毎年80万人前後の来場者で賑わう、言わずと知れた東北花火の雄、大曲花火大会!
明治43年に開始されて以来、競技大会として国で設けた賞が授与される権威ある花火大会としても他大会と一線を画しています。
もちろん人出や混雑も1級(笑)。少しでも余裕を持って楽しむことのできる方法はあるのでしょうか?
大曲花火大会に乳頭温泉を加えたアクセスプランや宿泊は?
<基本情報>
・日程:2016年8月27日(土)
・開催地:秋田県大仙市大曲花火大橋付近雄物川
河畔
・時間:昼花火の部:17:30~18:15
夜花火の部:18:50~21:30
※雨天決行
大会公式サイト:http://www.city.daisen.akita.jp/docs/omagari/2013120900158/
他の花火大会と比べても、混雑と言う点で引けをとらない大曲花火大会は無計画ではおすすめできません。なので行き帰りや現地で大変な思いをして「行かなきゃよかった」って後悔しないようなプランはないものかって思いますよね。
それではこんなプランはどうですか?温泉でゆったりしながら余裕を持って花火見物を楽しむ計画!
実は、大曲の近くにあの超有名な「乳頭温泉」があるんです!乳頭温泉については説明するまでもないと思いますが、少しおさらいすると十和田・八幡平国立公園 乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。秘湯と呼ぶにふさわしい乳頭温泉は、泉質も多種多様で湯治場としても効果の優れた温泉として人気のエリアです。
人気の冬は雪の山道が不安ですが、この季節なら自家用車でも不安はないはず。
日程計画として考えがちなのが花火大会を楽しんだ後に温泉に移動しゆっくり宿泊し翌日帰るという計画ですが、乳頭温泉が交通の便が良くないことに加え花火大会の人出混雑と言う悪い条件が重なるため、この日程は厳しそうです。
花火大会終了後では、一番便利な路線バスもなくなってしまっていますし、温泉旅館側も遅いチェックインは遠慮してほしいでしょう。かと言ってチェックインして花火大会に向かうのでは、行ったりきたりで大変です。
その点、温泉~花火大会の順番なら前日余裕を持ってチェックインして温泉を楽しみ、翌日早めに大会会場に行って備えると言う段取りが組めスムーズですよ。
ちなみに、乳頭温泉最寄の田沢湖駅から神岡支所臨時駐車場のあるJR神宮寺駅までは、ほぼ角館街道がメインのシンプルなルートで、お昼前後出発でも1時間前後で移動が可能です。(シーズンや花火大会を考慮すると、出発時間によっては渋滞の注意が必要です)
宿泊は、先ほどふれました七湯の中でお好みのところに問い合わせて予約を取ってください。乳頭温泉は予約が取りにくい場所ですし、シーズンや花火大会を考えると早ければ早いほうがいいですよ!
乳頭温泉郷公式サイト:http://www.nyuto-onsenkyo.com/index.html
※記事作成時(6/12)には、まだ予約可能な宿はありました。
大曲花火大会の駐車場はパーク&ライドで!
乳頭温泉から大会会場へのアクセスは事務局も勧めている市役所支所駐車場に停め電車で向かうのがいいでしょう!
当日はどこでもおなじみの交通規制が10時から始まってしまうので周辺は混雑するからです。
※交通規制マップ等
・神岡支所(JR神宮寺駅近く)110台
・中仙支所(JR羽後長野駅近く)50台
・西仙北支所(JR刈和野駅近く)200台
・協和支所(JR羽後境駅近く)120台
最近各スポットで盛んに勧められているパーク&ライド(離れた場所に駐車して電車でアクセスする方法)は渋滞緩和にも役立ちますし、なにより観光客自身のアクセス時間の短縮にメリットが大です。
この大曲花火大会でも、特に帰る際に会場付近駐車場からと比べて1時間以上も早いと報告されています。三々五々来場する開始時に比べ、終了時は一斉に人が動くので予定通りに運行する電車利用はとても便利です!
民間の駐車場もいくらかはあるようですが市支所の駐車場なら無料で安心ですし、最寄り駅までは5分と楽ですのでおすすめです。
一番気になる満車情報ですが
パーク&ライドの離れた駐車場のため、比較的時間に余裕を持って利用できそうです。
今回おすすめプランで想定した、会場に一番近い神岡支所でも午前中は50%未満ですので、乳頭温泉エリアをチェックアウト後向かっても余裕がありそうですね!
大曲花火大会の場所取りガイド!
大曲花火大会も見物席は有料・無料などいろいろな席が用意され、キャンプできる駐車場も設けられます。
肝心の見物する場所の確保についてですが、実はこの花火大会で一番苦戦なのがこの場所取り!たいていの花火大会は当日早めに行けば無料場所でも取れないことはあまりないのですが、ここはいくつかの理由で難しそうなのです。それは・・
・無料席エリアが狭い
・入場待機場所というものがあり前日の15時
から入れる
・当日の入場も9:30からと他の花火大会に比
べ圧倒的に早い
・キャンプ駐車場があり前日から詰めやすい
そのため、無料席は前日から並んだ人でほぼ占められてしまうようになります。
あまり有料観覧席を勧めず無料席で見物できるための情報をお伝えできればと考えていますが大曲大会は厳しそうと言わざるを得ません。
なので、今回はなんとか有料桟敷席の入手をおすすめする形になってしまいます。
桟敷席は、
・A 席 23,000円(1.8×1.8m/6人程度)
・イス席 3,000円(折りイス/1人)
・C 席 15,000円(2m×2m/5人程度)
があり抽選で販売されます。詳細は公式チケットサイトで確かめてください。
※公式観覧席詳細図
受付スケジュールは
・受付期間:平成28年6月10日(金)10時~
6月13日(月)23時
※電話やインターネットで申し込み可能
・抽選発表:平成28年7月12日(火)10時~
なので、始まり次第申し込みだけは済ませておくのをおすすめします。
有料桟敷席がゲットできれば、もちろんあわてて会場入りする必要はありません。ただ指定席のように場所が決まっているわけではないので、前述の駐車場の満車状況も頭に入れ、極力早めに入って露店などを楽しみながらくつろいで始まるのを待つのがいいですよ!
最後に、大曲では花火大会の頃に必ず雨が降ります。それでもよっぽどでない限り中止にならないので、準備万端で臨まれることをおすすめします!
まとめ
前日から並んでまでイベントを楽しむかどうかはもちろんそれぞれ考え方があるかと思います。
ただそれを勧めてしまうとどんなイベントでもそうすればいいという提案になってしまうので、手間と楽しめる質のコストパフォーマンスをぎりぎり見極めておすすめできればと考えます。
今回は、花火大会の観覧席チケット入手と乳頭温泉の予約のふたつが揃わないと決めるのがむずかしいかもしれませんし、あるいは主を温泉観光にして花火大会見物は都合が付けばという形にしたほうがいいかもしれません。
いずれにしても、花火大会見物や温泉旅行の参考やヒントにしていただけたら幸いです。
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