京都の桜 おすすめの穴場撮影スポット|北区編|今宮神社・上品蓮台寺・建勲神社

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紅葉と並んで、京都を代表する風物詩が春に咲く桜です。

その名所は、有名処から穴場までバリエーションに富み、観光客を飽きさせません。

そこで、ぜひカメラを手に暖かくなった京都へ、日本の象徴とも言える桜とお寺のベストショットを撮りに出かけてみませんか?

今回は、そんな京都の北区で、桜の穴場撮影スポットを紹介しましょう。

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※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

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今宮神社の桜の撮影スポットは?

<今宮神社>

観光スポットとしては定番の大徳寺より北側のほど近い場所に立つのが、厄病息災の「今宮神社」です。

994年に一条天皇により、悪疫退散を祈願し神輿が造営されたことが起こりとされる今宮神社は、荒廃や焼失を経て、1902年には社殿も再建され、疫を鎮める健康長寿、厄除神社として信仰を集めています。

徳川綱吉の生母・桂昌院ともゆかりが深く、氏神社として良縁開運祈願のパワースポットとしても知られ、「玉の輿神社」の別名も持ちます。

それほど観光地の雰囲気がなく、人出も激しくない穴場と言えます。

・行ってみると地元の神社という感じで、華美ではなく落ち着いた雰囲気で良かったです。

・桜が満開の時期でも、参拝者はそれほど多くありません。

紅葉でも評判ですが、本殿前の枝垂れ桜や疫社前のソメイヨシノが見事です。特にここの桜は背の高い樹がなく、また人も多くないので、撮影が間近でできるのが嬉しいところ。

立派な社殿を背後にぼかして、桜を接写!なんてこともこの神社では可能です。また、楼門近くの朱橋付近の山桜も風情があり、併せてカメラに収めるといいでしょう。

また疫神も飛散するとされる桜の散る時期(4月の第2日曜日)に行われる「やすらい祭」は無病息災を願う「京都三大奇祭」の一つで、興味深い祭りなので予定を合わせられる方はぜひご覧ください。

境内には、3回叩いて持ち上げると重く3回撫でて持ち上げると軽くなる「重軽石」と呼ばれる疫神社らしい名物石があり、祈願成就や持病の治癒を願って人気を集めています。

門前には目当てに行く方も多く、絶品と評判の名物「あぶり餅」のお店があるので、味わいながらお花見する乙な楽しみ方もおすすめです。

<基本情報>
住所:京都市北区紫野今宮町21
TEL:075-491-0082
拝観日:無休
拝観時間:9:00~17:00(境内自由)
拝観料:無料
駐車場:あり(有料 44台)
アクセス:地下鉄北大路駅から徒歩約21分
     市バス「今宮神社前」から徒歩約1分
見頃:4月上旬~4月中旬
サイト:http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/03/019/
※TOP画像は今宮神社の風景:出典PHOTOGRAPH.PRO

建勲神社の桜の撮影スポットは?

<建勲神社(たけいさおじんじゃ)>

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出典:京都桜photo

1869年に明治天皇の下命により織田信長を祀るために創建された神社で、正式名が長いので「けんくんじんじゃ」などと愛称で親しまれています。

かつて織田の船岡山城であった標高約112mの船岡山の中腹に位置し、現在は船岡山公園とともに整備・管理されています。

ちなみに船岡山は「五山の送り火」が複数見えるビューポイントでもあり、特に「建勲神社」は「左大文字」がよく見えるスポットとして人気を集めます。

信長を鎮護する大祭「船岡祭」も秋頃に行われ、あの「敦盛」の舞や火縄銃の実射など信長ファンにはたまらないスポットでもあります。

山全体も様々な種類の桜が植樹され、比叡山や京都市が見渡せる眺望の良さも手伝い、花見の名所になっていますが、建勲神社は特に中腹からの桜の風景や境内の枝垂れ桜などで人気の穴場となっています。

山の上の神社で、知名度も定番スポットほどはないので、シーズン中も比較的に人は少なめです。

・神社としては綺麗に整備されており、京都市内の穴場スポットの1つでありましょう。

・景色もとても素晴らしくて、あまり混雑もしていないので、のんびとした時間を過ごせました。

満開の桜のトンネルの石段を登ると、拝殿や本殿のある境内が開け、その至るところに山桜やソメイヨシノ・枝垂れ桜が山の緑に美しい色合いを添えています。
特に拝殿傍らの紅枝垂れ桜は必見で、赤塗の木柵に囲まれて枝を広げる様子は撮影ポイントです。

しかし、何と言ってもせっかく頑張って登ってきたのですから、見下ろすように叡山の山並みや市街を桜とセットでカメラに収めない手はないでしょう。天気が良ければ、他では望めない春の眺望が写し取れるはずです。

尚、高所にあり石段も多いので、動きやすい服装がおすすめです。

<基本情報>
住所:京都市北区紫野北舟岡町49
TEL:075-451-0170
拝観日:無休
拝観時間:9:00~17:00(境内自由)
拝観料:無料
駐車場:なし(参拝者は申し出で参道に可))
アクセス:市バス「建勲神社前」下車
見頃:4月上旬~4月中旬
サイト:http://kenkun-jinja.org/


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上品蓮台寺の桜の撮影スポットは?

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出典:京都桜photo

<上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)>

千本通にある上品蓮台寺は聖徳太子によって創建されたと伝えられ、960年に寛空が再建した折に当初の「香隆寺」から今の寺号になりました。

真言宗派の寺院で、かつては12院あったことから「十二坊」と呼ばれ、現在の地名の由来ともなっています。

本堂には本尊「延命地蔵菩薩像」など国宝や重文も多く所蔵し、とくに寺宝でもある国宝「紙本著色絵因果経」は歴史ある絵巻物として名高い収蔵物です。

ここは、落ち着いた境内に上質なさくらが艶やかな、知る人ぞ知る桜の名所にして穴場です。

・今日は珍しく観光バスがとまっていましたが、団体さんは訪れないような、個人客向けのお寺です。

・ここには上質の枝垂桜とソメイヨシノがあります。人も少なくて穴場的な場所です。

・花見スポットの穴場で、個人観光客がちらほらいて、地元の観光タクシーが案内してくる人程度で、ゆっくりと花見を楽しめます。

何と言っても見どころは、桜の見事さ!
見頃時期には境内は、ソメイヨシノや紅枝垂れ桜の絢爛さで溢れ、特に少し後から盛りを迎える、本堂前の枝垂れ桜は色づきが素晴らしく、間違いなく撮影対象として一級品でしょう。

また、境内の北側奥には「利休梅」の見事な一角があり、可憐な白い花をつけているので、時期が合えば見逃さないように。

<基本情報>
住所:京都市北区紫野十二坊町33-1
TEL:075-461-2239
拝観日:不明(境内自由)
拝観時間:6:00~17:00(境内自由)
入園料:無料
駐車場:なし
アクセス:市バス「千本北大路」下車 徒歩3分
見頃:4月上旬~4月中旬

まとめ

北区は平野部市街地と北部山間部があるエリアで、アクセスなどの観光の仕方も地域によってだいぶ変わります。

市街地では金閣寺や源光庵、また桜でも上賀茂神社や平野神社など有数の観光スポットがありますが、隠れた穴場ポイントも数多くあります。

今回はそんな北区の3箇所をピックアップしましたが、まだまだ撮影スポットはたくさんあるので、ぜひ別記事も参考に訪れてみてください!

⇒記事一覧はコチラ

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