もうすぐ節分ですね。
お子さんがいると、お父さんが会社から帰るのを待って豆まきされるご家庭も多いでしょう。そこでちょっと困るのが、余った豆の使いみち。
毎年なんとなくもったいないので取っておくけど、終いには日が経って捨ててしまったりしていませんか?
そこで今回は、そんな大豆のパワーを賢く使った女性に嬉しい利用法を紹介しましょう!
節分で余った豆はどう活用する?
子供がいれば、小さいうちは豆まきなどもきちんとやってあげたいもの。でも盛大に撒くと後の片付けが大変だし、節分の慣習として食べる量なんてたかが知れています。
なので余った量にもよりますが、節分の後の余った豆の使いみちは毎年ちょっぴり頭を悩ませます。
食品なのでできれば無駄にしたくありませんが、とても美味しいというわけではないので、そのままだとたくさん食べられませんし、ネットでアレンジレシピを検索してもイマイチ面倒です。
そこで視点を変えて、今年はママの美容に一役買ってもらうという利用法も悪くないのでは?
大豆の健康・美容パワーは今更説明するまでもないほど広く知れ渡っていますが、少しおさらいすると、何と言っても、畑の肉と呼ばれるほど体を作る材料である良質なタンパク質を多く含み、しかも吸収効率が抜群に優れていること。
最近流行りの「低糖質ダイエット」にも、主食代替えやかさ増しに積極的に勧められている食品であります。糖質が少ないのももちろん理由です。
さらに、コレステロール低下が期待できる「大豆レシチン」やビフィズス菌の餌になって腸内環境を整える「オリゴ糖」、抗酸化作用が強力な「大豆サポニン」「ビタミンE 」と女子の美容を後押しする健康成分が目白押しなのです。
とどめは、特に女子に嬉しい女性ホルモンと似た働きをする「大豆イソフラボン」の効果。
摂り過ぎはよくありませんが、月経に関連した不調や骨粗しょう症など、女性の身体に嬉しい作用がたくさん期待できます。
最近の研究では、がん予防に効果があるとされるトップ8食材に入るほど、健康に有効な食品として重要視されています。
2月初旬と言えば、まだお正月に美味しい料理をいただいて、ちょっぴり増えてしまった体重などが気になる頃。また胃腸も疲れ気味で、もう一つ普段のペースに戻っていない時期です。
でしたら、せっかく節分で余った豆があるのならプチダイエットのきっかけにしちゃいませんか。炒り豆でもうまく工夫すれば、賢く健康的なダイエットが可能ですよ。
そこで早速、大豆ダイエットについてその効果ややり方をもう少し詳しく紹介してみましょう。
節分の豆でダイエットするおすすめ理由は?
大豆をダイエットに取り入れる効果の理由は何なのでしょうか?
あのシェイプアップ指導の「ライザップ」などでは積極的にタンパク質摂取を勧めますが、もちろん理由があります。それは代謝が上がるからです。特にマグネシウムを含むとその効果が高まりますが、大豆がまさに当てはまります。
さらに前述の通り腸内環境を整え、お通じを改善する効果があること。下記は、炒り豆を販売しているサイトの購入者レビューです。
・豆の水溶性食物繊維の為か、お腹の調子も良くなり、少量でお腹が膨らむので、ダイエットに最適です。何の努力もしないで、間食やラーメンが減って、この2週間で毎週1kg減り、2kg体重が減っていました。
個人差はもちろんありますが、腸を健康に保つことがダイエットには不可欠なことがわかります。
さらにレビューでも触れているように満腹感が得られやすいということも見逃せません。食欲が適度に抑えられ食べ過ぎを防ぐことができます。
このように、①代謝改善、②便秘改善、③食べ過ぎ防止などが大豆ダイエットの利点と言えます。
やり方ですが、もし節分で余った炒り大豆をそのまま利用するなら、簡単な置き換えダイエットになります。食事としては置き換えしにくと思いますので、おやつなどの間食に取り入れると良いでしょう。
炒り豆は消化が悪いですが、お腹さえ壊していなければむしろそのほうが効果的です。血糖値が上がりにくい目安をGI値で表現しますが、早く言えば消化が良いかどうかということ。
点滴やおかゆは体が弱った時のGI値最高のものですし、こんにゃくなどは極端に低い食材です。炒り豆も消化が悪く血糖値が上がらない食品なので、ダイエット向きと言えます。
ただ、やはりそのままだと応用がしにくいので、炒り大豆をうまく使ってボリュームを増やすことがおすすめです。ライザップなどでもこの手法を取り入れているようです。
よく大豆のカロリーが意外に高め(100g/約400kcal)ということが言われますが、食品で大事なのは、細かいカロリー数値の差よりも、どれだけバランスの良い栄養素が含まれているかということ。
もちろんお腹いっぱい食べればカロリーオーバーですが、それはどんな食品でも同じです。
まさかダイエットをしていて満腹にはしないでしょうし、少々グラムあたりのカロリーが高くても栄養に乏しいものよりは、トータル的にはメリットのほうがあるので心配しなくても構いません。
また、イソフラボンの摂りすぎによる影響に触れた記事も目にしますが、実は明白な健康被害報告があるわけではなく、はっきりわかっているわけではありません。
特に近年の栄養過剰摂取の懸念は、主にはサプリメント併用などが原因で、食品の摂り過ぎではめったに影響ないことがほとんどです。
とは言えはっきりしないながらも、厚生省では一応の上限目安を女性75mg/日程度としているようなので、意識してみてください。
⇒「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」 P41
ちなみに100gあたり煮豆で70mg、炒り大豆で150mg、豆腐は1丁70mg、納豆1パック30mg程度なので一応参考に。
ただ繰り返しますが、長期間に渡って大量に食べ続けない限り、自然食品で神経質になることはないように思います。
節分の豆でダイエットに適したレシピは?
先程触れたように、節分で余った炒り大豆をそのまま口にするのだと、おやつ代わりにするくらいであまり応用が効きません。
そこでもう少し取り組みやすい炒り大豆レシピを紹介しましょう。
まず一番手っ取り早いのがご飯に入れて一緒に炊いてしまうこと。炒り豆は料理に使おうとすると、どうしても柔らかく戻す必要がありますが、炊飯ならその手間が1度にできてしまうでおすすめです。
白米だけを食べるよりも歯ごたえが増し満腹感も得やすくなりますし、代謝が上がりやすいタンパク質豊富な主食に変身します。もちろんご飯自体も減らせるので糖質が抑えられダイエット効果が期待できます。
料理名:節分豆入り炊き込みご飯
作者:michipon19660808
■材料(「5」人分)
豆撒き用の煎り豆 / 約70g
油揚げ / 2~5枚
にんじん / 1本
しいたけ / 2~3枚
米 / 5合
めんつゆ(3倍濃縮) / 150cc
■レシピを考えた人のコメント
豆撒きの時、蒔いたり食べても残っちゃう時がある豆を炊き込みご飯にしたら固いお豆もやわらかくなって美味しく食べられますよ。
同じ豆を使った炊飯レシピの応用で、洋風のピラフもいいかもしれません。
料理名:炒り豆ピラフ
作者:mirimemori
■材料(2~3人分)
米 / 2カップ
水 / いつもの量
豆まきの豆(炒り大豆) / 好きなだけ
クレイジーソルト / 小さじ2弱
オリーブオイル / 約小さじ2
■レシピを考えた人のコメント
残っていた豆まきの豆で作るかんたんピラフです。豆まきの豆は炒り大豆なので、戻したりゆでたりのめんどな下ごしらえなしで料理に使える便利素材だったりもします。
主食ばかりでは飽きてしまうので、おやつにもできる節分豆活用レシピを紹介しましょう。 甘くなく歯ごたえもいいおかきにすれば、腹持ちがいいダイエット向きのお茶うけになるでしょう!
料理名:炒り豆おやき
作者:mirimemori
■材料(2人分)
豆まきの豆(炒り大豆) / 1/2カップ
上新粉 / 1/4カップ
水 / 1/4カップ
てんさい糖(または黒砂糖) / 約大さじ2
塩 / ひとつまみ
なたね油 / 適量
■レシピを考えた人のコメント
豆まきの豆で作りました。ぐにっとした炒り豆の歯ごたえがいい、素朴なお茶うけです。
まとめ
ちょうど、お正月太りをなんとかしたいと思っていたのなら、節分の豆を無駄にしてしまうなんてもったいないですよ。
大豆の美容パワーを利用して、体調のプチリセットの機会にすれば、豆も無駄にせずダイエットもでき一石二鳥になるので、ぜひチャレンジしてみて下さい!
⇒記事一覧はコチラ