タイ国より譲られた釈迦の遺骨(仏舎利)安置のために創建された日泰寺門前町として成り立ち、近年では名古屋有数の高級住宅街としても知られる覚王山。
名古屋や栄まで約10分の程よい立地や、歴史の風情とハイソな雰囲気が融合する街並みが魅力の、愛知で住みたい街として常に上位に名前が挙がるエリアです。
参道が伸びる覚王山駅周辺はお洒落なショップが建ち並び、縁日には屋台も出て大いに賑わいますが、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、覚王山エリアの駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by Bariston / CC表示-継承4.0
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
覚王山の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
仏陀を意味する「覚王」を山号に持ち、タイ国王より寄贈された仏舎利を祀ることから、日本とタイを表す寺名が付けられた「覚王山日泰寺(にったいじ)」。
タイ国旗もはためく異国情緒ただよう寺院の参拝門前町でもあり、一方で名古屋で垂涎のブランドタウンとしても有名なのが覚王山エリアです。
覚王山駅北側から寺まで伸びる参道は、普段は落ち着いた佇まいの中に有名スイーツ店やカフェ、雑貨屋などお洒落な店舗が並ぶ人気の商店通り。
南側にはワンランク上の高級スーパー「覚王山フランテ」もあり、また一方で素朴で庶民的な商店も共存する、幅の広い便利さが魅力のエリアです。
地域イベントも多く、特に普段静かな参道に露店が建ち並び、大勢の人で賑わうのが弘法様の縁日にあたる毎月21日。
平日の縁日でさえ年配者を中心に人波で埋め尽くされ、祭り露店とは違う実用品の出店も多い物産市のような行事でもあります。
栄駅まで約10分、名古屋駅へも約15分と都市部へのアクセスもいい東山線・覚王山駅は、朝夕やそんなイベント時にはとても混み合う駅。
山を開いてできた街なので坂や幅が狭い一方通行の道が多く、駅周辺は渋滞で知られた市街地なので、車を使う方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が覚王山エリアのパーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
駅から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧のように、数こそあるものの、そのほとんどが数台~十数台程度の小さな駐車場のため、リソースは決して豊富とは言えません。
エリア内で大きめな35.名古屋市池下駐車場(190台)はどちらかと言えば池下駅最寄りですし、42.エスケーアイパーク法王町(181台)も「揚輝荘」裏で遠めなので、普段使いには厳しい立地。
また、今回詳細が確認できなかった覚王山フランテの利用者駐車場(47・48・49)も利用サービスはありますが、特別大きな収容力は持ちません。
特に、普段時はまだしも縁日やイベント時には満車が多く、料金も跳ね上がるところが多いので注意が必要です。
ちなみに、縁日の際は参道は歩行者専用道路になり、車両の通行はできません。※マップ参照
料金的には標準的なレベルと言ってよく、1時間あたりでほぼ300円(平均291円)、日中の打ち止め料金も平均851円と、都市圏に隣接するエリアとしてはまあまあ手頃。
ちなみに付近で人気のライフタウンをみると、赤池は196円/h、676円/昼間最大、藤が丘は224円/h、840円/昼間最大なので、少し郊外になる分も若干割安になります。
そこで、車を置いて出かけたり、駅周辺でゆっくり用足しする際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
15.リパーク名古屋西山元町3丁目第2(4台/24時間最大650円)
16.リパーク西山元町1丁目(12台/24時間最大600円)
22.タイムズ西山元町(5台/月-金 当日1日最大料金¥600)※月-金のみ
25.リパーク山門町1丁目(10台/24時間最大650円)
31.名鉄協商御棚町2丁目(17台/08:00-20:00 最大¥600)
45.アイペック名古屋覚王山第8(12台/24時間最大600円)※要確認
46.PARK INN 山門町(6台/08:00-20:00 最大650円)※要確認
あたりが、ワンコインちょっとで駐められるパーキング。
ただ、前述のように縁日やイベントが多い日泰寺参道は歩行者天国になる場合が多く、付近も混み合うことが多いので注意です。
商店街のホームページなどで様子をチェックしてお出かけ下さい。⇒覚王山商店街HP
また、そんな際は表に記載がなくても特別料金に変わっている可能性もあるので、よく確認して利用下さい。
覚王山の駐車場で時間料金が安いのは?
もし、ちょっとした仕事や地元での生活利用で来た場合なら、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で300円程度。
ただ、前述のように上限で500円ちょっとのところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、1時間換算で200円以下のパーキングがリスト中で18箇所程度見つけることができます。※表参照
その中で最安という意味では、
21.名鉄協商池下東第4(4台/終日40分100円)
ですが、わずか1箇所の4台程度。
覚王山エリアでは200円程度なら良しとして、目的場所付近で駐めてしまったほうが賢明でしょう。
あまり大きな商業施設のない覚王山では、買物による無料サービス時間も見込めないので、上記のようなパーキングを活用してみて下さい。
覚王山の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する駅周辺や行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ覚王山エリアではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
記事でも再三ふれている覚王山エリアのシンボルと言える日泰寺は、代替品ではなく真舎利(本当の仏陀の遺骨)が収められる日本で唯一の寺院。
イギリス駐在官がインドで発見後にタイに寄贈され、後にミャンマーやセイロン、日本などの仏教国に分与された究極の仏宝で、大々的な誘致運動の末に名古屋のこの地に安置が決まったものです。
弘法大師縁日の21日には、覚王山駅にも多くの参拝・行楽客が降り立ち、さながら市のような賑わいに溢れます。
前述のように歩行者天国になる参道脇を含めたパーキングは駐車が難しいので、駅の反対側やだいぶ離れたところに駐めるのは無難。
そんな歴史の情緒と新しい価値観が融合した街・覚王山を訪れる際に、記事が参考になれば幸いです。
※ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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