携帯が水没!応急処置からデータ取り出し・修理まで徹底解説!

SHI85_mizuninurashitemouta_TP_V

スマートフォン利用が広まるとともに持ち歩けるデータの量も格段に増えてきています。それは同時に機械本体が故障したときの損害も深刻になるということです。

特に多いのは、うっかり水の中に落としてしまったなんてケースではないでしょうか?かがんだ際に胸ポケットから落ちたり、誤って洗濯してしまったなど多くの方が経験しているでしょう。

実際に、そんな水の中にスマホを落としてしまった場合はとりあえずどうすればいいのでしょうか?

スポンサーリンク

携帯が水没した際の応急処置は?

スマホを水の中に落としてしまう失敗は利用者の約3割の人が経験しているという統計があります。落とす場所はトイレが最も多く、以下-水溜り・洗面所・飲料こぼし・風呂と続きます。

ではそんな際あわてず、まずどんなことをすればいいのでしょう。

おそらく、起動している状態で落としても水の中から拾い上げた状態では電源はほとんどの場合落ちていると思います。
その際、大丈夫かどうかあわてて電源を入れることをしないのがまず第一の鉄則だと覚えておいてください。

仮にその時点で無事でも、入れた時点でショートしてしまうからです。間違ってもONさせることなく、まずバッテリーとメモリカード類を取り去ります。
次にはずせる蓋やカバーはできるだけ取って、布などでできるだけ水分を拭いて下さい。もし汚水の場合はやむ終えず表面周りだけ水ですすぎ汚れを落とします。

振って水を出すという処置が有効という報告もありますが微妙なところです。効果がある場合もあるかもしれませんが、まだ水が浸入していないところにまで水が行き渡ってしまうリスクの方が高いので、やめておいた方が無難でしょう。

その後はとにかく乾燥させることに専念するのが第二の鉄則です。

ドライヤーなどの強い熱風は表面のみ熱くなるだけでなく機械にも良くないので避けてください。
例えばエアコンの除湿風などやさしい風が当たるような場所にしばらく置いた後、食材保存に使うファスナービニールケースに乾燥剤とともに入れて放置します。(冷蔵庫内に置くのも有効だと言われています。特に塩水や洗剤濡れの場合)
むずかしければ陰干しでもOKです。

このような場合の専用のスマホ用協力乾燥剤もあるようで、レビューを見ると7~8割の方は復活したと報告しているようです。ただ状況的にすぐに入手できなければ意味がありませんがネットショップでは出荷まで1週間はかかっているようです。
かろうじて在庫が切れてなければ即日出荷のところがあったので紹介しておきますね。

また、実験で約7割の端末を復旧させたと言われる専用の乾燥機械(ドライヤーボックス)を使っての復旧サービスもあるので興味があれば参考にして下さい。注意点はバッテリーが取り外せないタイプは対応できないことです。
ちなみに現在店頭でサービスを実施しているところはヨドバシカメラの以下の店舗です。(念のため確認してからお出かけくださいね)

<関東>
・ヨドバシカメラマルチメディア横浜(045-313-1010)
・マルチメディア川崎ルフロン(044-223-1010)
・マルチメディア吉祥寺(0422-29-1010)
・新宿西口本店(03-3346-1010)
・マルチメディアAkiba(03-5209-1010)

<関西>
・マルチメディア梅田(06-4802-1010)
 ※現在はサービス実施ありません。

なお、起動は最低2~3日必ず放置してから電源を入れてみてください。復旧はいかに水分が完全に飛んでいるかにかかっていますので、途中気になって電源を入れたりせず、許す限り時間をかけることをおすすめします。

携帯が水没した際のデータ取り出し方

水濡れで故障したスマホは、こうして応急処置したあとでも正常に起動しない場合は、時間を置いても改善する可能性はないと言わざるを得ません。

また、仮に電源が無事に入り使用できる状態になったとしても、時間が経って不具合が起こる可能性はかなりありうるのでいつ壊れてもいい認識で使うべきでしょう。

いずれにしても、幸いにも電源が入って使用できる状態になったら、その起動が最後かもしれないというくらいの認識で急いでショップに行くか、あるいは自分でデータのバックアップを行うことを早急にお勧めします。

現在、データやその他の管理を自機ではなくインターネット上の管理エリアに任せてしまうというサービス利用が広まっています。
それがクラウドと呼ばれるものです。バックアップを取る際もクラウドサービスを利用して外部にデータを置くのが安心で簡単な方法です。

<iPhoneの場合>

iPhoneでは、アップルがユーザーに提供している「iCroud」というサービスをご存知でしょう。スマホ側の一定環境が条件ですが(電源ON・WiFi接続・画面ロック)バックアップも自動で行われたりするので便利です。

ただ難点は容量が限られているため(5GB)、容量が足りない場合はデータを選択的に保存する必要があります。全てバックアップを取りたいようなら、お持ちのパソコンに「iTunes」アプリで流し込んでください。
参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT203977

<アンドロイドの場合>

アンドロイドOSでしたら、連絡先は基本的にグーグルクラウドにバックアップされているはずです。また以下の基本設定である程度の情報はバックアップできます。

「設定」~「バックアップとリセット」~ここで「データのバックアップ」と「自動復元」がオンになっていればOKです。ただし、バックアップされるのは全データではなく、アプリやWi-Fiパスワード、ブックマークや各種の設定くらいなので十分とは言えません。

そこで、アプリを利用したバックアップを併用する必要がでてきます。
いろいろなアプリバックアップサービスがありますが、ここでは1例として、アンドロイド・iOSいずれでも利用できる「JSバックアップ」をお勧めしておきます。

アプリをインストールすれば以下のような端末内のほぼすべてのデータがバックアップできます。

連絡先(電話帳)、通話履歴、SMS、ブックマーク、システム設定、ホームショートカット、アラーム、辞書、カレンダー、ミュージック、プレイリスト、※アプリ、※画像データ、※音楽データ、※動画データ

※はSDカード保存のみ

端末自体の回復はもう急いでも仕方がありませんので、まずこんな無料アプリなどをすぐに導入して作動している間に早急に大事なデータの保全に努めてください。


スポンサーリンク

携帯が水没した際に修理はどうすれば?

起動した・しないに関わらず、端末の修理はどうすればいいのでしょうか?

これは、現在安心保守サービスなどのサポート契約をしているかによって費用などが大幅に違ってきます。
もし月額サービス料を払って何らかの保守サービスに加入している覚えがあれば、以下のメーカーサイトで確認してみてください。

<各社の保守サービス詳細>

・ドコモあんしんパック~https://www.nttdocomo.co.jp/service/servicepack/index.html#02

・au安心ケータイサポート~http://www.au.kddi.com/mobile/service/after-service/support-plus/

・ソフトバンクあんしん保証パック~http://www.softbank.jp/mobile/service/anshinpack/i/

・Yモバイル故障安心パックプラス~http://www.ymobile.jp/service/kosho_anshinplus/

ご覧いただいたように、加入をしていればどのメーカーでも

・代替機の用意

・全損時の新品提供

・修理時の修理費

が手ごろな金額で利用できるはずです。データがある程度バックアップできていれば、費用や状況はそんなに厳しいものではないはずです。

ちなみに参考までに各社のデータ復旧サービスのサイトも紹介しておきますね。

<各社データ復旧サービス>

ドコモ~https://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/repair/soaked/data_recovery/index.html

au~http://www.au.kddi.com/mobile/service/after-service/smartsupport/buyaf-support/data-restoration/

ソフトバンク~http://www.softbank.jp/mobile/support/trouble/repair/data_recovery/

Yモバイル~http://www.ymobile.jp/service/kosho_anshinplus/

厳しいのは、サービスに未加入の場合です。
もし上記に一切入っていなければ、ショップに修理を依頼した場合あまり回復の見込みはなく、修理できたとしても3~5万円程度の費用が予想されます。
仮に直っても不安はつきまといますし、修理費は割賦できず負担が厳しいので、高額な金額も考えれば割り切って買い換えたほうがむしろBESTと思われます。

まとめ

後悔先に立たずと言いますが、なかなかトラブルを見越して万全に備えるのはむずかしいですよね。

ただ、現在スマホは生活していく上での必須アイテムになっていますから、ぜひバックアップや保守サービスの用意などこれを機に検討してみてはいかがでしょうか?

⇒記事一覧はコチラ

スポンサーリンク
関連コンテンツ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。