妊婦の花粉症対策で安全な目薬・さし方や緩和する食事は?

575905034286d4a97d26c47a89adf7a1_s

また、つらい花粉症の季節がやってきますが、いろいろな症状で悩まされている方も多いことでしょう。

特に妊娠して迎える花粉シーズンは、症状が辛いこともありますが、薬など気を使うこともたくさんあって大変です。

そんな中で、かゆみや涙などの目の症状に悩まされる方も多いと思いますが、今回は妊娠中の目薬の安全性や対処法について考えてみました。

スポンサードリンク

花粉症の妊婦さんが目薬で気をつけることは?

花粉症の方が妊娠すると、その約1割がいつものシーズンより症状が辛かったという調査結果があります。

逆に妊娠を契機に花粉症が発症する場合もあり、アレルギー疾患と体質が変化する妊娠・出産は密接な関連性があるのです。

特に鼻炎に関しては、妊娠で普通よりデリケートになった粘膜にアレルゲンが強く作用して症状が悪化する傾向があります。

当然、毎年使用していた点鼻薬/点眼薬なども、妊娠期間中はその副作用リスクが気になるところでしょう。

一般論で言えば、花粉時期が妊娠初期(2~4ヶ月)にあたっているようなら、胎児の器官形成に関わるので、抗アレルギー薬も含め、薬の使用は原則避けるのがBESTです。

そんな点を注意した上でですが、点眼・点鼻薬などの局所薬は通常の用法を守って使用する分には、比較的安全なものとされています。
なぜなら、患部には直接作用しても、体に吸収される成分量自体は服用薬の1/500~1/1000程度と言われ、使用法としては最も安全なものだからです。

これは必ずしもステロイド成分の投与が禁忌でない理由でもあります。
特にステロイドの使い方としては、胎盤を通過するリスクの低い塗布・点眼・点鼻薬が最も適しており、短期間使用で治癒効果のメリットのほうが高ければ、賢く利用すべきともいえます。

以下は点眼薬の成分でも、比較的安全性が高いとされるものなので参考にして下さい。

・ヒスタミン薬~ケトチフェンフマル酸塩(ザジテン)、オロパタジン塩酸塩(パタノール)
・点眼用ステロイド薬~フルオロメトロン(フルメトロン)
・抗アレルギー薬~クロモグリク酸ナトリウム(インタール)
※もちろん妊婦の使用を手放しで勧めているわけではありません。

ただ、市販の点眼薬の中でも、抗アレルギー目薬の一部には、妊婦には禁止であったり、できたら避けるべきものがあるのも事実です。

その一つが「プラノプロフェン」という物質で、抗炎症作用を持つ第2類医薬成分です。
動物実験で分娩が遅くなる作用が認められ、まだ安全性の指標データが揃っていない成分なので、避けるべきと言われています。市販の抗アレルギー目薬に使用されているので、成分や用法は必ずチェックのこと。

また、できたら避けたほうが無難で、医師に相談したほうがいい成分には「アシタザノラスト水和物」があります。抗アレルギー作用を持つ成分です。

ただ、上記のいずれも「治療メリットを優先する場合には使用すべき」もので、例えば医師が自分の管理下でなら積極的に治療に使う有効なものでもあります。

前述の通り、局所薬は過度に常用しなければ比較的安全な薬の使い方ですし、神経質になるあまり花粉症状のストレスをそのまま抱えるのも考えものです。

なぜなら、つらい症状によるストレスや生活の質の低下は、お腹の赤ちゃんにとっても決していい影響はないからです。

従って、市販薬も賢く利用するのは必要ですし、何より不安やつらさを抱えているより、サクッと医師などの専門家に聞いてしまうのが賢いお母さんと言えるでしょう。

妊婦の花粉症での目薬のさし方や対処法は?

アレルギー性結膜炎は、もちろん治療が必要な疾患ですから、前述の通りきちんとした指導のもとで薬などを使用する必要があります。ですので、薬に頼らない食事や民間療法だけを追いかけるのはナンセンスです。

厚生労働省の調査でも、さまざまな民間療法を試す人は多いものの、実際の効果は漢方や針灸・物理的な洗浄以外はめぼしい治癒効果はなかったとされます。

ですので、やはり日々の花粉から身を守る対策や身体のケアは、地味ですが効果的な方法と言えます。

これまでもされてきたと思われる花粉に対する対策(服装・メガネやマスク、帰宅時によく払う、洗濯干しの場所)は引き続き心がけて下さい。

その上で、妊婦がアレルギー性結膜炎になった場合の注意点はどういったことがあるのでしょうか?

まず、先程触れた点眼薬ですが、安心と言われても、できたら成分の吸収は最低限の抑えたいもの。そこで、さし方に少し気を配るだけでも副作用リスクを抑えることができます。

と言っても難しいことではなく、点した後に目頭を1分程度押さえておくだけです。涙道から喉への薬の通り道をふさげるので、患部以外の不要な粘膜からの吸収が防げるのです。

また、外出時の花粉症対策の重要性は言うまでもありませんし、特に顔や目のガードは大事ですが、最近ではマスクやメガネ以外にも機能的なアイテムが開発されているので、利用しない手はありません。

それが吸着性のある天然由来成分やイオンの帯電性を利用した花粉をブロックするスプレーです。食物由来の成分で妊婦さんも安心ですし、出かける前に顔にひと拭きするだけで、マスク以上の花粉ブロックをしてくれることもあります。

最後に、厚生省調査でも比較的効果が認められた洗浄について紹介しましょう。

花粉飛散時などは定期的に洗眼することは、目やまぶたへの花粉や異物の刺激をかなり取り除くことができます。異物や汚れの刺激が減ることで炎症の悪化を緩和できるはずです。

まず洗浄液をカップに入れ、顔を下に向けて、目にぴったりと押しあてます。カップを押しあてたまま上を向き、数回、まばたきをすると、目に付いた花粉やゴミなどを洗い流すことができます。

注意点は塩素を含む水道水は避けること。
専用の洗眼液を使い、自分専用の洗眼カップを使用するのがポイントです。もしなかなか難しいのであれば、コンタクト専用目薬などの防腐剤不使用の人口涙液タイプを点してもOKです。

ただ以前は医師も勧めていた洗眼ですが、今では目を守る機能成分まで洗い流してしまうので、頻繁にするのは良くないとされています。1日1回程度を、外から戻ったときなどタイミングを決めて洗眼するといいでしょう。


スポンサードリンク

妊婦の花粉症を緩和する食べ物は?

治療と並行して少しでも身体に優しい緩和策があれば、試してみるのも赤ちゃんや自分の為の工夫と言えます。

やはり、薬以外で工夫して効果が望める方法は、何と言っても食生活です。TVコマーシャルではありませんが「食べたもので身体はできる」のです。

妊娠中ですから不健康な食生活はされてはいないと思いますが、ピンポイントで症状を緩和できる成分を気をつけて獲ったり、逆に悪くするものを避けることは試してみない手はありません。

では花粉などでのアレルギー疾患にはどんな食物成分がどのような作用をするのでしょうか。

詳しい説明は省きますが、花粉症などのアレルギー疾患は、アレルゲン物質に対して防御するためのヒスタミンが過剰に分泌されることで起こります。

当然治療薬はこのヒスタミンを抑える役割の成分を使いますが、私達が普段口にする食べ物の中にもヒスタミンは含まれますし、逆に抑える役割をするものもあります。

1例をあげますと、

ヒスタミンが多い食材~チョコレート ココア コーヒー ほうれん草 なす サバ マグロ いわし サケ タラ サンマ アサリ イカ カニ エビ たこ 豚肉 サラミ そば サトイモ タケノコ トマト ワイン ビール 卵白

ヒスタミン抑制食材(メチオニン ビタミンC・乳酸菌・カテキンなど)~ブロッコリー 小松菜 キャベツ いちご オレンジ レモン ぶどう 納豆 ヨーグルト お茶類

粘膜強化食材(βグルカン・βカロテンなど)~きのこ にんじん ほうれん草 かぼちゃ モロヘイヤ 春菊

免疫力強化食材(β-グルカン・β-カロテンなど)~きのこ ニンジン ホウレンソウ 小松菜 ニラ

また、ビタミンB6(バナナ・サケなどに多い)はピリドキシンとも呼ばれ、免疫機能を正常に保つ強い作用があり、やはり目の粘膜に特にいいB2(納豆・のり・うなぎなどに多い)とともに摂ると、アレルギー性結膜炎には最適な組み合わせなので、取り入れてみて下さい。

鮭と玉ねぎの納豆
鮭と玉ねぎの納豆

料理名:鮭と玉ねぎの納豆
作者:イ・シュリー

■材料(1人分)
納豆 / 1パック
焼き鮭 / 1/3切れ
玉ねぎ / 1/8個

■レシピを考えた人のコメント
焼き鮭の残りで作りました

詳細を楽天レシピで見る

もちろん、バランスの良い食事が最もいい花粉症対策なのは言うまでもありませんが、上記のような食材をピンポイントで気をつけてみると、症状が和らぐので意識してみて下さい。

また、劇的に効果があるわけではありませんが、アロマは気分を変えたりストレスを軽減するのに効果はあるので、妊婦さんが安心な花粉対策として取り入れやすい方法と言えます。

お好きな精油を選んでかまいませんが、ラベンダーには抗アレルギーや消炎効果が認められていますし、カモミールローマンもかゆみに効くアロマとされています。

まとめ

繰り返しますが、お腹の子供のために薬などに注意を配ることも大事ですが、お母さん自身の健康や生活が健全に送れなければ、結果として胎児に良くないことも忘れてはいけません。

例えば、アルコールでさえ妊娠中は良くはありませんが、何もがぶ飲みするのではなく、初期以外に賢く利用すれば質の高い妊娠生活に役立つものでしょう。

まめに医師に相談しながら、神経質になることを極力少なくする工夫をすることが、お母さんと赤ちゃんのためになるということを覚えておいて下さい。

⇒記事一覧はコチラ

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。