クリスマスはせっかくだから子供が喜ぶようなケーキをと、子供のリクエストでキャラクターのケーキを用意すると、いくらも食べてくれないことがあります。
やはりケーキは普通のデコレーションケーキを買ったほうが美味しいですが、子供向けの飾り付けではないのがやはり淋しいところ。
そこでキャラデコケーキをお子さんと楽しみながら作ってしまいませんか?
キャラデコケーキはまずい?美味しい?その評判は?
子供の好きなキャラでバッチリ飾り付けられたケーキは、おもちゃメーカーからもクリスマスの時期には販売され人気も高いですが、ケーキとしての美味しさはそれほどでもないと言う声を耳にします。
・味を期待するよりも箱のデザインや、ケーキの周りの帯のデザイン。中央の小さなおもちゃを楽しむものだと思ってます。
・大人が責任持ってケーキ平らげましたが、ケーキ自体はあんまり美味しくなくて…。
・値段と大きさを考えるとちょっと割高な感じがしました。
・クリームよりもスポンジの生地がパサパサで「おいしい」と言える物ではなかったです。
価格に関しては、ケーキコスト以外の版権使用料などがかかるので割高になるのはしょうがないのでしょう。
味も、もちろん人それぞれなので特にまずくはないという方もいますが、大人として本音を言えば美味しいケーキが買いたいところ。
ただ子供が大喜びするなら、持て余してもしょうがないかなとも思ってしまうのも子を持つ親の人情です。
それなら、ケーキは普通に好きなものを用意して、上に飾るデコレーションを手作りしてしまいませんか?
「えっ、絵心もないのにそんなのできるの?」と思われるかもしれませんが、実はそれほど難しくなくできちゃうんですよ。
しかもお子さんと一緒に楽しみながら作れるのもいいところ。多少見た目が既製品より劣っても、子供は自分で作った飾りが乗ったケーキに大満足のはず!
それでは具体的には手作りキャラデコ飾りの作り方はどうすればいいのでしょうか?
最近、贈り物やデコレーションとして簡単に可愛いお菓子が手作りできるアイシングクッキーをご存知ですか?市販品や自分で焼いたクッキーの表面を粉砂糖と卵白を混ぜた材料で絵を描くようにデコレーションしたクッキーのことです。
本当に簡単なのですが、主にはクッキーに限定されることと、模様や柄は書けても複雑なキャラ画は慣れていなかったり、絵心がないと難しいのが難点です。
そこで今回おすすめが、「パータデコール」という方法!
半透明のクッキングシートやオーブンシートにキャラクターの絵を写して作りたいお菓子や生地に転写するので、絵心がなくても大丈夫です。
アイシングが「お絵かき」と言う感じに対して、パータデコールは「塗り絵」というイメージでしょうか?ですので、お子さんと一緒に楽しみながら作れるという意味では、難易度が優しく最適なのです!
また、クッキーだけでなく、チョコ飾りやスポンジ生地そのものなど、いろいろなものに応用が利くのもパータデコールの特徴です。
では、具体的な作りかたをみてみましょう。
キャラデコケーキの作り方で簡単なレシピは?
ケーキそのものも最初から作ることもできますがそれでは大変な手間もかかるので、今回はキャラデコを作って市販ケーキの上に飾る形での方法を紹介しますね。
まずパータデコールの最もポイントになるのが転写したい絵をシートに写すことです。どのお菓子を作る際も、この手順は基本的に同じですので、まずは手順を押さえてくださいね。
【 絵を写し取る基本的な方法① 】
①キャラクターの元絵を用意します。
お子さんの希望にもよりますが、最初はあまり複雑なデザインではない方がいいでしょう。大きさも出来上がるお菓子の大きさに合わせます。もし作りたい絵が大きすぎるようなら縮小コピー・印刷して用意してください。
②クッキングシートを重ねて、鉛筆で絵を写し取ります。
丁寧に絵の輪郭を写し取ります。その際、お菓子の縁になる外の輪郭も書いておくと作りやすいです。クッキングシートは、より剥離性の高いものがBESTです。
③裏返せば下絵が完成です。この上にお菓子に転写させる絵を塗っていく流れになります。お菓子に転写されると反転して、見本の絵の通りになります。
【 絵を写し取る基本的な方法② 】
反転してもかまわない場合や、最初から反転した絵が用意できれば写し取る手間が省けます。見本の絵の上にクッキングシートを乗せれば準備できてしまいますが、それでは書いている最中にずれやすいので、以下の方法がおすすめです。
①A4の透明クリアーファイルを用意して、見本の絵をはさみます。
②お菓子の外側の輪郭を書き加えます。
③クッキングシートを重ね、ずれないように適当にテープで止めます。
絵を描いたり塗ったりする食用の画材はいろいろありますが、熱を加えて焼き上げるお菓子類とチョコレート飾りなど固めるだけのデコレーションは分けて考えたほうがわかりやすいでしょう。
本来「パータデコール」は焼き生地に写す絵を描く材料のことを指します。
【 パータデコールの基本的な作り方 】
材料
・バター(有塩・無塩どちらでも)かマーガリン~50g
・粉砂糖~50g
・薄力粉~50g
・卵白~50g
・着色料~必要種類
着色料として利用できるものはいろいろあります。見本の絵の色数だけ作ることになりますが、水彩絵の具とほぼ同じ要領で調合しながら目的の色を作ります。
・食用パウダー~かぼちゃパウダー・イチゴパウダー・さくらパウダー
・粉食品~(ブラック)ココア・抹茶
・食用着色料~天然由来・人工
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①バターやマーガリンを室温に戻し、マヨネーズ上になるまでよく練る
②粉砂糖と薄力粉を加える
③常温の卵白をよく泡立ててから少しずつ加えて混ぜる
④できた生地を必要分だけ別の皿などに取り分け、着色料で色材料を作る
これをコルネなどの絞り器に入れたり、楊枝や木筆を使ったりして絵を完成させていきます。まずココアなどで着色した生地で輪郭を描き、冷蔵庫で15分程度冷やすのがポイントです。
絵が仕上がったらオーブンで様子を見ながら8分ほど焼き、クッキングシートをそっとはがせば出来上がりです。焼きあがったらシートはすぐ剥がすのがコツです。焼き時間は目安ですから、様子を見ながら加減してください。
できたらケーキの上に飾りつければ、立派なキャラデコケーキが完成してしまいますよ!
キャラ飾りだけでなく、絵を完成したシートを下においてケーキ生地を流し込んで焼けば、キャラクタの絵が張り付いたケーキ自体もできてしまうので興味があればチャレンジしてください。キャラロールケーキも作りかたは基本的に同じです。
出典:cookpad
キャラデコのチョコ飾りの簡単作り方は?
オーブンを使って焼き上げるお菓子は少し敷居が高く感じて苦手・・と言う方には冷やして固めるだけのデコ飾りもあるので紹介しましょう。
粉生地を使うとどうしても焼く工程が入って失敗することもありますが、チョコレートベースなら手間いらずで簡単です。
また、食用の画材も市販のチョコペンだけで仕上げられるのも嬉しい手軽さです。
【 デコキャラチョコの作り方 】
材料
・ホワイトチョコレート
・チョコペン各種
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①絵の用意は前述の手順と同じです。ただ熱は加えないので、シートはジップロックを切ったものの方が透明感があり書きやすいです。
②用意した絵の上でチョコペンを使って輪郭を描きます。ペンが太すぎれば楊枝を2本あわせたり、竹串を使ってみてください。
③その上に色を乗せていきます。コツは小まめに冷やすこと。それによって色が混ざり合ったりしません。
④できたら、ホワイトチョコを湯煎して溶かし、外の輪郭に沿って厚めに盛り、台を作ります。
⑤冷蔵庫で冷やして固め、シートをはがしたら出来上がりです。
もし、チョコペンだけでは希望の色がなければ、溶かしたホワイトチョコに前述の色素を混ぜて作ってもOKです。
●ミニーキャラチョコ
●妖怪ウォッチキャラチョコ
もし、飾りが少し物足りないようなら、ミニフィギュアなどを買って乗せてあげれば、おもちゃメーカー顔負けのキャラケーキになること請け合いです。
まとめ
こうして、キャラ飾りをいくつか作って、取って置きのケーキに飾りつければ、美味しくって子供も大喜びのお手製キャラデコケーキが完成しちゃいます!
何より、お子さんと塗り絵をするような手軽さで一緒に作れるのも最高です。
クリスマスの夜に、何も知らないお父さんに「これ、誰が作ったと思う?」なんて言いながらケーキを披露したら、お父さんもお子さんも最高の思い出になるはずです。
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