「祇園四条」駅下車 徒歩約10分
     阪急電車「河原町」駅下車 徒歩約12分
見頃:3月下旬~4月上旬
サイト:http://www.chion-in.or.jp/index.php


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祇園白川の桜の見どころや見頃は?

<祇園白川>

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出典:PHOTOGRAPH.PRO

遊興文化を育んだ京の花街の代表とも言える祗園は、八坂神社や清水寺参拝客が足を休める茶店の繁華を始まりに、遊里として文化・歴史を受け継いできた町です。

「祇園白川」は地名ではなく、街並み景勝保存地区としての名前で、正式には「祇園新橋伝統的建造物群保存地区」と言い、昭和51年に指定されました。

人気スポットでもある巽橋のたもとにある辰巳大明神を起点に、新橋通りと白川南通りのふた手に別れますが、特に白川沿いが「祇園白川」と呼ばれ、人気になっています。

町家の趣の続く石畳の道を、お茶屋に出入りする舞妓さんや芸妓さんがそぞろ歩き、柳を水面に映した白川に鯉や鴨が泳ぐという、京都の情緒がすべて揃った空間がそこにあります。

春にはさらに、枝垂桜の妖艶な立ち姿が彩りを重ねて、文字通りの「はんなり(花あり)」した情景が堪能できる名所と言えるでしょう。

ただ、そんな人気スポットは、道も狭く団体客でも賑わうため、特に春にはかなりの人出になります。平日や早朝こそ少し和らぎますが、週末の日中などは、かなりの混雑を覚悟するようでしょう。

・巽橋、巽大明神など絵になるスポットもあります。特に人気なのが桜の季節で、かなりの人出があります。

・三月下旬に祇園白川に行きました。桜が綺麗で、もちろん人はいっぱい。特に巽橋は人で埋め尽くされていました。

白川南通りには、ソメイヨシノを中心に枝垂桜など、約40本の桜が川沿いに咲き、並木道を作っています。3月下旬ころからほころび始め、4月上旬には全体的に見頃を迎えます。

もちろん日中の街並みも情緒がありますが、祇園の桜を味わうのなら宵の風景を抜きには語れないでしょう。

例年3月下旬から4月上旬の桜見頃に合わせて、宵の口から明かりが灯され、艶やかな街並みがいっそう耽美な景観に様変わりします。新橋通りでは、灯篭が設置される「花灯路」も行われます。

「かにかくに 祇園はこいし寝るときも 枕の下を水のながるる」

(何やかやとにかく祇園は恋しいところだ。寝る時も枕の下を川が流れて、せせらぎの音をたてており、情緒のこまやかなところである。)

白川通りに歌碑もある、祇園通の歌人・吉井勇の歌そのままの、しっぽりとして艶やかな京都祗園の夜桜が堪能できること間違いなしでしょう。

<祇園白川ライトアップ>
場所:京都市東山区白川南通沿い
期間:3月下旬~4月上旬
時間:18:00~22:00頃
※予定/要確認

<基本情報>
住所:京都市東山区元吉町付近
TEL:075-561-0970(京都祗園縄手繁栄会)
見学日:自由
見学料:無料
拝観時間:終日
駐車場:なし
アクセス:京阪電車「祇園四条」駅下車 徒歩約3分
     阪急電車「河原町」駅下車 徒歩約5分
     市バス「祇園」下車 徒歩約5分
見頃:3月下旬~4月上旬
サイト:http://gion-nawate.com/(京都祗園縄手繁栄会)

まとめ

京都屈指の桜の名所と言っても、これほど個性や趣が違うスポットが目白押しなところも、京都の魅力でしょう。

特に東山は、京都らしい艶やかではんなりした風情に溢れるところばかりなので、どこへ行くか贅沢な悩みを抱えるエリアでもあります。

そんな価値ある桜風景を、ぜひご自身の目で確かめに訪れてみて下さい。

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