老中・柳沢吉保の手で作庭され、小石川後楽園とともに都内2大庭園として江戸文化を今に伝える東京文京区・六義園。
その回遊式築山泉水庭園の景勝と併せて、躑躅や桜など四季の風物詩も見逃せない花の名所でもあります。
特に、見頃に合わせてライトアップされる春の桜と秋の紅葉時期には多くの人で賑わうので、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、六義園周辺の駐車場事情について、おさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
六義園の駐車場でライトアップ時に安いのは?
<基本情報>
名称:六義園(りくぎえん)
住所:東京都文京区本駒込六丁目
TEL:03-3941-2222
開園時間:9:00-17:00(入園は16:30まで)
※ライトアップ期間は21:00まで(入園は20:30まで)
※枝垂れ桜/3月下旬~4月上旬 紅葉/11月下旬~12月上旬
休園日:年末・年始(12/29-1/1日)
入園料:
一般/300円 65歳以上/150円
※小学生以下・都内在住・在学中学生は無料
公式ホームページ:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
徳川政権下で権勢をふるった柳沢吉保により、和歌風景を基調として造営された大名庭園「六義園」。
詳しい能書きはガイドブックに譲りますが、駒込の象徴たる躑躅を始めとした四季折々の花暦も定評がある人気スポットです。
特に、桜や紅葉の季節には園内全体が色づいて美しさを増す景勝庭園で、見頃時期の夜間照明で浮かび上がる枝垂れ桜やモミジは、特別名勝の名に恥じぬ絶景です。
アクセスは、交通の便もいい山手線・駒込駅から徒歩で10分弱程度なので、電車が最も世話がありません。
ただ、いろいろな事情で車による来園を予定する方も多いでしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、六義園には駐車場の用意がないため、そんな方は周辺パーキングを探すことになります。
都内23区でもあり、周辺にはコインパーキングも多く点在するので、行楽時期でない限り土日や祝日でも駐車場は見つかるはずです。
ちなみに、以下が六義園の周辺パーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
六義園正門から5~600m前後・徒歩で10分程度以内の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き情報が取れるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
前述のように、数台程度のパーキングがほとんどながら数はそれなりにあり、通常ならそれほど苦戦しないで駐められるはずです。
ちなみに、地図で示したように公園には入口が2箇所ありますが、基本的に通常は正門からのみとなります。
なので普段時期であれば、この正門の位置を考慮して周辺パーキングを選ぶといいでしょう。
特に、混まない時期の平日であれば、
15.タイムズ文京グリーンコート(114台)
などは、このエリアで最も収容力があって、最大料金も最安値に近い1200円なので、ここ一択と言ってもいいくらいおすすめです。※入出庫可能時間6:45-23:00に注意
周辺の料金相場を見てみると、1時間あたりでは600円が多く(平均価では515円)、日中の最大料金は平均1568円といったレベルなので、決して手頃とは言えません。
六義園のもうひとつの入り口で、駒込駅にも隣接する「染井門」も、行楽時期には臨時開放されます。
具体的には「桜花期と紅葉期、4月の土日とゴールデンウィーク期間中」なので、そんなタイミングで行く場合は周辺駐車場の選択範囲も少し広くなります。
ただ、もちろんそんな時期には入場券売場に長蛇の行列ができるほど混み合うので、キャパの少ないパーキングが占める周辺は満車率が高くなるので注意して下さい。
特に、駅で降りたほとんどの人が向かうのが染井門なので、正門より混雑するのは必至。
車の方は通常時期と同じく、正門を目標にした駐車場選びが賢明ですし、とりわけライトアップが始まる日没前後の時間に行くなら、染井門の付近は避けた方が無難です。
別料金がかからないため、入園者も一度出る必要がない六義園のライトアップイベント。
なので、そんな時期の混雑回避ポイントは、園内で点灯を待つくらいの早めの入場です。
ただ、そうなるといきおい駐車も長時間になるので、気になるのはその料金です。
特に、
・東京地方4月初旬の日没時間:17時~17時半頃
・ライトアップ時間帯:日没~21時
ですから、例えば、
14.アップルパーク駒込第1(3台)
8時~18時 25分300円 最大料金1300円
18時~8時 60分100円 最大料金700円
のように、異なる料金時間帯にまたがる駐車場もあるので、良く吟味して駐めて下さい。
そういう意味では、区切り時間にまたがらないか、駐車時間自体で打止めがあるパーキングが安心でしょう。
そこで、そういうパーキングのできるだけ手頃に駐められるところを拾うと、
4.タイムズ本駒込第15(12台/08:00-22:00 最大1200円)
15.タイムズ文京グリーンコート(114台/月-金 06:45-00:00 最大¥1200)※平日のみ
22.NPC24H本駒込6丁目(3台/24時間最大1200円)
23.パークジャパン駒込第1(8台/08:00-22:00 最大1200円)
27.ユニパーク駒込1丁目(6台/08:00-22:00 最大1100円)
29.SAパーキング本駒込5丁目(4台/6時間最大800円 24時間最大1200円)
47.駒込駐車場(16台/08:00-22:00 最大1200円)
48.駒込第2駐車場(6台/08:00-22:00 最大1200円)
なら、ライトアップ時間帯を含め、六義園の営業時間内を1200円程度で駐めておける割安なパーキング。
ただ、22時を区切りにしているところが多いので、閉園間際(21時)までいると場合によっては少しせわしなくなるので注意下さい。
なお表中では、それ以外の1200円程度の駐車場もマーキングしてあるので、参考にして下さい。
逆に、あえて料金が安い夜間帯が早めに始まるパーキングを狙うのも一つの手で、
3.ユアー・パーキング駒込第1(5台/19:00-08:00 最大300円)
33.コインパーク駒込(6台/19:00-08:00 最大300円)
36.コインパーク中里1丁目第2(2台/19:00-08:00 最大300円)
37.GSパーク本駒込六丁目(2台/19:00-08:00 最大300円)
51.ブレイク中里(4台/19:00-08:00 最大300円)
などは時間帯もかろうじて重なる駐車場ですが、混雑による満車は覚悟するようになります。
六義園の駐車場で時間料金が安いのは?
混雑などで時間も読めない桜や紅葉の見頃時期ならともかく、通常の見学所要時間はせいぜい1~2時間程度。
なので、通常時期であれば打止め料金より時間単価が安い方が助かります。
時間料金が手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で500円強。
ただ、前述のように上限1000円ちょっとのところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、
20.パーキングスクエア本駒込(7台/08:00-22:00 20分¥100)
23.パークジャパン駒込第1(8台/08:00-22:00 30分¥100)
27.ユニパーク駒込1丁目(6台/08:00-22:00 20分¥100)
31.あるあるパーキング駒込駅前(3台/08:00-23:00 40分200円)
35.SANパーク駒込2(3台/08:00-23:00 20分¥100)
48.駒込第2駐車場(6台/08:00~22:00 20分100円)
49.ブレイク駒込第2(1台/終日20分100円)
50.エコロパーク駒込第4(2台/08:00~22:00 20分100円)
が、いずれも1時間換算で300円のパーキング。
地図と照らし合わせるとわかりますが、上記はほとんど駒込駅の東口(田端駅寄り)に集まっています。
六義園の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
イベント会場周辺などでは今や一般的になりましたが、混雑する駅周辺やスポットでも最適の選択肢と言えます。
ちなみに、六義園の周辺には予約できる駐車場がそこそこあります。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
→六義園の周辺で予約できるトメレタ駐車場
→空いているスペースでお小遣い稼ぎをされたい方はコチラ
まとめ
普段であれば17時閉園ととも閉まる園内のお茶屋さんも、ライトアップ期間は夜間営業をしてくれるのも嬉しい点。
「吹上茶屋」や、季節に合わせて開く「さくら茶屋」「もみじ茶屋」などで、軽飲食や甘味を楽しむことができます。
幽玄の世界に囲まれて味わう抹茶や和菓子は、一層深い味わいを堪能できるはず。
そんな限られた時間に彩りを増す庭園風景を一目見に行く際に、記事が参考になれば幸いです。
※情報は記事執筆時のものです。変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
⇒記事一覧はコチラ