銀杏城の愛称で親しまれ、約76万㎡に及ぶ城域を堅固な堀と石垣が囲む、清正の城・熊本城。
平成28年4月の熊本地震以来、復興に向けて修復途上ながら、「行ってよかった!日本の城ランキング」で連続1位を獲得しているなど、そのスケールが人気の名城です。
今だからこそと見学に行く方が多いスポットですが、車で行く方には駐車場のことが心配です。
そこで、熊本城周辺の駐車場事情をおさらいしてみます。
※2018年度版(2018年6月29日再調査)
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
熊本城の駐車場の混雑や料金は?
地震以来、被害によりまだ危険なエリアは立ち入りできませんが、少しでも城の景観や被害の様子を観てもらうために、以下のような周遊ルートが設けられています。
出典:公式ホームページ
またお城のふもと「桜の馬場」と呼ばれるエリアにある「城彩苑」は、歴史文化の体験や名産品の販売や食事、イベントなど、熊本をたっぷり味わうことができる施設。
なので、たとえ全体を観光できなくても、十分城郭の息吹を感じることはできるでしょう。
ちなみに1周する周遊ルートもありますが、周囲5.3kmの熊本城をぐるっと廻るのは、そこそこ大変です。
そこで、城彩苑や二の丸広場から加藤神社を巡るコースが一般的ですが、それでも往復には2時間程度かかります。※マップ赤いルート参照
城内に入れなくても、肥後54万石の大城は半周だけでもそれくらいかかりますし、それに城彩苑での休憩や買物を入れれば、所要時間は3時間程度の余裕を持って見ておきたいところ。
駐車場もそんな時間目安で計算しておけばいいと思いますが、もちろん熊本城にも、いくつかの公式駐車場が設けてあり、それが以下の5箇所。※赤いPアイコン
地震の前であれば、城域、本丸・天守への入口やルートは数カ所あり、駐車場の選択も悩むことはありませんでしたが、現在の見学状況では駐車するのはP1.二の丸・P4.城彩苑がベスト。
もちろんP2・P3.三の丸駐車場にも、熊本博物館や旧細川形部邸が近いという利点はありますが、現在の見学コースの起点位置を考えると、少し不便な立地になります。
駐車場はいずれも8時から開いていますが、普段時の平日ならともかく、土日祝日や連休ともなれば9時~9時半には満車になり、待ち行列ができるのが普通。
中でも二の丸駐車場は、地震前でも天守との往復に利用者が多かったスペースですが、現在の見学ルートになった今では、さらに混み具合が進んでいます。
もし確実に駐めたければ開放時間の8時くらいを目安にするか、場合によっては三の丸駐車場もに回ってみるといいかも知れません。
ちなみに、二の丸と城彩苑の間は、マップに記載のルートで無料のシャトルバスが運行しているので、城彩苑から二の丸広場への階段や坂道が厳しい方は、うまく活用するといいでしょう。
料金的には、周辺パーキング相場(平均241円/h)と照らしても1時間あたり100円は手頃。
また、周辺の上限料金相場(平均1059円)と比較しても、7~8時間までくらいなら十分安く抑えられます。
立地も考えればやはり最適なスペースであり、少し早めに行動しても駐める価値は十分にあります。
熊本城の駐車場で安い料金のおすすめは?
もし公式駐車場にいっぱいで、入庫のめどが立たないときは、周辺パーキングを当たる必要があります。
そこで、熊本城の周辺パーキング一覧が以下の通り。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
見学始点へ近い二の丸駐車場から1km弱の圏内でピックアップしました。
ただ少し遠めになりますが、下通りの白川寄りに収容キャパシティの優れたパーキングが集まるエリアがあるので、併せて拾っています。
ご覧のように、熊本市の中心繁華街・下通りエリアを中心に、周辺にパーキングはかなり豊富。
少し歩くことを前提にすれば、行楽シーズンでも駐めるところが見つからないということはないはずです。
料金的には、前述の通り時間あたりでは300円弱、日中の最大料金が千円ちょっとといった平均相場。
そこで、熊本城の平均観光時間の3時間程度をなるべく手頃に駐められるところを拾ってみると、
10.アパマンショップ上熊本パーキング(1台/08:00-20:00 60分100円)
19.セイワパーク新町3丁目(5台/終日90分100円)
34.エクセレント新町パーキング(10台/08:00-22:00 70分100円)
53.トラストパーク新市街(61台/終日60分100円)
57.タイムズ新町第5(6台/終日50分100円)
61.リパーク熊本新町1丁目第3(4台/08:00-20:00 60分100円)
69.リパーク熊本内坪井町(7台/終日60分100円)
74.銀河駐車場(500台/終日50分100円)
が、1時間換算で100円前後のパーキングであり、公式駐車場と同程度のところ。
特に、城の正面側の立地に加え、台数にも優れた53や74がおすすめです。
また、上記以外でも、
14.パスート24辛島公園駐車場(706台/07:00-19:00 最初1時間¥200 以降30分¥100)
は、二の丸駐車場がダメだった際にリカバリがしやすく、料金や立地、収容力のバランスで、上記に引けを取らないスペースです。
もし終日この界隈で過ごす予定などの際のために、少し日中の最大料金が手頃なところを拾ってみると、
8.タイムズ城の湯(130台/月-金 08:00-20:00 最大料金¥600)※平日のみ
10.アパマンショップ上熊本パーキング(1台/08:00-20:00 最大料金¥600)
17.タイムズ新町(5台/24時間最大600円)
19.セイワパーク新町3丁目(5台/24時間最大400円)
26.タイムズ裁判所前(8台/24時間最大600円)
33.タイムズ新町第7(5台/24時間最大500円)
38.タイムズ花園(5台/24時間最大400円)
69.リパーク熊本内坪井町(7台/24時間最大600円)
が、ワンコイン前後で駐めておけるパーキングなので、参考にしてみてください。
熊本城の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ熊本城の周辺にはあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
復興までは、まだまだ道半ばの名城・熊本城。
天守閣は3年程度での再建を目指していますが、すべての復旧には600億円・20年あまりかかるとも言われ、被害の大きさを物語っています。
だからこそ、今しか見れない熊本城の再興への姿を目撃するためにも、ぜひ記事も参考に気をつけてお出かけ下さい。
※ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください
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