江戸期の温泉番付では最高位にも君臨した、日本三大古湯のひとつ、兵庫・有馬温泉。
「金泉」「銀泉」と呼ばれる効能高い泉質は、こよなく愛した秀吉の湯殿跡も残る名泉です。
その外湯は日帰り温泉としても親しまれ、多くの湯治客で賑わいますが、山中の温泉街ゆえ駐車場が気がかりです。
そこで、有馬温泉の駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
有馬温泉の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
草津や下呂、道後や白浜らと共に、三名泉・三古泉に名を連ねる、六甲山麓に抱かれた名湯・有馬温泉。
歴史上の多くの偉人に愛された、神代より続く湯治場であり、その赤褐色と無色透明の2つの泉質はそれぞれ「金の湯」「銀の湯」と呼ばれ、温泉客に高く支持されています。
湯巡りはもちろん、温泉街の風情あふれる町並みを散策するのも楽しく、四季それぞれの景観も魅力の観光地。
温泉街へもすぐの有馬温泉駅は、神戸市街地から30分という好アクセスなので、基本的には電車で行くのが世話がないスポットです。
また、宿泊する方はホテル駐車場があるので問題はありませんが、「金の湯」「銀の湯」など有名な外湯施設に、日帰りで楽しみに行く方も多いリゾート地。
そんな際は、後述のように駐める場所がたくさんあるわけではないので、車で行く方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が有馬温泉エリアのパーキング一覧になります。※スカイブルーのアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
エリア中心の「金の湯」から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
大阪・神戸の奥座敷としてワンランク上の宿が多い中、その効能高い泉質も手伝って根強いファンも多く、宿泊ホテルも軒を連ねる一大温泉地。※イエローアイコン
マップの通り、
有馬温泉 欽山、有馬温泉 兵衛向陽閣、有馬温泉 中の坊 瑞苑、有馬温泉 有馬グランドホテル、有馬温泉 月光園 鴻朧館、有馬温泉 SPA TERRACE紫翠、有馬温泉 銀水荘 兆楽、有馬山叢 御所別墅(ごしょべっしょ)、有馬温泉 竹取亭円山、有馬温泉 天地の宿 奥の細道、有馬温泉 高山荘 華野、有馬温泉 陶泉 御所坊、有馬六彩、有馬温泉 ホテル花小宿、有馬温泉 橋乃家別館 嵐翠、
有馬温泉 有馬御苑
などの著名ホテルのいずれもが駐車場を完備しており、内湯目当ての宿泊で訪れる方はまず心配なし。
ただ、有馬温泉のシンボルとも言える金・銀の湯など外湯めぐり目的の方には、施設に駐車場がなく、ご覧の通りコインパーキングも市街地のようにたくさんはありません。
駐車場はやはり温泉街の下にあり玄関口にあたる駅周辺に多く、その中で定番として知られるのは4.有馬温泉駐車場(30台程度)。
温泉街中心エリアは駐める場所がほぼありませんし、とにかく道が狭いことでも知られた地域なので、手前で駐めて歩いた方がベスト。
ただ、このエリアでもうひとつの定番であり、収容力NO.1の8.有馬温泉瑞宝寺パーキング(162台)は、500mほど外れの立地であり、注意が必要です。
ただ銀の湯などまでは、4とさほど距離が違うわけではなく、混み合う週末などは頭に入れておくといいでしょう。
日帰り散策であれば、まる1日かけて回るほど広いスポットではなく、半日程度がちょうどいい所要時間です。
ただ、時間料金相場は平均で300円/hであり、日中最大料金の平均が983円であることも考えると、打ち止め金額が手頃なところに駐めてしまったほうが気楽に過ごせます。
そこで、そんな際の手頃に日中駐められるところを拾ってみると、
<平日のみ>
1.有馬温泉第2駐車場(18台/月-金 9:00-20:00 最大料金¥500)
6.タイムズ有馬温泉第4(6台/月-金 当日1日最大料金¥400)
8.有馬温泉瑞宝寺パーキング(162台/駐車後24時間 最大料金¥600)
<平日・休日とも>
10.ブレイク有馬(20台/24時間まで400円)
11.有馬川パーキング(11台/24時間まで400円)
13.有馬里駐車場(約60台/平日1日550円 土日祝・祝前日1日600円)※4時区切り注意
14.ロープウェー駐車場(約45台/09:00-17:00 1回620円)
が、ワンコイン前後で駐めておけるパーキングですが、やはり中心からは少し外れる立地。
有馬温泉エリアは、温泉中心街を起点に約500m圏内に収まるので、いずれに駐めても歩ける距離ではありますが、起伏があるのは考慮しておいて下さい。
ただ山の上か下かの選択は、行き帰りのどちらが登り下りになるかだけの差であり、混雑中心エリアから遠めに駐めて徒歩で動くのは、有馬の正しい攻略法です。
ただロープウェイで山に登る予定もあるなら、迷わず13・14に駐めるべきでしょう。
有馬温泉の駐車場で時間料金が安いのは?
もし、観光予定の関係であまり時間が取れず、さっと外湯だけ楽しんで帰るような場合なら、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で300円程度。
ただ、前述のように上限で500円前後のところもあるので、1~2時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、
<平日のみ>
1.有馬温泉第2駐車場(18台/月-金 09:00-20:00 60分¥200)
6.タイムズ有馬温泉第4(6台/月-金 09:00-22:00 60分¥200)
8.有馬温泉瑞宝寺パーキング(162台/月-金 00:00-24:00 60分¥100)
9.T.Yパーキング有馬(5台/月-金 08:00-21:00 60分200円)
<平日・休日とも>
4.有馬温泉駐車場(30台/営業時間内 3時間¥600 以降1時間毎¥100)
11.有馬川パーキング(11台/09:00-18:00 1時間毎100円)
有馬温泉は観光地なので当たり前ですが、休日の方が圧倒的に駐車料金が上がるエリア。
また、上記は手頃と言っても100-200円程度なので、駐車場チョイスや滞在時間によっては前述の打切り金額との差が微妙。
ただ、平日であればキャパに優れた8などがおすすめですし、移動時間を費やしたくなければ定番の4は造りが古く駐めづらいですが、立地的には無難なチョイスです。
ほんの短時間なら、時間料金がある近場に駐めてしまったほうが賢明でしょう。
有馬温泉の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
有馬温泉エリアにはまだあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
有馬温泉スポットの代表といえば「金の湯」「銀の湯」ですが、記事でもふれたとおり豊臣秀吉が湯殿として訪ねた蒸し風呂や岩風呂の遺構を復元した「神戸市立太閤の湯殿館」も、外せない観覧スポット。
駅周辺や広場には太閤橋・ねね橋や二人の像も建ち、豊臣ゆかりの湯治場の雰囲気も盛り上げています。
そんな古来より面々と受け継がれてきた伝統ある名湯を訪れる際に、記事が参考になれば幸いです。
※メンテナンスで休館の場合もあるので、公式サイトでよく情報を確かめた上でお出掛け下さい。
※駐車場利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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