最近ではバレンタインもいろいろな楽しみ方がありますが、日ごろ頑張る自分をねぎらう機会として上手に利用する女子も増えています。
思い切り贅沢なチョコレートを堪能するのも楽しいですが、気になるのがカロリーや糖分です。肌の弱い方はニキビも気になりますし、ご褒美といっても悩ましいところです。
そんな女子の悩みを気にせず、楽しめるチョコレートってないのでしょうか?
バレンタインでダイエット中に自分チョコを楽しむには?
近年、本命や義理だけでなく、友情や感謝を伝えるチャンスとしても広がりを見せるバレンタインデー。さらには頑張っている自分へのご褒美に「自分チョコ」を買う女性も急増中です。
調査では、女性の二人にひとりは自分用に用意し、ついに予算も本命チョコを超えたという統計もあって、ライフスタイルを豊かにするために賢く使っている様子が伺えます。
もちろんたまの贅沢なので、気になるカロリーや糖分は気にせず次の日からまた注意すればいいのですが、せっかくダイエットを頑張っている女子には、やはりどこか後ろめたさが残ります。
また、最近流行りの糖質制限をしていたり、さらに療養中の方などは、あまり羽目をはずせない場合もあるでしょう。
研究でその健康効果がどんどんわかってきているチョコレート原料のカカオ豆。
主には含まれるポリフェノールが活性酸素を抑え、動脈硬化防止・ストレス軽減・癌の予防・アレルギー抑制などの効果があるスーパー食材であることがわかってきました。
そのため新製品も続々と開発され、ブームと言っていいほど人気のチョコレートですが、カロリーが高いのも事実。
意外なことにイメージとは逆で、ミルクチョコより苦めのビターチョコのほうがカロリーが高めなのですが、だいたいバレンタインデー時期に販売される価格も高めの限定チョコレートは、材料も惜し気もなくいいものが使われるビター系が多いので、カロリーも普通より高めなのです。※生チョコは比較的低めです。
ということはご褒美の自分チョコも、高級な一粒、二粒にしたほうがよさそうですね。
ところで、前述のビターチョコのほうがカロリーが高いのは何故かというと、カカオバターが多めで、脂質がたくさん含まれるからです。
もちろん、その分ポリフェノールも多いので健康効果は高く、長い目ではダイエットにいいのですが、いっぺんに食べるとなるとカロリーの方が気になります。
例えば、ダイエット中でも気にせず自分用に買える、しかもおいしくて贅沢なチョコレートってないものでしょうか?
カロリーを抑えるために砂糖の代わりに人口甘味料を使ったチョコレートは沢山ありますが、必ずしも健康にいいとは限らず、あまりおすすめできません。
そこでおすすめが「ローチョコレート」です。「ロー」といってもカロリーやカカオの量が低いというわけではありません。
「ローフード」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、極力熱を加えず(ロー=低温)、生に近い状態で食べることで、食べ物が持つ酵素や栄養素を効率的に摂取するという考え方です。
通常ローストするカカオ豆を、酵素が壊れる48℃以上の熱を加えず、カカオの持つ豊富な健康成分を失わずに作ったチョコレートを「ローチョコレート」といい、砂糖や乳製品も加えないのが普通です。
代わりに天然の甘味料であるアガベやココナッツシュガー・ハチミツなどを使用しているので、血糖値が上がりにくく体に優しいので、ウェイトコントロール中の自分チョコとしてもイチオシなのです。
バレンタインのダイエット中の自分チョコでおすすめは?
それでは、ローチョコレートを手がけて人気の高い評判店で、自分のご褒美にふさわしいおしゃれな「自分チョコ」アイテムを紹介しましょう。
●Choco Reko(ちょこれこ)
Photo by http://chocoreko.com/
ローショコラティエの狩野玲子氏がオーナーもつとめる日本発のローチョコレートブランドで、ローチョコレートが口コミで人気が広まるとともに評判となり、現在は直販とともに卸販売やイベント出店と引っ張りだこです。
基本のエクアドル産を中心に各産地のローカカオを使い分け、血糖値が上がりにくい有機パームシュガーを使っているのでダイエット中にも適しています。
植物油、乳製品、レシチンなどの乳化剤は一切無添加なので安心して自分に贈れるローチョコレートです。
「Baobab org / バオバブオレンジ」
ナッツ不使用の乳製品なしでのローホワイトチョコに非加熱のバオバブフルーツパウダーとゴジベリーパウダーを混ぜ込み、屋久島産自然栽培の自家製ドライたんかんと巨峰をトッピング
価格(税別)¥1,350
●Cacao∞Magic(チョコマジック)
Photo by http://www.cacaomagic.com/
京都左京区でローチョコレートの製造販売をおこなうお店で、カカオはいずれも有機オーガニックの認定素材のみを使用し、甘味料もココナッツシュガーやアガベなど体に優しい材料にこだわるブランド店です。
併設の人気カフェは期間限定で開いており、次回は2017年春の桜シーズンに営業予定とのこと。
「BON BON CHOCOLAT / ボンボンショコラ」 12個入り
『神々の食物』カカオ を 最大限に活かして作る Cacao∞Magic のローチョコレート
価格(税別)¥5,000
●ショコラティエ パレ ド オール
Photo by http://palet-dor.ocnk.net/
ショコラティエ、パティシェとして高名な三枝俊介氏が経営する店で、カカオ豆に注ぐ情熱から複数ブランドをこのパレドオールに絞り込んだ、こだわりのショコラ作り店です。
ローチョコレートではありませんが、カカオの美味しさや引き出しつつ健康効果も大事にし、砂糖を一切使用せずハチミツを使う体に優しい製品でも人気です。
「からだにおいしすぎるショコラ」
カカオ100%のショコラに美容と健康に良いとされるアナツバメの巣の成分を加え、砂糖を使わずメープルシロップとはちみつで甘みをつけ、生クリームに替えて豆乳を、バターに替えて良質のゴマ油を使うなど、からだにやさしい食材のみで仕上げています。
価格(税別)¥2,250
バレンタインでダイエット中レシピで自分用には?
自分へのご褒美が「自分チョコ」なので、あまり手間をかけると本末転倒になってしまいますが、バレンタイン中でなくても健康的なチョコレートをダイエットに取り入れられるという意味でも、ローチョコレートを自分で作ってしまいませんか?
でもチョコレート自体から作るなんて難しそうと思うかもしれませんが、実はとても簡単。少しお高めですが、主に3つの材料さえそろえてしまえば10分程度でチョコ自体はできてしまいます。
●ローチョコレートの作り方
ローカカオパウダー 大さじ12杯
ローカカオバター 150g
アガベシロップかハチミツ 大さじ2杯
塩 少々
・作り方
①ボールにカカオバターを刻んで入れ、湯煎で溶かす
②カカオパウダーとシロップ・塩を入れ、よくかき混ぜる
③適当な容器に流し込み、冷蔵庫で1時間程度冷やして出来上がり
⇒フードネイチャー プレミアム ローカカオパウダー 120g
⇒【夏季クール便代サービス】オーガニック ローカカオバター 454g ナビタスナチュラルズ社⇒UltimateSuperFoods ローアガベネクター 760g(500ml)
いかがですか?こんなに簡単に健康的なチョコレートができてしまうのは驚きですよね!
材料は高めですが、ご褒美チョコとして見れば許容範囲と思えますし、そのあとも何回も作れるので決して高くはありません。
上記は基本的な作り方なので、もう少しおしゃれなチョコレートのレシピも紹介しましょう。
料理名:アボカドチョコ《ロースイーツ》
作者:Lilyhappy
■材料(約5人分)
《クラスト》 /
アーモンドパウダー / 40g
ココナッツパウダー / 20g
ローカカオパウダー / 16g
ココナッツシュガー / 16g
ココナッツオイル / 20g
雪塩 / ひとつまみ
《フィリング》 /
アボカド / 2個
デーツ / 40g
ローカカオパウダー / 大さじ3
バニラパウダー / 小さじ1/2
メーップルシロップ / 大さじ1
■レシピを考えた人のコメント
アボカドとカカオパウダーで簡単チョコスイーツ☆デーツ使用。
料理名:生チョコボール
作者:aivege
■材料(8~10人分)
ローココアパウダー / 25g
キャロブパウダー / 30g
アガベシロップ(またはメープルシロップ) / 大さじ4
レーズン / 80g
生くるみ / 1カップ
ラム酒 / 小さじ1
ココナッツオイル / 大さじ1
■レシピを考えた人のコメント
キャロブとココアの濃厚なロー(生)チョコボールです。
お好みのナッツやフルーツにアレンジして、スプーンですくって食べたりスクエア形にカットするのもおすすめ♪
まとめ
ローチョコレートはその栄養価の高さから、少しでも満腹感がありお腹も空きにくく、ニキビも気にせず美肌効果も高いチョコレートです。
もしあなたが美容に気にしつつもご褒美の「自分チョコ」を楽しみたいのであれば、まさにうってつけのチョコレートと言えそうですね。
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