諸説あるいずれもが古来より続く由緒を表し、宇佐・石清水とともに三大八幡宮の一つの数えられる福岡・筥崎宮。
楼門や本殿・拝殿、一之鳥居など重要文化財も多く、参道や境内周辺を牡丹や紫陽花が四季を彩る｢花の社｣としても親しまれます。
特に｢玉せせり｣や｢放生会｣など伝統祭事には、多くの見物・参拝客であふれる人気の神社。
そこで、筥崎宮周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by ぱちょぴ / CC表示-継承3.0
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
筥崎宮の駐車場の混雑や時間・料金は？
｢はこざきさん｣の愛称で、福岡博多で古くから親しまれる筥崎八幡宮こと｢筥崎宮｣。
地元では｢ナシもカキも放生会｣と言われるほど秋の行事として定着し、どんたくや祇園山笠とともに博多三大祭として知られる｢放生会（ほうじょうや)｣でも有名な由緒ある社です。
他にも年明けの｢玉せせり｣や春秋の｢お汐井とり｣「蚤の市」など多くの参拝者で賑わう神事やイベントも多く、勝運に関わるご利益でも篤い信仰を集めるパワースポット。
花のあふれる社としても知られ、境内周辺はいつも牡丹や芍薬、紫陽花やユリ、紅葉などの四季の彩りに包まれています。
＜基本情報＞
名称：筥崎宮(はこざきぐう)
住所：福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
TEL：092-641-7431(社務所)
開門時間：6:00～19:00
※奉安殿は拝観時間9：00～16：00
拝観料：境内無料※祈祷祈願は初穂料あり
アクセス：鹿児島本線「箱崎駅」から徒歩10分
公式ホームページ：http://www.hakozakigu.or.jp/index.html
地下鉄｢箱崎宮前駅｣やJR｢箱崎駅｣など最寄りに駅が2つもあり、そのうち地下鉄駅は地上に上がればすぐ参道脇という立地。
特に幹線国道の3号線は交通量が多いことでも知られ、イベント時には渋滞がひどくなるので、バスやマイカーは避け、電車がベストアクセスです。
もし車で行くなら、イベント・初詣時期の臨時を含めると、以下の4ヶ所が専用駐車場になります。※赤及び紺色のPアイコン
P1.筥崎宮宮前駐車場
収容台数：約100台程度
営業時間：24時間
料金：
最初60分200円 以降60分毎100円
7:00-0:00 最大600円
0:00-7:00 最大500円
※正月・放生会は特別料金の場合あり(当日1回800円程度)
宮参り・各種祈願・婚礼関係は割引あり ※12/31-1/31除く
P2.筥崎宮外苑駐車場
収容台数：約200台程度
営業時間：24時間
料金：
最初60分200円 以降60分毎100円
7:00-0:00 最大500円
0:00-7:00 最大500円
※正月・放生会は特別料金の場合あり(当日1回800円程度)
※放生会では屋台会場使用のため利用不可
P3.お潮井浜側特別駐車場
収容台数：不明(1000台程度)
営業期間：1/1-1/3のみ※１
料金：不明（当日1回800円程度？）
P4.臨時駐車場(参道脇)
収容台数：不明
営業期間：正月・行事等時期
料金：不明（当日1回800円程度？）
※放生会では屋台会場使用のため利用不可
このうちP1・P2が常設の公式駐車場で、普段時期であれば駐められないことはほとんどないので立地を考えればベストで、料金も周辺相場と差はありません。※後述参照
ただ、やはり問題は豊富にある神事の際であり、特に初詣や放生会の際はよほど早いタイミングでなければまず駐められないと考えたほうが無難。
その際は、P3・P4などの臨時駐車場が第2候補になるでしょう。
ちなみに、これら臨時スペースに関しては極力調べましたが不明な点もあるので、良く確認して利用下さい。
最もキャパシティがあるのがP3で、交通量はあるものの国道3号に面しているので目指しやすいですが、右折進入はできないので注意。
※1公式サイトのマップ上では放生会時でも記載がありますが、注意書きでは｢※お潮井浜側駐車場は1月1日～3日のみ｣となっており、若干曖昧です。
また、P2.外苑駐車場の向かい側の空き地スペースには正月等にP4が設置されますが、放生会の際はこの外苑と臨時駐車場は屋台会場になり、駐車場としては利用できません。
料金に関しては、常設の宮前・外苑が1日800円になると同時に、この臨時駐車場も同程度の料金になると思われます。
ただ、臨時駐車場が設けられてもすぐに満車になりますし、初詣や放生会では参道やマップの黄色の道路区間が車両通行禁止になります。
何より周辺は人や車であふれ、地域の方でも車で近づくことはしないので、やはり電車が最も安心なアクセスです。
もし車で行かれる予定なら、付近のパーキングのおさらいをしておくことも必要な準備になるでしょう。
筥崎宮の駐車場で料金が格安のおすすめは？
そこで、以下が筥崎宮周辺のパーキング一覧になります。※ピンクのアイコン
おすすめワンポイント！
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利！
【Googleマップ-GPSナビ】
筥崎宮から参道州右辺を中心に、5～600ｍ前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧のように、社の裏手に当たる境内東側妙見通り沿いが多めであり、参道が伸びる西側はあまり近い立地の駐車場はありません。
その中で、参道の北側約から350ｍほどを並行する県道68号沿いには比較的点在し、通常時の混雑の際なら、程よく離れた立地なのでおすすめエリア。
ただ、全体的にそれほど収容力に優れたパーキングはないので、人気行事の際は空きを探すのは大変でしょう。
例えば、無断駐車が多く近年有料になった37などは、キャパシティがあるものの立地的には人気のスペースなので、混雑時にはあてにはできません。
行事や祭事の際は、周辺パーキング事情を考えると、あまり車で行く意味がなくなってしまいますが、吉塚駅など手前駅で駐めて徒歩や電車で向かうパークライドも視野に入れた方が賢明です。
料金的には通常時は手頃な相場で、1時間あたりがほぼ100～200円(平均133円)、日中の最大料金も平均603円と利用しやすいエリア。
ただ、公式駐車場も特別料金になる祭事イベントでは、18などのように周辺パーキングも料金が高くなることがあるので注意下さい。
そこで、車を置いて出かけたり、駅周辺でゆっくり用足しする際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを見てみると、上限で500円以下程度のパーキングがリスト中で15箇所程度見つけることができます。※表参照
そのうち最安値は、
6.タイムズ箱崎１丁目（29台/土日祝 08:00-21:00 最大料金￥400）※土日祝のみ
21.タイムズ馬出第３（17台/08:00-19:00 最大料金￥400）
が、500円を切るパーキング。
また、近さでのベスト3は、
2.タイムズ馬出第６（9台/07:00-20:00 最大料金￥500）
5.リパーク箱崎宮北（9台/12時間最大500円）
7.タイムズ馬出第4（13台/07:00-19:00 最大料金￥500）
あたりになるでしょうか。
こうしてみると、公式で特に外苑駐車場などは良心的な料金と言えるでしょう。
さらに、時間料金が手頃なところも拾ってみると、
9.DY馬出5丁目パーク2（4台/終日70分100円）
12.DY馬出5丁目パーク3（3台/終日90分100円）
16.DY馬出5丁目パーク4（5台/終日90分100円）
34.タイムパーク箱崎2丁目（7台/終日90分100円）
が、1時間以上を100円で駐められる格安パーキングです。
参拝や見物の予定時間に合わせて、参考にしてみて下さい。
筥崎宮の駐車場で予約ができるのは？
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽・参拝スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ筥崎宮周辺ではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
このように、博多っ子を熱くさせる神事祭りも目白押しの筥崎宮ですが、記事でもふれたように花暦にまつわるイベントの多さでも自慢です。
境内周辺の花庭園にはぼたんやあじさいなど季節の花に溢れ、特に例年6月に3500株ものアジサイが色とりどりに咲き揃う境内西奥の神苑も人気。
＜あじさい苑＞
開園期間：6/1-6/30
開園時間：9:30-17:00
休園日：期間中無休
元気で活発な行事が大好きな博多にあって、ひっそりとした静かな風情を楽しめる初夏の風物詩も一味違う筥崎宮の表情です。
そんな多彩な魅力で人気の筥崎宮に出かける際に、記事が参考になれば幸いです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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