京都 桜の名所|左京区編②|平安神宮・哲学の道・半木の道

kamogawa-nakaragi-sakura-2016

古都・京都は四季すべてが美しい風景ですが、特に春の桜景色は秋の紅葉と並んで見逃せない風物詩です。

そんな京都で、穴場を探してゆったりと桜を鑑賞するのも楽しみのひとつですが、やはり混雑を覚悟してでも行ってみたい名所もはずせません。

そこで、京都の桜名所で定番とも言える観光スポットを、その見どころや見頃とともに紹介しましょう。


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

スポンサードリンク

平安神宮の桜の見どころや見頃は?

<平安神宮>

heianPRO20140128223559cfds
出典:「京都もよう」

明治時代に5度ほど開かれた産業促進博覧会(内国勧業博覧会)が、平安遷都1100年祭に伴って京都で開かれた際に、平安京の朝堂院を模して建設された神社で、衰退していた京を復興させる願いも込めて建てられました。

その後、桓武天皇などを祀って京都の総社となり、火災での焼失も経ますが再建され、近年では境内の6社が重文に指定されています。

壮大な鳥居や大極殿、応天門の鮮やかな丹塗りは壮麗の一言で、八坂の塔と並んで京都のシンボルとも言える建造物と言えます。

また名勝指定もされた神苑は、東・中・西・南の4つに別れた池泉回遊式庭園で、四季折々で花ごよみの華やかな風景を見せてくれます。

10月22日に行われる、京都三大祭りのひとつ「時代祭り」は有名で、市民2000人もの行列で、時の移り変わりを再現する時代絵巻です。

朱色に彩られた境内は、神代の国たる日本が強く感じられ、国内外を問わず人気の理由になっていますが、春にはいっそう日本の優美な印象を桜が引き立たせます。

ただ、人出のわりには、境内が広いので混雑感は穏やかなスポットとも言えます。

・垂れ桜が有名です。お花見シーズンに行くと本当にきれいです。垂れ桜もいろいろ種類があるんだなぁと思いながら回りました。平安神宮の朱色と相まってまたいい景色でした。

・鮮やかな朱色に目を奪われます。中も広大で神聖な気分に。春は桜もとても綺麗で、ゆっくり散策するのもオススメです。

・朱塗りの本殿が鮮やかできれいです。境内が広いので参拝者が多くてもごちゃごちゃしなくてイイです。

・大きな朱色の鳥居が目印で、とても立派です。観光客や修学旅行生でいっぱいですが、とても広いのでゆっくり散策できました。

平安神宮には20もの品種の300本もの桜が植えられていますが、桜模様の中心は主に、谷崎潤一郎が「細雪」の中でも讃えた紅枝垂桜になります。4月に入って咲く、少し遅めの桜です。

その見どころは神苑での枝垂桜で、特に南と東の神苑で八重紅桜枝垂が多くあります。回遊式庭園の入ってすぐにある南神苑では、ただちに八重紅枝垂の園に周囲を囲まれます。

菖蒲やスイレンで定評の西・中神苑を過ぎた先の東神苑では、広い栖鳳池の池畔に建つ尚美館や、水上に架かる泰平閣(橘殿)を、枝垂が囲む風靡な景色が迎えてくれます。

この東神苑は、どちらを向いても絵にならない風景はなく、平安神宮のハイライトと言えます。
ちなみに毎年4月に、この東神苑では音楽家による「紅枝垂コンサート」が行われているので、おすすめです。

日が落ちた時間のイベントなので、ライトアップされた夜桜とともに演奏を堪能できるはずです。

<紅しだれコンサート>
開催日時:2017年4月6日(木)・7日(金)・8日(土)・9日(日)
4日間とも別の演奏者プログラム
時間:18:15~21:00(2回演奏)
詳細サイト:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/kyo_np/info/moyoosi/2017benishidare/
※入れ替え制なし、客席は設けていません。

また、この神苑の枝垂桜は、苑内に入らなくても見ることができます。
それは、大極殿と蒼龍楼をつなぐ回廊の屋根を乗り越えて、裏側から東神苑の枝垂桜が枝を伸ばす景色です。

青竹色の瓦に覆いかぶさって咲く様子は、まるで紅色の雲が乗り越えて来るかのような出色の景色なので、見どころの一つと言えるでしょう。

大極殿の前に咲く「右近の桜」も忘れてはいけない目玉ポイントです。
京都御所にも咲くこの桜は、儀式の際に、天皇を左右で守る近衛大将の立ち位置を示すもので、「左近の橘」とともに一対です。
この4月上旬に見頃を迎える「右近の桜」は、格式高い風格を見せる見事な山桜なので、必見です。

なお、4月上旬には「観桜茶会」も開催されます。苑内の澄心亭でお茶をいただきながら、谷崎潤一郎も愛した枝垂を愛でるのも、至福の時間になるでしょう。

<平安神宮・観桜茶会>
期間:4月1日~15日
時間:9:00~16:00
料金:茶券800円(神苑入苑料600円別途)

<基本情報>
住所:京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221
拝観日:無休
拝観料:神苑600円(境内無料)
拝観時間:6:00~18:00(時期により30分程度変動あり、要確認)
神泉苑拝観/8:30~17:30(3/15~9/30)
駐車場:なし
アクセス:バス「京都会館・美術館前」下車 徒歩すぐ
地下鉄 東西線「東山」駅下車 徒歩約10分
京阪電車「神宮丸太町」駅下車 徒歩約15分
見頃:4月上旬~4月中旬
サイト:http://www.heianjingu.or.jp/

哲学の道の桜の見どころや見頃は?

<哲学の道>

tetugakuPRO11048714_PH
出典:PHOTOGRAPH.PRO

岡崎疏水や蹴上インクラインとともに、琵琶湖疏水が作り出す紅葉や桜名所のひとつで、若王寺から銀閣寺橋までの2kmの疏水分線沿いの小径が「哲学の道」です。

西田幾多郎(にしだきたろう)らの哲学者が思索にふけりながら歩いたことが名前の由来で、「日本の道100選」にも選ばれています。

疏水べりのこの道には、日本画家・橋本関雪の婦人が、夫の成功を報恩して寄贈した「関雪桜」と名付けられたソメイヨシノが植えられています。
その数500本あまりが咲き乱れ、地元の方や観光客の憩いの散策路になっています。

・紅葉の時期の朱に染まった哲学の道も素晴らしいのですが、桜が満開の中の道も素晴らしい。ひたすらに桜。見飽きるんじゃないかと思うほどの桜。けどそれがまたいい。

・シーズンなので、当然人も多かったんですが、それ以上に桜が見事で、桜のトンネルをくぐっているようでした。

道沿いの桜は9割がソメイヨシノですが、山桜、大島桜、枝垂桜、里桜も混じり、桜のトンネルに絶妙なアクセントを加え、楽しい散歩になるでしょう。

桜吹雪の時期には、細い疏水分線の水路は花弁に覆い尽くされ、水面がピンクに染まる花筏も見逃せない見どころのひとつと言えます。
場所によっては、水面が見えないほどの紅色の流れに、思わず息を飲むほどです。

tetsugaku18
出典:京都の桜写真

途中にある、弥勒院や熊野若王寺神社、大豊神社も見逃せない桜スポットです。

若王寺神社には、境内にソメイヨシノもあり、少し山を登ると「桜花園」もあるので、散策の途中で寄ってみるといいでしょう。

弥勒院は、聖護院門跡の境外塔頭で、祀られる「しあわせ地蔵」は縁結びのご利益があり評判です。桜が咲く頃(4/8)には、お釈迦様に甘茶をかけて祈願する「花まつり」も行われるので、桜の下でやってみてはいかがですか?

大豊神社については、別記事を参照下さい。

また、思わず覗きたくなる、おしゃれなカフェもたくさんあるのが哲学の道の魅力なので、疲れた足を休めるのに利用するといいでしょう。

おすすめは「よーじやカフェ銀閣寺店」。買い物や休憩タイムが過ごせる、情緒あふれる庭園を持つカフェで、人気の油取り紙でも有名なお店です。

<よーじやカフェ銀閣寺店>
住所:京都市左京区鹿ヶ谷法然院町15
TEL:075-754-0017
営業時間:10時~18時 無休(LO17時30分)
サイト:http://www.yojiyacafe.com/store/ginkakuji.html

<基本情報>
住所:京都市左京区浄土寺下南田町
見学日:自由
見学料:無料
見学時間:終日
駐車場:なし
アクセス:市バス「銀閣寺前」「銀閣寺道」下車 徒歩約5分
京都市営地下鉄 東西線「蹴上」駅下車 徒歩約20分
見頃:4月上旬~4月中旬


スポンサードリンク

半木の道の桜の見所や見頃は?

<半木の道(なからぎのみち)>

9ce145f51ea087374dec09bbbb4bb2ce
出典:「京都もよう」

高野川と合流して「鴨川」と名前が変わる前の、「賀茂川」沿いの土手の上の800mほどの小径は「半木の道」と呼ばれ、枝垂桜の名所として愛されています。

「半木」とは、川沿いにあった「流木(ながれぎ)神社の森」から付けられた名前で、その際洪水で流されてきた縁起を嫌って「半」に文字を変えたとされます。

京都の桜を長年支えてきた、高名な桜守り・佐野藤右衛門が手がけた桜並木で、棚に渡されて枝を伸ばす70本もの枝垂桜のアーチは、気持ちいい春の日差しとともに花見を満喫できる散策路です。

メインの紅桜枝垂はソメイヨシノのあとの桜なので、4月上旬から中旬にかけてが見頃でしょう。特に一重桜より、八重桜の方がいくぶん遅めです。

賀茂川の穏やかな春のせせらぎに包まれた堤防の桜道は本当に心地よく、対岸にもあるソメイヨシノも風景に遠近感を添え、開放的な花見が楽しめます。

・賀茂川の北山エリアにある遊歩道です。しだれ八重桜が本当に見事です。

・鴨川沿いの枝垂桜が続く道で川風が気持ちよくて開放感があります。

・紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノよりも気持ち濃く、程よい薄紅色。ちょうど満開の時に、歩けました。寺院仏閣が超混雑の時期ですが、ここは、すぐ横が広い川なので、開放感もあり、お気に入りの場所です。

近年、4月の第2土日の11時~15時半に、「鴨川茶店」という催しが、地元の環境美化の有志団体の手で開催されます。
演奏のイベントとともに茶席も設けられ、露店も出て賑わいますので、予定が合えばご覧ください。

また、道を挟んで川と反対側には、広大な京都府立植物園が広がっており、やはり500本もの桜が咲き乱れる花見スポットなので、併せて寄らない手はありません。⇒関連記事

なお、もちろん舗装はされていない土の道なので、歩きやすい靴で散策ください。

<基本情報>
住所:京都市左京区下鴨半木町
見学日:自由
見学料:無料
見学時間:終日
駐車場:なし
アクセス:地下鉄「北大路」駅下車 徒歩約8分
見頃:4月上旬~4月中旬
※TOP画像も半木の道の風景:出典/「京都もよう」

まとめ

京都の桜の名所は、ひとつひとつが驚くほど趣が違うスポットなのも、京都の魅力でしょう。

特に洛東の左京区エリアは名だたる桜名所の宝庫で、混雑も考慮して計画を立てようとすると、回りきれないくらいスポットがあります。

ぜひうまく工夫して、そんな価値ある桜風景を、ぜひご自身の目で確かめに訪れてみて下さい。

⇒記事一覧はコチラ

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。