かつて、福岡城下の整備に伴って架けられた橋により、那珂川と博多川が囲む中の島への往来が活発になって生まれた博多区・中洲。
今では、東京・歌舞伎町、札幌・すすきのと並び日本三大繁華街に数えられ、また大阪・北新地とともに西日本一の歓楽街としても、年中昼夜を問わず賑わいます。
そこで、中洲エリアの駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
中洲の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
スナックやキャバレーなど3500軒もの飲食店が集まり、言わずと知れた国内屈指の歓楽街を形成する福岡県・中洲エリア。
夜の街としてだけでなく、とんこつラーメンや水炊き・もつ鍋など名物にあふれた屋台が立ち並び、食の散策スポットとしても人気を集めます。
また、毎年博多どんたくや博多祇園山笠など福岡を代表する伝統イベントでも熱く盛り上がる地域であり、昼夜を問わず人通りの多い人気エリア。
また近年では、福岡アンパンマンこどもミュージアムinモールをはじめ、美術館、商業施設、ガーデンの様々な施設が完備された「博多リバレイン」、九州でも有数の演劇専用劇場「博多座」、博多商人の気概を今に受け継ぐ「川端通商店街」など、休日を過ごすスポットも豊富です。
ただ、コンパクトな中洲地を中心にたくさんの店舗が集まり、タクシーなども激しく通行する繁華街。
車での移動や駐車に適したエリアとはとても言えないので、もし車を使う方は駐車場事情をおさらいしておくのは必要な準備でしょう。
そこで、以下が中洲周辺のパーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
中洲川端駅から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧のように、博多駅や天神駅周辺に劣らず、駐車ポイントは豊富にある界隈です。
おそらく拾い切れていないところも入れれば、圏内に100箇所はくだらないパーキングが点在するはずです。
この内、川端エリアには博多リバレインの2つの駐車場(7・27)や市営の川端地下駐車場(28)があり、合計1000台近いスペースなので、これらがメインになるでしょう。
ちなみに、これらは3箇所の入り口から地下の各層で形成される一体の施設と見てよく、地下鉄中洲川端駅とも直結する便利な施設。
その分利用も集中し、休日等はこのキャパシティをもってしても、満車になることも珍しくありません。
一方、中の島/中洲側は、60.gate’s駐車場(129台)や29.パラカパーキング103(155台)はあるものの、慢性的に需要に供給が追いつかないスペース不足のエリア。
空きを探して時間を費やすこともあり、天神駅周辺まで行ってやっと駐められたなどという声も聞こえてきます。
飲酒を楽しむ際などはもちろん車以外で来ると思いますが、それ以外の用事でもできれば地下鉄などでアクセスするのが無難なエリアと言えます。
料金的にはやはり手頃とは言えず、1時間あたりで平均375円はまだしも、日中の打ち止め料金が平均1266円と、千円を超える高めの相場。
そこで、車を置いて出かけたり、エリア内でゆっくり用足しする際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
<平日なら>
47.トラストパーク ランダムスクウェア(60台/12時間最大 月-金900円 土700円)
<休日なら>
51.セイワパーク綱場(60台/土日祝 07:00-20:00 最大料金700円)
65.ダイヨシ店屋町パーキング(約50台/日祝 07:00-19:00 最大料金600円)
<平日・休日とも>
29.パラカパーキング103(155台/07:00-18:00 最大900円)
31.Dパーキング中洲中島町第2(13台/07:00-19:00 最大900円)※軽専用
35.タイムズ中洲(20台/07:00-17:00 最大料金¥900)
58.店屋町駐車場(11台/08:00-20:00 最大料金¥900)
は、いずれも1000円を切って駐めておけるパーキング。
おすすめはやはり、中の島内では最大クラスの立体施設であり、川端商店街などにもアクセスがいい29。
もちろん混み合うエリアなのは事実ですが、もしこの界隈でどうしても探したいなら、まず覗いてみたいパーキングと言えます。
ちなみに、中洲のパーキングは24時間単位の上限ではなく、時間区分内での最大料金が多いので、その点に注意して利用して下さい。
中洲の駐車場で時間料金が安いのは?
もし、ちょっとした仕事や地元での生活利用で来た場合なら、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で400円弱程度。
ただ、前述のように上限で1000円以内のところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、1時間換算で200円以下のパーキングがリスト中で20箇所程度見つけることができます。※表参照
その中でも、
50.Dパーキング店屋町4(3台/終日 40分100円)
58.店屋町駐車場(11台/08:00-20:00 40分100円)
64.ハミングバードWTパーキング(4台/終日 60分100円以降30分100円)
67.ナカイチタイムパーク(4台/終日45分100円)
69.須崎ナカイチパーク(7台/08:00-20:00 40分100円)
なら、200円を切る格安パーキングです。
また200円で収納力に優れたスペースも拾ってみると、
15.パークジャパン中洲中島町(108台/終日60分200円)
39.パーキングナカムラ(64台/07:00-23:00 1時間¥200以降30分¥100)
47.トラストパークランダムスクウェア駐車場(60台/月-土 終日30分100円)※月-土のみ
57.紙与パーキング店屋町(211台/08:00-20:00 30分100円)
が、キャパシティと手頃さを兼ね備えたところ。
この中では、やや呉服町駅寄りになりますが、57は規模が頼もしく、また上限設定も1000円と手頃なので、オールマイティに使い勝手がいい駐車場と言えます。
中洲の駐車場で泊りや予約が手頃にできるのは?
なんと言っても中洲は歓楽街として訪れる方も多いので、時には飲酒運転を避けるなど、さまざまな目的で長時間車を置いておくケースも多いでしょう。
例えば中洲にもたくさんある代行サービスを利用すれば世話がありませんが、翌日車を取りに来るような場合もあるはず。
そこで、長めの10時間~24時間で上限設定があるところもリスト中にピックアップしています。※リスト中の黄緑の列
そのうち、特に24時間単位で安いところはというと、
21.Dパーキング須崎町3(5台/24時間最大1000円)
42.須崎町パーク(4台/24時間最大1000円)
48.リパーク須崎町(9台/24時間最大1000~1100円)※車室による
になります。
もちろん立地も重要な選択基準になるかと思いますので、表を参考にあたってみて下さい。
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
観光地やイベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する繁華街でも最適の選択肢と言えます。
ちなみに、中洲の周辺には予約できる駐車場がそこそこあります。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
まとめ
やはり中洲と言って誰もがお目当てにするのが、屋台で味わう博多の味や雰囲気でしょう。
特にマップでも示した那珂川沿いの遊歩道は、ラーメンやおでん、串焼きや餃子などを、人の賑わいとともに堪能できる食のスポット。
最寄りの中洲川端駅からは少し距離があり、車でアクセスしたいところですが、記事の通りあまり駐車場事情は良くありません。
できれば電車やタクシーなどを組み合わせて訪れる方が、安心して楽しめるのでおすすめです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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