京都の紅葉で西京区の穴場を厳選!勝持寺・大原野神社・地蔵院!

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黄金色のトンネルに真っ赤な絨毯!

紅葉スポットで見られる美しい景観ですが、京都ではさらに寺社仏閣の風景が加わって演出を深め、一味違う体験をすることができます。

理想を言えば人が少ないところでそれを体験したいところ。そこで京都のそんな紅葉が堪能できる穴場スポットを探してみます。

今回は西京区でピックアップしてみました!

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京都で紅葉の穴場 勝持寺とは?

山科区と同時に誕生した西京区は、京都では新しい区のひとつです。にしきょうくと読み、渡来した秦氏一族が居住していた地域で、桂離宮や西芳寺(苔寺)などが有名です。
山の麓に古い寺社が多く、京都市から離れているため観光客が足を向けにくいエリアでもあります。

今回はそんな西京区での穴場スポットを紹介します。


※右上の□ボタンで拡大してご覧下さい。その際、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。

<勝持寺(しょうじじ)>

住所:京都市西京区大原野南春日町1194
TEL:075-331-0601
拝観日:無休
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:一般400円・高校生300円・小学生200円
駐車場:あり(無料)
アクセス:桂駅西口下車、バスで南春日町バス停下車後徒歩約20分
     市バス 南春日町バス停下車徒歩約20分
見頃:11月中旬から11月下旬
サイト:http://www.shoujiji.jp/

西行法師によって植えられた100本近い桜の名所で「花の寺」とも呼ばれていますが、紅葉も見事で境内を真っ赤に染め上げます。
西山連峯の麓に位置する山寺なのでアクセスが不便で坂道も多く少し大変ですが、それゆえ人出も激しくなく穴場としてはかなりおすすめです。

・人がいなくてゆっくりと季節を楽しむことができる数少ないお寺だと思います。

・紅葉の時期でしたが、あまりこんでいなく穴場的でかなりオススメです。

天台宗派の古刹で、応仁の乱で焼失以後再興されて現在に至ります。

途中にある仁王像が両側を守る門を抜けしばらく坂道を進むと、ほどなく紅く染まった寺に到着します。境内全域で紅葉が眺められますが、とくにおすすめは瑠璃光殿や書院周辺で、趣のある建物を背景に紅葉がマッチし京都そのものの雰囲気が味わえます。

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公式HPより

また境内を流れる小川に浮かび流れる落ち葉も風情があり、思わずカメラを向けてしまうでしょう。風が通り抜ける気持ちのいい紅葉スポットです。

ちなみに瑠璃光殿には重要文化財の薬師如来像や西行法師像など宝物が収蔵されており、一見の価値ありなので併せて見学してください。

見頃は山あいのため若干早く、11月中旬から下旬です。

前述のとおり、山あいのお寺なので歩きやすい靴を履いてハイキングのイメージで向かったほうがいいスポットです。

京都で紅葉の穴場 大原野神社とは?

<大原野神社(おおはらのじんじゃ)>

住所:京都市西京区大原野南春日町1152
TEL:075-331-0014
拝観料:無料
休日:無休
駐車場:あり(有料)
アクセス:桂駅西口下車、バスで南春日町バス停下車後徒歩約20分
     市バス 南春日町バス停下車徒歩約20分
見頃:11月中旬~下旬
サイト:http://oharano-jinja.jp/index.html

勝持寺と同様桜の名所で、数日しか咲かない「千眼桜」を目当てに訪れる人が多い神社です。長岡京遷都の際の奈良春日大社の分祀社で、春日大社と同じ朱塗りの社殿が神社のイメージにピッタリの印象を感じるでしょう。

紅葉の風景も訪れる人を満足させるに十分で、やはりこのエリアのアクセスしづらさも手伝い穴場としておすすめです。

・市街地からは離れていることもあり、紅葉の美しさのわりには人が少ないため写真撮影などにはオススメです。

朱塗りの鳥居をくぐりながら200m続くモミジのトンネルの参道を歩いていくと、趣たっぷりの鯉沢の池が紅い紅葉にとともに見物客を迎え、その先では紅葉に包まれて映える朱塗りの社殿が目の前に広がります。入り口を守るのが狛犬ならぬ駒鹿なのも大原野神社ならではです。

千世までも 
心してふけ 
もみじ葉を
         
神もをしほの 
山おろしの風

※意訳
「神も惜しむこの紅葉を散らさないように
 山おろしの風よ
 いつまでもこころして吹いておくれ」

平安の歌人、藤原伊家がここを訪れた際に歌った和歌が、当時から紅葉が素晴らしかったことを伝えています。

見頃は山あいのため若干早く、11月中旬から11月下旬です。

源氏物語の作者紫式部にも大野原神社がこよなく愛されたのは、それだけ風雅あふれる小塩山の名刹だからでしょう。


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京都で紅葉の穴場 地蔵院とは?

<地蔵院>

住所:京都市西京区山田北の町23
TEL:075-381-3417
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:一般600円、小学生・中学生300円
駐車場:有り(無料)※数台程度
アクセス:阪急上桂駅下車 徒歩約15分
     京都バス 苔寺バス停
見頃:11月中旬~下旬
サイト:http://takenotera-jizoin.jp/

別名「竹の寺」で知られる地蔵院は臨在禅宗の寺で、その愛称のとおり入り口の総門を抜けると勇壮な竹林にはさまれた苔むした道が延びています。
程なく見えてくる本道は紅葉に彩られ、竹の緑色に慣れた目に朱色のもみじがまぶしいほど。

季節に応じたカエデの装いの変化や足元の苔の絨毯、そして境内を守る竹林の静謐なパワーが混在した癒しのスポットでもあります。

交通の便が少し悪いのに加え、近くには苔寺として名高い西芳寺や「鈴虫寺」と呼ばれ恋愛成就としても人気の華厳寺もあるので、この地蔵院は穴場スポットになっているのかもしれません。
紅葉時期の嵯峨野散策では、はずせないお寺と言えます。

・まだ紅葉時期の12月初旬に拝観。過去に訪れた京都のどの寺社よりも静かな時間を過ごすことができました。

・紅葉シーズンでしたが観光客も少なく静寂を楽しめました。

あまり観光客目当てに紅葉の樹木を増やさず竹林とのバランスを守っている地蔵院の頑なさが、今も昼なお暗い貴重な空間を保っているといえます。

見頃は、11月中旬から下旬にかけてになります。

せっかく行ったのですから、穴場とは言えず少しは混みますが西芳寺(苔寺)~華厳寺(鈴虫寺)~安産祈願の月読神社と個性的なお寺たちを楽しむのもいいでしょう!ロマンあふれるルートで、女子旅にも絶好です。

2駅先はもう名所嵐山の位置でもあるので、行くようなら混雑対策を立てて向かって下さいね。

まとめ

今回おすすめの穴場スポットの内、勝持寺と大原野神社は距離的にも離れていないので、散策コースとして廻るのがおすすめです。やはり紅葉の穴場で近くの正法寺と併せて行ってみてください。

ハイキングに行くような格好で廻ると、秋の気持ちいい陽気の中でちょうどいい紅葉狩りが楽しめるでしょう!

⇒西京区の他の紅葉穴場スポット
「京都の紅葉で西京区の穴場を厳選②!十輪寺・善峯寺・金蔵寺!」
「京都の紅葉で西京区の穴場を厳選③!正法寺・法輪寺・千光寺!」

⇒記事一覧はコチラ

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