お食い初めは誰と祝う?祖父母を呼ぶ簡単なお祝いのすすめ

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生まれたわが子に母乳やミルク以外の食べ物を初めて口にさせる「お食い初め」。

可愛い盛りの、またひとつ成長する行事にご両親も感無量でしょう!もちろん周囲の方たちにとっても同様で、特に目に入れても痛くない祖父母もぜひ食べ物を口にする孫の姿を見たいのは人情でしょう。

ただ最近は、住宅事情も手伝いあまり大げさにやるのをは好まないおうちが増えてきているのも事実です。

お食い初めは、誰とともにやってあげるのが一番いいのでしょうか?

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お食い初めは誰と祝うのがいい?

お節句などはともかくお食い初めは、広くないマンションだし、できたらささやかにやりたいというお母さんの声をよく耳にします。確かに七五三などなら別ですが、お食い初めは夫婦忙しい中、大げさにせず家族水入らずでというのもわかります。

一方(義)祖父母の方は孫の成長の節目は是非祝いたいので、なかなかむずかしいところですね。

お食い初めをおさらいすると、生後100日目に「一生食べることに苦労しないように」と願って祝い善を用意して、赤ちゃんに口にさせる儀式です。
正式には赤飯や尾頭付きの鯛、蛤の汁などに加え、丈夫な歯を願って歯固めの石を準備したりします。

お食い初めは、場所によっては盛大に行うところもある行事ですが、近年では普通ごく内輪でするお祝いになりました。

同じ屋根の下に大家族が住んでるのが当たり前の頃の慣わしなので、昔はその家の一番年長者の祖父母が最初に箸を持って行うが当たり前でした。これには、長寿にあやかるという意味もこめられています。

でも今は「家」の考え方や様子も変わって核家族が主流の形態になったので、それでも以前はお披露目の意味も兼ねて親戚・知人を呼んだりしていましたが、今は祖父母と親子だけか、あるいは親子だけで行うのも普通になってますし、特別やらないって夫婦もあるくらいなのです。

近年のアンケートでも

<お食い初めをした?>

した:81.3% しない:9.9%

<誰とした?>

両親のみ:39.3% 
両親と両家の祖父母:17.7% 
両親と母方祖母:11.2% 
両親と父方祖母:15.8%

と、形にとらわれないで行っているようです。

なので、最近に限って言えばお食い初めは、通例のルールはなく必ず人を招待しなくてはいけないものではないということです。

お食い初めに祖父母を呼ぶすすめ

とは言え、楽しみにしている祖父母に対して無碍に家族だけでとも言いづらいですし、仮に初孫などなら余計切ない気がします。
というより、大げさにではなくともいいので祖父母の方にも祝わせてあげる方法はないのでしょうか?

立場はいろいろですが、もし子供から見たら両親だけでなくおじいちゃんおばあちゃんにも愛されて育ったと後でも知ることは、嬉しくないことはないはず。赤ちゃんには、祖父母から愛される権利はあるはずです。

また、将来の想像になりますがその子が結婚して自分に孫ができた時にその子から「来ないでいい」と告げられたときの寂しさは想像できないでしょうか?

生きていくのは結局家族ですから、家族優先に考えてぜんぜんおかしくないと思います。日ごろから譲りすぎて、家族の意思や予定を犠牲にするのは本末転倒でしょう。

逆に言えば、普段のお付き合いで毅然と距離感が保てていれば、「こういうときくらい」という余裕が生まれるのではないでしょうか?

「お食い初めくらいは家族で」ではなく「普段なかなか会わせてあげられないから、お食い初めくらい招待してささやかに祝ってもらおう」と思えるような祖父母とのお付き合いの仕方ができれば、理想論ではありますが素敵ですよね。

それには、普段ご主人がYES・NOを伝えられる毅然とした態度がなにより大切です。


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お食い初めの簡単なお祝い方

何も盛大な善を用意したりホテルを取って招待するのがお食い初めということではありません。
「本当に何も用意せずささやかに行いますが、それでもよければお越しになられますか?」と最初にお伝えすればいいでしょう。

大事なのは、母乳やミルク以外のものを口に運んであげる動作ですから、なにがなんでも正規の祝い善を用意する必要はないわけです。これは家族だけの例ですが、可愛い食器にお赤飯だけ口に運んで写真を撮って済ませましたよ~なんていう声もありました。

祖父母もいるのだからそれではあんまりというのでしたら、スーパーの出来合い品でそろうものばかりですから、汁物や煮物くらいを自分でこしらえて用意してあげれば十分だと思います。。
もし忙しいけど体裁を整えたいのであれば最近は1万円程度で宅配してくれるところがあるので、最悪お願いしてしまえばいいでしょう。

歯固めの石は決まりごとがあるわけではありませんので、河原なのできれいな石を拾ってきても大丈夫ですよ。もしそれではと思うのでしたら、近くの境内で神様に「お借りします」と石を拾ってきて、あとで戻しておけばいいと思います。

やり方を簡単に説明します。

男の子ならおじいちゃん、女の子ならおばあちゃんのひざの上に座らせ、赤飯・汁物、赤飯、魚、赤飯の順で3回口に持っていく所作を繰り返します。できれば赤飯一粒でも実際に口に入るとお祝いになります。

もし大変でなければ全員でしてあげるとよりいいでしょう。歯固めの石を噛ますか、無理なら石に触れさせた箸を赤ちゃんの歯に軽く付ける儀式も最後に忘れないで下さい。

まとめ

お金をかけず形式にとらわれず大げさにしなくとも祖父母の方は孫の泣き笑いだけ見れば満足なはずです。

考えすぎてやっぱり呼べないと考えるより、気楽にとらえて「ちょっと来ますか?」と声をかけてあげるのはお子さんや祖父母にとっても幸せなことではないでしょうか?

実家との関係はデリケートなことがありますし、遠方な場合などを考慮せずに例として紹介しましたが、あくまでひとつの考え方と理解ください。

みんなに見守られてお子さんが健やかに育つことをお祈りします!

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