ふたつの河川に守られ、徳川300年の太平の世を築く拠点となった、家康出生の城・岡崎城。
今では天守閣も昔の姿で復興され、さまざまな史跡とともに豊かな自然が包む岡崎公園として整備されています。
特に春や初夏には、河川沿いも併せてたくさんの桜や藤が咲き競う花の名所として人気。
多くの花見客で賑わうので、もし車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、岡崎公園周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
岡崎城の桜まつりの駐車場で無料や近いのは?
徳川家康ゆかりの岡崎市のシンボルとして、約10haの広大な園内に白亜の岡崎城天守や「三河武士やかた家康館」などの史跡・施設、花木など自然も溢れる歴史文化公園「岡崎公園」。
特に、「日本さくら名所100選」にも数えられる1000本近くのソメイヨシノが城郭を囲んで咲き競う、愛知一の花見スポットとして有名です。
毎年見頃の4月初旬には桜まつりも開催され、たくさんの屋台が花見を盛り上げる中、「家康行列」や東海屈指の夜桜が鑑賞できるライトアップなどイベントも盛り沢山。
<基本情報>
名称:岡崎城
住所:愛知県岡崎市康生町561-1
TEL:0564-22-2122
開館時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末(12月29日~12月31日)
入館料:
中学生以上200円 5歳以上100円(家康館別途/共通券あり)
※公園内は無料
桜まつり:
会場:岡崎公園及びその周辺の乙川、伊賀川など
期間:例年4月初旬~中旬
ライトアップ期間:3月下旬~4月上旬の見頃時期
ライトアップ時間:18:00~22:00
ライトアップエリア:マップ参照
※開催年度の最新情報を確認下さい
公式ホームページ:https://okazaki-kanko.jp/okazaki-park/feature/okazakijo/top
ただ、60万人もの見物客が詰めかける春の風物詩なので、車で訪れる方は駐車場事情をおさらいしておくと心配がありません。
岡崎公園には有料ですが専用の駐車場が1ヶ所あり、それが以下になります。※緑のPアイコン
<P.市営岡崎公園駐車場>
利用時間:24時間
収容台数:150台
料金:
7:00-22:00/30分100円 22:00-7:00/30分50円
24時間上限 1500円
※花火大会等イベント時に駐車場利用不可の場合あり
公園駐車場が無料でないのは残念ですが、時間料金は後述の周辺相場と比べても高くはありません。
また、桜まつり期間中も基本的に閉鎖されず、最も公園にアクセスがいい駐車場として利用可能です。
ただ、通常時期の天守見学や公園散策の1~2時間駐車ならともかく、お花見シーズンの長めの駐車は、打止め設定が相場よりかなり高めなので不向き。
また、普段時期であれば十分駐められるこの駐車場も、当然のことながら花見シーズンには午前中の早い時間にはまず満車です。
国道1号も含め市内主要道路は大渋滞になり、特に家康行列のある日はその練り歩くコース(マップ参照)がそのまま車両通行止め区画にもなるので、早朝の到着でもない限りまず厳しいスペースです。
そのため岡崎市により、例年以下の無料の駐車場が臨時で準備されます。※紺色のアイコン
1・2は祭り期間中を通して、3~5は家康行列開催日も含め期間中の土日に解放されることが多いようです。
いずれも岡崎城天守や公園には距離があり、特に2.明神橋公園臨時駐車場は遠めですが、この時期の目玉はむしろ河川敷の桜並木。
屋台も並ぶ川沿いでの花見や、そこから見上げる天守閣の風情が主役になりますし、地図で示したようにライトアップエリアも川沿いが中心になるので、立地的には問題ないはず。
ちなみにライトアップ終了と駐車場閉門は同じ22時なので、時間には気をつけて下さい。
それでも、収容力はあるとは言え毎年60万人近くが詰めかけるイベントスポットなので、期間中の土日などはやはり昼までには満車のケースが多くなります。
岡崎公式観光サイトでは、開催期間中に駐車場の混み具合情報を発信しているので、確認しながら向かうといいでしょう。
いずれにしても車で行く方は、念のため周辺のコインパーキング事情もおさらいしておくことも必要な準備になります。
岡崎公園の駐車場で穴場やおすすめは?
そこで、以下が岡崎公園の周辺パーキング一覧になります。※ピンクのアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き情報が取れるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
前述の通り、祭りイベント期間は公園だけでなく河川敷エリアも観光ポイントになるので、パーキングも少し広めにピックアップしています。
ご覧のように駐車場は主に公園北側市街地と東岡崎駅周辺に集まります。
普段時なら立地的にベストは公園北側ですが、国道沿いでもあるこのエリアは行楽時期には混み合います。
このエリアでキャパシティが頼もしいのは、
2.タイムズ岡崎ウィズスクエア(122台)
4.タイムズ岡崎シビコ(110台)
7.康生パーク(163台)
37・38.りぶら東駐車場1・2(約450台)
で、近年きれいになった図書館や文化ホール施設の37・38は、定休日(水曜)やイベント日程に注意すれば覗いてみる余地はあります。
また、東岡崎駅周辺なら、
35.名鉄協商東岡崎パーキングビル(402台)
が、キャパがある穴場としてもおすすめ。
乙川河川敷の南側川畔のライトアップポイントにも近く、家康行列の到着前後の合戦演習・花火イベントの見物にも最適。
ただ、行列当日は行進ルートだけでなく、その周辺道路も通行制限がかかるので注意して下さい。
岡崎城の駐車場で無料や安い料金は?
最後に、周辺パーキングの料金相場も見てみると、1時間あたりではぼ200円(平均241円)と、公園駐車場と同じ。
一方日中の最大料金は平均で921円なので、公園駐車場の1500円と比べてかなり手頃です。
そこで、終日お花見や散策をゆっくり楽しむ際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
2.タイムズ岡崎ウィズスクエア(122台/24時間最大600円)
4.タイムズ岡崎シビコ(110台/24時間最大600円)
8.リパーク岡崎材木町1丁目第2(17台/12時間最大500円 24時間最大600円)
9.リパーク岡崎材木町1丁目(6台/12時間最大600円)
12.名鉄協商岡崎材木町(5台/24時間最大600円)
28.名鉄協商中岡崎駅東(22台/24時間最大600円)
30.タイムズ岡崎八帖(7台/24時間最大600円)
が、いずれもワンコインちょっとで収まる格安のパーキング。
混雑は別にしておすすめを挙げれば、2や4は覗いてみたい価格と立地です。
一方時間料金で見てみると、1時間換算で200円のパーキングがリスト中で3分の2以上を占めます。
なので、時間料金は200円で良しとするとして、それ以外でおすすめポイントがあるのが、
4.タイムズ岡崎シビコ(110台/09:00-00:00 30分¥200/シビコ500円以上利用で2時間無料)
7.康生パーク(約450台0/7:00-22:00 30分100円/リブラ施設利用で2時間無料)
37・38.りぶら東駐車場1・2(約450台/09:00-21:00 30分100円/リブラ施設利用で2時間無料)
4は料金自体は高めながら、花見の買い出しなどを少しすれば2時間無料なので、うまく活用の余地があるのでは。
また、施設利用でやはり2時間無料の7や37・38は、市外の方のりぶら利用はしにくいかもしれませんが、例えば館内で無料の内田修ジャズコレクション展示を覗いてみてもいいかも知れません。
ちなみに、岡崎公園の駐車場もこの文化施設利用で割引がきくので、覚えておくといいでしょう。
岡崎城・岡崎公園の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技場やイベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する観光スポット周辺でも最適の選択肢と言えます。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
まだ岡崎城の周辺では豊富とは言えませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
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まとめ
岡崎桜まつりは、天守閣や公園施設に加えて、150軒近いの露店やライトアップされた夜桜など見どころも豊富。
中でも何と言っても最大の目玉は、勇猛な三河武士団の出陣式や行進を再現した豪華絢爛な時代絵巻「家康行列」に尽きます。※行進ルートはマップ参照
毎年スペシャルゲストも参加して、多くの見物客が沿道やスタート地点の伊賀八幡宮、ゴール地点で合戦風景や花火が催される河川敷に詰めかけます。
そんな愛知一の春の風物詩の車で出かける際に、記事がお役に立てば幸いです。
※情報は記事執筆時のものです。変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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