山梨・静岡の2県7市町村にまたがり、浅間信仰や修験道霊場のメッカであるとともに、日本の象徴として聳える霊峰・富士山。
2013年に晴れて信仰や芸術の源として世界遺産登録されて以降は、さらなる登山・観光客が足を運ぶ日本のシンボルスポットです。
そこで、富士山の周辺駐車場についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
Contents
富士山 / 基本情報
名称:富士山
所在地:山梨県南都留郡鳴沢村字富士山
電話:
0460-84-8727(富士箱根伊豆国立公園管理事務所)
055-223-1330(山梨県県民生活部世界遺産富士山課)
054-221-3747(静岡県文化観光部富士山世界遺産課)
開山期間:
山梨県側(吉田口)7月上旬~9月中旬
静岡県側(富士宮口・須走口・御殿場口)7月中旬~9月上旬
料金:無料
アクセス:各登山口による
駐車場:あり ※一覧マップ参照
公式ホームページ:
http://www.fujisan-climb.jp/index.html(富士登山オフィシャルサイト)
概略:
富士山には一般観光と登山の2つのレジャー側面があり、そのいずれかでアクセスや駐車場選びも変わってくる。
五合目ポイントは富士山の西側を除く各所に4箇所あり、いずれも車でアクセスできるが、通年可能というわけではない。
難易度が高く登山者が少ない御殿場口を除く3箇所は、夏の登山シーズン(概ね7月上旬から8月末前後)にマイカー規制がかかり、麓の駐車場からシャトルバスやタクシーに乗り換えてアクセスする形になる。
一般観光の場合は、道路交通の便がいいスバルラインやスカイライン(富士宮口)の5合目が人気の玄関口となるが、登山の場合は4ヶ所いずれもが対象になり、夏の規制シーズンには麓のバス乗換口駐車場は、例年激しく混み合う。
富士山 / 駐車場一覧マップ&全リスト
1.富士スバルライン五合目第1駐車場
観光施設が充実しており、一般観光客が最も多い登山口の第1駐車場。当然混雑や待ち行列は普通であり、御来光目当の前日からの利用者も多いため、早朝に行っても混んでいることがある。日帰り予定の方はスバルライン通行時間にも注意し、余裕のある計画を。
住所 | 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545−1 |
営業時間 | スバルライン営業時間に準ずる |
収容台数 | 約80台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | 公式ページ |
備考 |
2.富士スバルライン五合目第2駐車場
観光施設が充実しており、一般観光客が最も多い登山口の第2駐車場。当然混雑や待ち行列は普通であり、御来光目当の前日からの利用者も多いため、早朝に行っても混んでいることがある。日帰り予定の方はスバルライン通行時間にも注意し、余裕のある計画を。
住所 | 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545−1 |
営業時間 | スバルライン営業時間に準ずる |
収容台数 | 約250台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | 公式ページ |
備考 |
8.富士北麓駐車場
マイカー規制時はシャトルバス(運行は規制時のみ)への乗り換え口、またそれ以外でも5合目混雑を回避するために路線バスへの乗り換えが可能。規制時にはタクシーも待機する。観光案内所やトイレもあり、帰省時には車中泊客も多い。公式ツイッターで情報収集も有効。
住所 | 山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84 |
営業時間 | 【規制時】(7月上旬~8月末) 24時間営業 【規制時外】9:00-17:00 |
収容台数 | 【規制時】1400台 【規制時外】400台 |
時間料金 | - |
最大料金 | 【規制時】(7月上旬~8月末) 1回1000円 【規制時外】無料 |
URL | 公式ツイッター |
備考 |
1.富士宮新五合目駐車場
富士宮5合目の駐車スペースは、駐車場と言うより道に沿って設けられている路肩区画が占める。アップダウンの少なく走りやすいスカイラインルートの五合目は一般観光客が多く、その駐車形式から、混雑時には手前の区画外の道路にも駐めてしまう車が多い。空きを探して通行する車と歩行者との事故も起こりやすい。当然混雑や待ち行列は普通であり、御来光目当の前日からの利用者も多いため、早朝に行っても混んでいることがある。日帰り予定の方は余裕のある計画を。
住所 | 静岡県富士宮市北山 |
営業時間 | 24時間利用 |
収容台数 | 約400台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | - |
備考 |
5.水ヶ塚駐車場
マイカー規制時は有料シャトルバス(運行は規制時のみ)への乗り換え口、またそれ以外でも5合目混雑を回避するために路線登山バスへの乗り換えが可能。規制時にはタクシーも待機する。トイレもあり、規制時には車中泊客も多い。観光客より登山者が多い富士宮ルートは規制時外は混雑しない。
住所 | 静岡県裾野市須山 |
営業時間 | 【規制時】(7月上旬~9月上旬) 24時間営業 【規制時外】24時間営業 |
収容台数 | 【規制時】1000台 【規制時外】400台 |
時間料金 | - |
最大料金 | 【規制時】(7月上旬~9月上旬) 1回1000円 【規制時外】無料 |
URL | - |
備考 |
1.須走口五合目第2・第3駐車場
未舗装の足元が悪い駐車場で、2段に分かれた区画のスペース。なお第1駐車場はなく、冬季は閉鎖されるので注意。日中のみ利用可のトイレあり。
住所 | 静岡県駿東郡小山町須走 |
営業時間 | 月下旬~11月上旬の24時間 |
収容台数 | 約200台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | - |
備考 |
2.須走多目的広場
マイカー規制時は有料シャトルバス(運行は規制時のみ)への乗り換え口、またそれ以外でも5合目混雑を回避するために路線登山バスへの乗り換えが可能。規制時にはタクシーも待機する。トイレもあり、規制時には車中泊客も多い。公式ツイッターで情報収集も有効。
住所 | 静岡県駿東郡小山町須走 |
営業時間 | 【規制時】(7月上旬~9月上旬) 24時間営業 【規制時外】24時間営業 |
収容台数 | 【規制時】500台(仮設区画含む) 【規制時外】400台(通常区画のみ) |
時間料金 | - |
最大料金 | 【規制時】(7月上旬~9月上旬) 1回1000円 【規制時外】無料 |
URL | 公式ツイッター |
備考 |
1.御殿場口五合目第2駐車場
唯一マイカー規制がない登日口の駐車場で、2段に分かれた上側の区画で、バス停も最寄り。日帰りが難しい難易度のため、混雑は最も穏やか。ただそれでも夏の登山シーズンの休日は混み合う。2輪車もこちらに駐める。
住所 | 静岡県御殿場市中畑西沢2110−10 |
営業時間 | 24時間利用 |
収容台数 | 110台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | - |
備考 |
2.御殿場口五合目第3駐車場
唯一マイカー規制がない登日口の駐車場で、2段に分かれた下側の区画。日帰りが難しい難易度のため、混雑は最も穏やか。ただそれでも夏の登山シーズンの休日は混み合う。
住所 | 静岡県御殿場市中畑西沢2110−10 |
営業時間 | 24時間利用 |
収容台数 | 270台 |
時間料金 | 無料 |
最大料金 | 無料 |
URL | - |
備考 |
3.御殿場駅周辺駐車場
御殿場口はマイカー規制から唯一外れており、通年で五合目まで車でアクセスでき、満車率も最も低い。
ただ夏シーズンの週末はやはり混雑が激しく、御殿場駅駅周辺からパーク&バスライドで向かうという手も選択肢になる。
以下の別記事も参考に、手頃に駐めておけるパーキングを見つけてアクセスするといいだろう。
別記事⇒「御殿場駅の駐車場で安い料金は?周辺おすすめガイド地図&全リスト!」
まとめ
富士山の観光や登山のための駐車場は、麓駐車場のマイカー規制時を除けば概ね無料なので、利用しやすい。
記事で触れたように、各登山口の性格の違いからその注意点も微妙に異なるが、やはりマイカー規制シーズンの麓駐車場や、規制明けの9月~行楽時期にかけての5合目駐車場の混雑は考慮したい。
特に、登山と観光客が混在するスバルライン口と富士宮口は当てはまり、例えば慣れていない方の日帰り登山観光は、余裕を持っても持ちすぎることはない。
その際、御来光などで日をまたぐトレッキング客の帰りと重なることも忘れないように。
五合目からの眺望を楽しんで帰る程度の観光客以外は、やはり早朝から到着して駐車場が空くのを待つくらいがいいだろう。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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