京都の紅葉で右京区の穴場を厳選③!宝筐院・滝口寺・西明寺・化野念仏寺!

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ため息が出るほど紅葉のきれいな京都ですが、人でごった返す意味でもため息が出てしまうのが残念です。

特に清水寺や永観堂など有名な場所は、人混みに埋もれての紅葉見物になることがほとんどですが、京都にはまだまだ、定番スポットに劣らない知られざる名所が多数あります。

そこで今回は、京都市でも有数の観光エリアでもある右京区でそんな穴場の名所を探してみました。

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京都で紅葉の穴場 宝筐院とは?

言わずと知れた紅葉に限らず定番の観光スポットの嵯峨・嵐山エリアをかかえる右京区は、京都区の中では最大の面積を有する地域です。

桂川の西岸に位置し、南部は主に住宅地ですが西部・北部は山間地が占め、市街地・農地・森林・集落などさまざまな顔を持つエリアです。

嵐山渡月橋、トロッコ列車、太秦映画村、天竜寺など観光スポットに困らない地域ですが、混雑度も一級なので行くのが心配な面があります。

そこで、紅葉時期にもゆったり過ごせる穴場の紅葉スポットを厳選して紹介します。


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

<宝筐院(ほうきょういん)>

住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
TEL:075-861-0610
拝観時間:9:00~16:00(11月は4:30まで)
拝観料:大人:500円/小中学生:200円
駐車場:なし
アクセス:JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分
見頃:11月下旬~12月上旬
サイト:http://www.houkyouin.jp/

嵯峨野にある臨済宗の宝筐院は、南北朝時代の将軍「小塚公(楠木正行)」の首塚として有名な観光スポットで、以前は「善入寺」と言われていましたが、その後足利義詮が没した際に義詮の院号の「宝筐院」がそのまま寺名になりました。

桜や梅が評判でも実は紅葉も・・と言われる名所はたくさんありますが、ここ宝筐院は紅葉ファンの心を離さない王道の隠れ名所といっていいでしょう。大きなお寺ではありませんが、その分紅葉のボリュームや密度は満点です。

メディアでもたびたび取り上げられた紅葉の美しさは折り紙つきですが、名所が多い嵐山・嵯峨野にあってまだまだ認知度が低く穴場と言えますが、メジャーになってしまうのも時間の問題なのではないでしょうか?

・年々人気の京都の紅葉ですが、まだまだ隠れた場所がありますが、ここも隠れた紅葉の場所でしょう。石畳をゆっくり秋の風情を感じて散策できます。

・まだまだコアなファンが多く、比較的ゆっくりと見られます。

口コミも主に紅葉の綺麗さを絶賛する声がほとんどの観光スポットで、紅葉の1大スポットの嵐山にあって、「一番きれいかも」という人さえいる名所です。特に散り紅葉の風景は一流の芸術作品を鑑賞するかのごとくで、まるで地面が燃えているよう。頭上と足もとの両方の素晴らしさが堪能できます。

まず入ってすぐ続く石畳では柵に隔てられた両側から紅葉の枝が広がり、お約束のトンネルが出迎えてくれます。時期によっては覆い尽くされてしまいますが、地面の苔もその優しい緑色が演出を豊かにして必見です。

庭園での紅葉景観はカレンダーやジグソーパズルにも採用されることも多く、あるいは一度は目にしたことがあるかもしれません。
堂宇に上がって眺める庭は、赤や橙のスポットライト浴びせかけられているようで眩しいくらい。

公式サイトでは、紅葉の見頃時期をわかりやすく表で教えてくれているので参考にして下さい。(今のところ2016年は11月終盤から12月初旬となっています。)

なお、マナー違反やトラブルが多かったことを受け、現在は脚を使ってのカメラ撮影は禁止されているので守ってください。

また、公式サイトでも記されていませんが宿坊施設でもあり、しかも女性専用なのです。相部屋になることもありますが、朝食付きで1泊2名の部屋が10,000円と割安で泊まれるので、宿泊しながらこの紅葉名所をゆっくり堪能したければぜひ利用ください。

京都で滝口寺の紅葉は?

<滝口寺>

住所:京都市右京区嵯峨亀山町10-4
TEL:075-871-3929
拝観日:無休
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:一般300円・中学生高校生200円・小学生50円
駐車場:なし
アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」または嵐山本線「嵐山駅」下車徒歩20分。
     市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩15分。
見頃:11月中旬~12月上旬

有名な祇王寺に隣接して建つ浄土宗の寺院で、良鎮によりその祇王寺の子院として建てられた三宝寺を起原とします。
子院といっても祇王寺より広く静けさに包まれた趣き深い寺院で、明治の廃仏毀釈で廃寺となりましたが祇王寺と一緒に再建されました。

健礼門院侍女「横笛」との悲恋の末、滝口入道(斎藤時頼)が出家した寺でもありその木像も安置され、再興の際に寺号の由来となりました。

たっぷりの紅葉があるわけではありませんが、本堂や参道周辺に計算された配置で点在し、特に茅葺屋根の本堂に上がって眺める色づいた景色は、ゆったりと時間を忘れさせるひとときになります。

・嵯峨野の端、祇王寺の奥に静かに佇んでいます。こちらも紅葉が綺麗で賑やかな嵯峨野にあって穴場的なところです。

・嵐山から少し離れたところにあるため人が少なく、静かに参拝できます。

本堂裏へ回ると、平家一門や滝口入道の供養塔にかかるように鮮やかな紅葉が迎えてくれ、分け入っていくと木々の狭間から山門を見下ろすようにその屋根と紅葉のグラデーションが眺めることができます。

拝観をしない撮影のみの目的では遠慮して欲しい旨も貼紙もあるので、この心に響く紅葉を味わうならきちんと入場したほうがいいでしょう。

俗気が一切なく知る人ぞ知る目立たない素敵な寺として、いずれにしても祇王寺を訪れた際は併せて回りたい隠れた名所と言えそうです。

ただ滝口寺の紅葉は幾分早く、祇王寺が見頃だとここは終わりに差しかかっているかもしれないので注意してください。


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京都で紅葉の穴場 西明寺とは?

<西明寺>

住所:右京区梅ヶ畑槇尾町1
TEL:075-861-1770
拝観日:無休(年末年始は休み)
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:500円(紅葉時期)
駐車場:なし
アクセス:JRバス「槇ノ尾」下車 徒歩約5分
見頃:11月中旬~11月下旬

高雄山神護寺から清滝川沿いを登っていくと、10分ほどで槇尾山西明寺に着きます。その定番スポットの神護寺や栂尾山高山寺を含め「三尾(さんび)」と称される紅葉の名所ですが、他の2寺に比較しても決して劣らない見事さです。

真言宗のお寺で、空海の弟子の智泉が神護寺の別院として開き、「平等心王院」という通称でも親しまれています。

・他の二寺院と比べると小規模で訪れていた人も少なかったようです。

・中心部から離れた場所にあるため人が比較的少なく、落ち着いて見て回ることができました。

スポットのひとつの朱色の橋を紅葉に迎えられながら渡り、受付を済ませ参道を登ると山門があり、その先には紅葉に包まれた境内が広がります。

ここでのイチオシは参道入り口で清竜川にかかる朱塗りの「指月橋」の紅葉でしょう。真っ赤の葉と朱色の欄干が程よくマッチして、撮影ポイントとしても格好の場所です。

境内では、客殿や灯籠や鐘楼あたりの紅葉が見事で、本堂を右に行くと庭園が出迎えてくれ、そこでも侘び寂びに富んだ紅葉を観賞できます。

また紅葉樹ではありませんが、本堂前にはこの一帯に地名「槇ノ尾」の元になった樹齢600年の槇の木があります。

派手さは決してなく、三尾の他のお寺に比べればこじんまりとしていますが、しっとりとした情緒にあふれた紅葉の穴場と言えそうです。

面白いのがここのお守りで、「出るお金に感謝しましょう。倍になって帰ってきます」と記されているのです。そう聞いたら、そんなご利益を信じて手に入れないわけにはいかないのでは?1体200円ですから、少なくとも400円になって帰ってくるはずですから(笑)

また、お賽銭箱に100円納めれば「1音100円」の鐘を自由につけるので、先ほどのお金の欲も落として帰るといいでしょう。

京都の化野念仏寺の紅葉は?

<化野念仏寺(あだしねんぶつでら)>

住所:京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
TEL:075-861-2221
拝観日:無休
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:一般500円・中学生高校生400円・小学生以下無料
駐車場:なし
アクセス:京都バス 鳥居本バス停
見頃:11月中旬~12月上旬
サイト:http://www.nenbutsuji.jp/

別記事でも紹介した直指庵から10分くらい歩いたところにあるのが、2時間ドラマのロケ地としてよく利用される化野念仏寺です。「化野」は「あだし」と読み、命のはかなさを表現してします。

もともと野ざらしの死者などの無縁仏を弔う浄土宗の寺として建てられ、その後法然上人が念仏道場とし「化野念仏寺」になりました。境内にはそんな仏の石仏や石塔が8000あまりもあり、往生や転生を願って連なります。

別の記事紹介した愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)も1200羅漢で知られていますが、愛宕念仏寺が生の幸せな明るさを感じさせるのに対して、こちらは対照的と言えるでしょう。
とは言え、悲哀や怨念など暗さをイメージさせるものではなく、一種のやすらぎを覚える静けさですので安心してください。

その石仏に生の勢いを象徴する紅葉の絢爛さが覆うようにかぶさり、なんともいえぬ中和・浄化した美しさを感じさせる希少な空間を味わえます。悲しみを超えて昇華していく清浄な空気が見る者を癒してくれるから不思議です。

嵐山から徒歩なら40分ほど行った奥嵯峨のエリアに位置し、近年少しずつ観光客は増えてきていますが、アクセスで少し手間がかかることから、まだストレスを感じずに紅葉を見物できる穴場と言えます。

・ここまで来ると今までの混雑と違い時間を掛けて参拝出来、秋の嵯峨野を堪能出来ました。

・嵐山天龍寺付近の竹林は観光客で大混雑、道路も人力車が頻繁に通りおちおち歩いていられない状況でしたが、このエリアは比較的静か

なんと言っても石仏や石塔が立ち並ぶ「西院の河原」を取り巻くように植えられたモミジは、印象が強烈。灰色の石仏などモノトーンの景色の周囲を囲む紅葉の原色が強いコントラストで見物する者の目に焼きつきます。

是非、命の明と暗さを現したここ「化野念仏寺」と「愛宕念仏寺」をセットで訪れると貴重な紅葉体験ができるかもしれませんのでおすすめです。

尚、毎年8月に行われる「千日供養」も石仏1体1体に灯すロクソクが幻想的な夏の夜を演出しておすすめですよ。

まとめ

京都の紅葉の穴場に見られる共通点として、敷地が広大・アクセスの便・限定公開・人気スポットの周辺という傾向が見られますが、ここ右京区の穴場も各々にそれが当てはまるようです。

いずれも素晴らしい紅葉を独り占めできるお得感がある名所ばかりですので、是非参考にしていただければ幸いです。

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