字をきれいに書くコツと練習は驚くほどシンプルな方法だった!

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昔に比べて減ったとは言え、まだまだある字を書く機会。

のし書きや手紙・年賀状、どこかの窓口などで字を書く際に、もう少しきれいに書けたらと思う人は多いでしょう。

そこで、字がうまくなるための、驚くほど単純な上達のヒントを紹介しましょう。

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字を上手く書くコツで、シンプルな方法は?

字をもう少し上手に書ければと上達法を調べても、「背筋をまっすぐ」や「正しい姿勢で」から始まると、引いてしまいますよね。

すごい美文字を目指すわけじゃなく、日常で書く文字をもう少しだけ見栄えをよくしたいだけ・・

もちろんペン習字などに取り組めばいいのでしょうが、そこまではなかなかできません。

そこで、ちょっとしたコツがないかと検索しても、「一定の筆圧で」とか「中心を意識して」など、できれば苦労しない解説が多いものです。

もう少し具体的なコツや、わかりやすい注意点があれば、うれしいですよね。

ところで、かなり以前に「エーカン」という字の上達マシンがあったのをご存知ですか?

こんな機械です。

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出典:「すみそのペン字練習帳」からお借りしました

おそらく、指や手に一定の動作や感覚を覚えさせる機械なのでしょう。

どんな原理で上達するのかは不明ですが、なんとなく発想は理にかなっているような気がします。

そもそも、字がうまく書けない人には、ある安定した動作ができていないからです。

それが「まっすぐな線」を書くこと

例えば、「田」「月」を書くと、毎回違うのが下手な人の特徴です。

漢字の多い日本語は、直線がきちんと引けると、驚くほど見栄えが変わります。

つまり「直線」が、字が上達するための最大のヒントと言えるのです。

字をきれいに書く練習で、シンプルな方法は?

例えば「少し右上がりにする」といったコツも、水平や垂直の線が引けて、初めてできるテクニックです。

真っ直ぐな線は、字を書く上での基本と言えます。

そこで、直線をきちんと引けるようになるために、以下のような反復練習をしてみて下さい。

<直線を引く感覚練習>

①動作の基本は、肘や手首をテーブルに付けず、肘をまっすぐ動かす感覚で書いて下さい。

②まず、定規を使っていいので、水平線や垂直線を引く練習をします。白紙で横罫・縦罫の便箋を作るようなつもりでやるといいでしょう。

③感覚がある程度腕になじんだら、定規を外してフリーハンドで練習します。

④罫線の幅も一定になるように意識すること。難しければ、罫線ノートや方眼ノートをガイドに練習しても効果的です。

あとは反復練習あるのみです。

慣れてきたら、直線だけでなくらせん状にペンを動かすのも上達に有効です。

<らせんを引く感覚練習>

①まず、手首や肘はテーブルに付けて固定した状態から始めます。

②固定した状態で、手だけで上から下へらせんを書きます。当然、手首は固定しているので4~5回転分しか書けないはずです。

③手になじんできたら、テーブルに腕を固定せず、垂直のらせんを引く練習をする

④これを横方向や、らせんの回転向きを変えたりして練習を繰り返します。

さらに、直線の感覚がなじんできたら、「の」の字やひし形を書く練習がオススメです。

ともに、日本文字のペン使いのエッセンスがつまった文字やかたちです。

この内、例えば「の」はひらがなの線の流れを代表する文字で、直線と「の」が書ければ、ひらがなの字が整うはず。

また「永」という字は、漢字の筆使いの要素が全て入った字なので、併せて参考にしてみて下さい。


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字をうまく書くペンの持ち方や書き方は?

他にも、ペンで字を書く上での基本的な注意点も、一度おさらいしておきましょう。

実は、字が下手な方は、筆圧が一定しないのもそうですが、強めな方が多いのも特徴なのです。

そのため、余分な力でペンの動きがなめらかにならず、前述の直線を引くのが苦手だったりします。

ですので、字で悩んでいる方は、直線練習とともに、軽く書くことを心がけるだけで、書く文字が見違えるので試してみて下さい。

コツは、親指と人差指の力を抜くと同時に、関係ない小指に力を少し入れること。

肝心な箇所の力が抜けて、肘や腕との連結感覚も良くなります。

また、好みもありますが、細字や極細のペンは、どうしてもペン先のボールを動かすのに力が入ります。

引っかかりもあるので、安定した筆記動作には向いていない太さです。

もし、細くなければイヤ!というのでなければ、練習には引っかかりの少ない中~太字でゲルタイプのボールペンがオススメです。

最後にペンの持ち方ですが、意外と間違っている方が多いと言えます。

それは、日本にはお箸の文化があるから。

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絵を見ると分かりますが、親指の添え方が違いますよね。

ペンはお箸と違い、動かす必要がないので、この持ち方の方がペンが固定できます。

具体的には、親指はペンに対して90度で、人差し指の第一関節にかかるように持ちます。

もし、お箸もペンも同じ持ち方をしていると感じた方は、少しチェックしてみて下さい。

まとめ

「真っ直ぐの線を引く」というコツはシンプルですが、心がけるだけでうまくなる魔法の方法はありませんよね。

それなりの反復練習は、やはり必要です。

それでも、思い出した時やちょっとした時間にやるようにすると、いつの間にか書く文字の感じが変わってくるかもしれませんよ。

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