春のめまいが女性に多い原因は?改善のための対処のポイントは? 

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春は、ようやく寒さも緩んで、身体が夏に向かってならし運転を始める時期です。

そんな木の芽時なのでいろいろ体調も崩しがちですが、春にめまいで悩む方もたくさんいます。

特に女性に多いと言われ、不意にめまいに襲われると心配なものです。

そこで、春先に特有のめまいについて、その原因や改善のポイントをおさらいしてみましょう。

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春のめまいの原因のチェック法と女性に多い理由

もし春先に決まって毎年起きているめまいでしたら、脳卒中など重大な疾患の可能性は低いですが、念のためチェックは必要です。

そのめまいは、グルグルするものですか?フワフワするものですか?

もしグルグルするのなら、平衡感覚を司る三半規管自体に問題があることが多いので注意が必要です。

特に、音が聞こえづらかったり、耳鳴りを伴う場合は、メニエール病や難聴などの治療するべき病気の可能性があるので、耳鼻科を受診すること。

また、めまいの種類にかかわらず、しびれやものが二重に見えたり、ろれつが回らなかったりしたら、脳疾患が疑われるので、緊急を要します。
安静にして様子を見るのではなく、救急を呼んでも病院に行くべきです。

もしそんな疑いがなく、立ちくらみ程度やフワフワするめまいなら、原因の多くは自律神経の乱れ。

特に、寒暖差が激しい気候に加えて、生活や環境が変わる春先は、体や精神にストレスがかかり、自立神経に変調を起こしがちです。

目や内耳、皮膚などの平衡感覚器が正常でも、平衡感覚を司る前庭小脳へ、支障をきたした神経が情報をうまく送れなくなっていることが原因なのです。

自律神経失調の症状である吐き気や肩こり、頭痛を伴うことが多いめまいでもあります。

また、特に女性は、春の冷えや生理不順でホルモンバランスが崩れると血圧調整機能が低下し、一時的な脳の虚血によるめまいが起こることも分かっています。

仮に受診しても、異常なしと判断され、治療や薬の処方もない場合も多いので、かえって困ってしまう春先の変調と言えるでしょう。

では、春先のめまいを自分で少しでも改善や予防・緩和できる対処策はないものなのでしょうか?

春のめまいの対処 体操で平衡感覚を鍛えるには?

自立神経一般をセルフケアで整える方法はたくさん紹介されていますし、休養や入浴、睡眠の質を高め、意識してリラックスに努めることは、もちろん大切です。

ただ、すぐにデリケートな神経のバランスを効果的に改善するのは、なかなか難しいもの。

そこで、平衡器官や前庭小脳を鍛えて、平衡感覚を養うのは、めまいを改善する手っ取り早い対処ポイントです。

めまいは、具体的には左右からの平衡感覚の信号が、偏って伝わることで起きます。

フィギュアスケーターはその誤差を小脳で補う力が鍛えられているため、激しい回転でも目が回らないと言われます。

実は、この平衡感覚は、簡単な方法で養うことができるので、紹介します。

<平衡感覚を鍛えるエクササイズ>

①~椅子に腰掛けて、腕を伸ばした状態で、肩の高さで親指を上に向けて立てます。親指の先に視線を固定したまま、首を左右にゆっくりと20回程度動かして下さい。

②~①と同じ姿勢で、今度は見つめた親指の方を、左右へゆっくりと20回ほど動かして下さい。

③~椅子に座った状態から、まず目を開けて立つ・座るを5回繰り返し、その後に目をつむって、やはり立つ座るを5回繰り返します。

必ず椅子に座った状態で行い、くれぐれも転倒には気をつけること。

また気持ち悪くなることもあるので、無理ない範囲から少しずつ始めて下さい。苦手な方は、1度の視線移動でも気分が悪くなる場合もあります。

それでも少しづつ続ければ、早ければ1週間から10日程度で効果が感じられるはずです。

行楽シーズンを控え、車酔いが悩みの方にも効果が望めるエクササイズなので、ぜひ試してみて下さい。


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女性のめまいを改善する食事でおすすめは?

よく、食生活でさまざまな不調を改善できることがありますが、めまいに関しては、直接作用して効果がある食物は残念ながらありません。

ただ、自律神経のバランスに刺激を与える食材は避けるべきでしょう。

例えばアミノ酸の一種のチラミンがそうです。

・チラミンを多く含む食材~チーズ バター チョコレート ワイン ビール コーヒー バナナ アボカド そら豆 タラコ すじこ カジキ サラミ ソーセージ ハム レバー

他にも交感神経を刺激するものに、カフェインやテオブロミン、カプサイシンなどがあります。

・カフェインを多く含む食材~コーヒー 紅茶 お茶 コーラ

・テオブロミンを多く含む食材~チョコレート ココア コーラ

・カプサイシンを多く含む食材~唐辛子 

ただ、めまいの改善には自律神経を整えるのも重要ですが、特に女性の方は血流不足の改善からアプローチしたほうが、効果が上がりやすいポイントと言えるでしょう。

特に春先のめまいは、冷えによる血行不良も原因のひとつなので、単純に体を温める食生活は効果的です。

体を温める食材は、ネギや生姜、ココアなどたくさんありますが、せっかくですから、優れた春の旬食材を利用しない手はありません。

そこで、それらを使った春ならではの、最強のめまい対策レシピをひとつ紹介しましょう。

みょうがと新玉ねぎdeかつおのたたき♪
みょうがと新玉ねぎdeかつおのたたき♪

料理名:新玉ねぎとみょうがでかつおのたたき
作者:tacTAC

■材料(4人分)
かつおのたたき / 1柵(300g)
新玉ねぎ / 1個
みょうが / 2個
あさつき / 5〜6本
ポン酢 / 大3
生姜(摩り下ろす) / 1片

■レシピを考えた人のコメント
たっぷり薬味をのせて美味しいかつおのたたき♪

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3月から5月にかけて旬を迎える上り鰹は、貧血気味の女性には救世主の食材です。
豊富な鉄分は吸収力抜群のヘム鉄で、しかも豊富なビタミンB12は赤いビタミンとも言われ、赤血球を増やします。

玉ねぎは、硫化アリルの力で血液がサラサラになり、身体を温めることは知られていますが、旬の新玉ねぎはその力も強まります。

みょうがは春が旬ではありませんが、香りの主成分のアルファピネンが発汗・血液循環を促進する効果があります。
つまり、血液の巡りが悪い場所を温めるのにはもってこいの食材なのです。

他にも、この時期に旬の、たけのこ・菜の花・ふきのとう・タラの芽・ワラビ・こごみなどの芽野菜は、毒素を排出するデトックス効果が強力で、血液をきれいにするので、併せて積極的に摂りたい春食材です。

もし、春先にめまいで困っているようなら、こんな食材で血液や血行を改善することから始めると、効果も出やすいかもしれません。

まとめ

このように、めまいは女性に多い悩みのひとつですが、はっきりした病気とまではいかない不調なので、かえって対処がしにくいものです。

ましてや春先のストレスはコントロールも難しいので、せっかくの春にすっきりしない生活が続きがちにもなります。

即効性のある対処法はなかなかありませんが、紹介した方法なども参考に、ぜひ充実した新生活をお送り下さい。

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