京都の紅葉で左京区の穴場を厳選! 南禅寺・金戒光明寺・真如堂!

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ため息が出るほど紅葉のきれいな京都ですが、人でごった返す意味でもため息が出てしまうのが残念なところ・・・

特に清水寺や永観堂など有名な場所は、立地条件も手伝い人混みに埋もれながらの紅葉見物になることがほとんどです。

シーズンの京都でも、ゆっくり紅葉を眺められるスポットはないものでしょうか?そこで、今回は京都市の中心エリアの左京区で探してみました。

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京都で紅葉の穴場 南禅寺とは?

左京区は、なんと言ってもあの混雑でも有名な「永観堂」があるエリアですが、実はその付近にぽっかり穴が空いたような穴場名所があるのをご存知ですか。互いの距離も近く、ぜひおすすめなので紹介します。


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

<南禅寺>

住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
TEL:075-771-0365
拝観料:境内は無料/南禅院300円/天授庵大人300円小中高300円
駐車場:あり(有料)
アクセス:電車/地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約10分、
バス/JR京都駅から市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分
見頃:11月中旬~下旬
サイト:http://www.nanzen.net/index.html

知名度から意外に思われるかもしれませんが南禅寺は道幅もあり敷地も広いので、紅葉人気スポットの中では比較的ゆったり見れる穴場です。見ごろの時期はさすがに混雑はしますが、それでも清水寺など超定番スポットと比べればストレスを感じるほどの状態にはならないので、人気度を考えればおすすめしたい穴場と言えます。

臨済宗の大本山の南禅寺は、約4万5千坪の広大な敷地に300本ものカエデが観光客を迎える彩りが見事です。見ごろは11月中旬~下旬。

石川五右衛門に「絶景かな」と言わしめた圧倒される大きさの三門を飾る紅葉の風景は、まさに京都の風景そのものです!

境内は無料で自由に散策できますが、やはり紅葉が綺麗な天寿庵や南禅院は拝観料が必要です。
大きくはこの3つが紅葉観賞のエリアですが、寺社以外にも、あたかもローマ建築のような水路閣は琵琶湖から水を引く水路橋で、紅葉も見事な人気ポイントなので多少混みますが押さえておきたいところ。

夜はライトアップも施されますので、ぜひ時間を調整して幻想の光景を眺めてください。

また、広い敷地の中の塔頭(たっちゅう=支寺)にひとつで、東の奥に名所の中の名所があります。それが「最勝院」(高徳庵)で、訪れた人は水路閣までは来ても最勝院までは来ないことが多いので穴場としておすすめです。

山門へ続く紅葉の参道はひし形の敷石が情緒を醸しだしていますし、境内の本堂前の縁結びの松と紅葉のコラボレーションは思わずレンズを向けるほど絵になります。

松の根元に置いてある狸の置物に散ったピンクの紅葉がふたつみっつ張り付いているのも楽しい風景で落ち着きます。

水路閣へ行ったら道沿いに坂を上がっていくとこの隠れ名所はありますので、併せて押さえておく穴場と言えます。

ちなみに、南禅寺には2時間まで1,000円の駐車場はありますが、渋滞を考えると車やバスより電車が楽です。
京都駅から地下鉄で蹴上駅下車で徒歩10分程度です。

京都で紅葉の穴場 金戒光明寺とは?

<金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)>

住所:京都市左京区黒谷町121
TEL:075-771-2204
拝観時間:9:00~16:00
定休日:無休
拝観料:境内は無料
庭園観料:大人600円、小学生300円 門拝観料:大人800円、小学生400円
夜間:大人800円、小学生400円(ライトアップ時)
ライトアップ期間:11月中旬~下旬(要確認)
ライトアップ時間:17:30~20:30(要確認)
見頃:11月中旬~12月上旬
サイト:http://www.kurodani.jp/

人でごった返す紅葉の京都にあって、ここだけ忘れ去られたようにぽっかり現われる静謐とした空間。

春は桜、秋は紅葉の穴場として地元の方にも愛されている金戒光明寺は、その住所から「クロタニさん」とも呼ばれています。

法然上人が修行後に比叡山の黒谷(青龍寺)から降りてこの地で庵を結んだためで、それ以降比叡山は元黒谷と呼ばれるようになりました。
また、京都の治安を守る京都守護職が設置され、新撰組発祥の地でもあります。

そんな浄土宗のルーツとも言える光明寺は、山門、御影堂、三重塔、18の塔頭などで構成され、紅い紅葉に包まれるさまはキャンペーンポスターでもおなじみなように、京都そのものの景観と言えます。

ちょっと面白いのが、「敷地内に鎮座する五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏」。普通の阿弥陀様と違い、長い修行の果てに頭髪が渦を巻くように大きく伸びた螺髪(らほつ)になっているので、通称「アフロ地蔵」と呼ばれて親しまれています。日中行かれるのなら、ぜひ探してみて下さい。

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シーズン中には、勇壮な山門の楼上内部が特別公開され、紅葉に染まった京都市内を見下ろすことができます。

2014年からは、ライトアップも始まり枯山水の「紫雲の庭」などが紅葉とともに照らされ、目を奪われるほどの絢爛さです。

回遊庭園の横にある茶室では京菓子とお抹茶を提供しているので、ライトに浮かび上がった紅葉を眺めながら味わうと至福のひと時になるでしょう!

紅葉の見頃は例年11月下旬~12月上旬です。

ライトアップなどのイベントもありつつ、いまだ穴場的な存在であり続ける金戒光明寺は、南禅寺や真如堂と並んで稀有な紅葉スポットと言えるでしょう。


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京都で紅葉の穴場 真如堂とは?

<真如堂>

住所:京都市左京区浄土寺真如町82
TEL:075-771-0365
拝観料:境内は無料/本堂・庭園拝観料:大人500円、高校生400円、中学生300円
拝観時間:9:00~16:00
駐車場:あり(紅葉シーズンは利用できません)
アクセス:電車/地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約20分、
バス/JR京都駅から市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約30分
見頃:11月中旬~12月上旬
サイト:http://shin-nyo-do.jp/

実際に行った方のレビューで、必ず

・ゆったりと紅葉を楽しめました
・紅葉の京都は大変混んでいましたが、ここはそこまで酷い混雑ではありませんでした
・観光客が有名所ほどいないの・・・

と口を揃える真如堂(真正極楽寺)は、左京区では間違いなくおすすめの穴場です。理由は交通の便が悪いためで、駅から少し離れているので混雑渋滞する車やバスでのアクセスをせざるを得ないからでしょう。

ただ、紅葉は苦労していく甲斐が十分ありますし、地下鉄蹴上駅で降り、前述の南禅寺~金戒光明寺の流れで辿れば距離を感じることはないでしょう。

天台宗の寺で、正式名称は真正極楽寺といいます。992年一条天皇により建立され応仁の乱で消失後、1693年この地に再興されました。

朱に塗られた門前や、本堂奥に続くカエデのによる赤1色に染まった光景や、散り紅葉時の真っ赤な絨毯には思わず息を呑むほど。京都の中ではそれほど大きい寺社ではありませんが、立派な本堂や三重塔など京都らしさを十分味わえるお寺です。

祀られている阿弥陀如来は女性にご利益があると言われているので、女子旅には必見です。

境内は無料ですが本堂へは拝観料が必要です。本堂の廻り回廊から見る紅葉アングルはとても美しいので、ぜひ拝観してみてください。

尚、見ごろは11月下旬~12月上旬です。

まとめ

紅葉の超定番スポットの近くゆえに、案外そこで満足して訪れにくい名所は結構あるもの。

永観堂近くの南禅寺~金戒光明寺~真如堂はそんな訪れた方の満足度も高い隠れた優良スポットですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

⇒左京区の他の紅葉穴場は
「京都の紅葉で左京区の穴場を厳選②!赤山禅院・蓮華寺・実相院門跡!」
「京都の紅葉で左京区の穴場を厳選③!金福寺・円通寺・曼殊院!」
「京都の紅葉で左京区の穴場を厳選④!無鱗庵・法然院・安楽寺!」
「京都の紅葉で左京区の穴場を厳選⑥!霊鑑寺・天授庵・鷺森神社!」

⇒記事一覧はコチラ

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