結婚式を挙げる新郎や新婦と子供も面識があると「○○ちゃんもぜひ一緒に来てね!」と一緒に結婚式に招待されることがあります。
もちろんお誘いを受けたので連れて行きたいとも思いますが、いろいろ不安がいっぱいなのも事実です。
子ども服装やご祝儀の金額もそうですし、なんといってもまだ小さいので式の最中に騒いで迷惑をかけないか心配です。
子連れの参列はどう考えればいいのでしょうか?
結婚式の子供連れで行くのはあり?
結婚式-特に長時間に渡ることがほとんどの披露宴などでは、小さい子はじっとしているのは大変です。
招待を受けたからとはいえ、子どもが騒いで迷惑をかけるのだけは絶対避けたいものです。
招待されていない場合の子連れ参列はもちろんマナー違反とされることがほとんどですが、ゲストとして一緒に呼ばれた場合は本当に連れて行ってもいいのでしょうか?
実際に0~5歳児の子持ちの親御さんへのアンケートでは、やはり子どもは預けて連れて行かないという意見が最も多い結果でした。
理由は「まだおとなしく座っていられる年齢じゃなく、迷惑をかけたくないから」「連れて行くのは不安。そもそも何時間も拘束するのはかわいそう」などでした。
それでも、連れて行くという意見もたくさんあり「ある程度辛抱させることはできると思う」「預け先が難しい」などの理由によります。
確かに悩ましい問題ですが、せっかく結婚を迎える知人や親戚が「ぜひみんな一緒に!」と心から願っているのなら、気持ちには答えてあげようと検討してみるのも必要ではないでしょうか。
では、もし騒いで迷惑をかける心配があれば、どうすればいいのでしょうか?
一番大事なのは、だましだまし乗り切ろうとするのではなく、前もって子どもにちちんとお話をしておくことです。
自分たちが結婚した時の話や写真を見せ、「あなたも知っている○○さんとお相手が家族になるための大事なものだから、いい子でお祝いしてあげようね」と教えましょう。
実際の式の風景などもネット動画で見せて、雰囲気や様子を知らせておくのも有効です。
また、当日席に着いたときは「ご迷惑をおかけしたらすみません」と軽く周囲に伝えておくのも大切です。
当日それでもぐずりそうになったら、一番簡単なのは玩具で興味を引くことです。長くは無理かも知れませんが、多少の時間は静かに遊んでいてくれるはず。
もちろん音の出るおもちゃはダメですから、折り紙やお絵かき・塗り絵などがいいでしょう。
ちょっとした好物のお菓子を持ち込んで、飽きてきたら渡すのも手です。
特にトイレなどを我慢していると子どもは不快感がつのるので、早めの用足しは大切です。
注意深く観察して、もしぐずりそうな時にはすぐに席をはずしてトイレに行ったりロビーなどで気分転換させるのが有効です。
そのためにも、できれば理由を告げて極力出口に近い席を用意してもらえると、より安心でしょう。
最近では、結婚式時に専門で面倒を見てくれるもウェディングシッターという方もいますが、そこまでしなくてもプレイルームやキッズスペースが併設されている式場も多いので、会場に確認してみるのもお勧めです。
おめでたい席ですから、周りの人もきっと理解してあやすのを手伝ったりしてくれるはず。ですからあまり神経質にならず、いろいろ準備をした上で気持ちを楽にして式を楽しんでください。
結婚式での子供の服装の注意点は?
せっかくのお誘いを子供連れで受けることにした場合の、子どもの服装ってどうすればいいのでしょうか?
まず服装の色ですが、たまに黒は弔事用なので避けるものいう勘違いした意見を見かけますが、そんなことはありません。
むしろどんな際でも正式なフォーマル色は黒で、結婚式などでは花嫁のドレスとかぶる白を避けるのが通常のマナーと言われています
とは言え、小さい子なのでそこまで服の色に神経質にならず、黒以外だとしたら明るいきれいな色ならOKでしょう。例えば子どもにお願いする演出に参加することも考えられるので、地味すぎるよりその方が演出が映えるので喜ばれます。
式での子どもの服装で、ここぞとばかりおめかしさせるのはNGです。特に女の子ならなおさらで、主役はあくまで花嫁さんということを押さえておきましょう。
新婦さんによってはフリフリドレスで同じように可愛く決めてほしいと思う方もいるかもしれませんが、一般的には少し華やかめのワンピースあたりが無難です。
女の子でもスーツは正装ですが、女の子らしさという意味ではワンピースの方が可愛らしいのではないでしょうか?
肩を出す出さないは意見が分かれますが、まだ小さい子であれば特に神経質にならなくてもいいでしょう。
ただ、季節によっては寒々しく見えることもあるのでカーディガンなどの上着を必要に応じて揃えてあげてください。
白い靴下やタイツを履かせ、靴は黒がフォーマル感が出て無難ですが、小さい女の子は白以外の明るい色でも大丈夫です。
髪型にもよりますが、コサージュなど髪飾りは大きすぎなければ華やかな物を選んでも問題ありません。服装とのバランスも考え、髪飾りで可愛いさを演出してあげてください。
男の子は、基本がズボンに白のワイシャツでのブレザーやスーツ姿とほぼ決まっているので服装の選択は楽です。ワイシャツは必ず白でなくてもかまいません。
せっかく正装をしたのですから、チーフも面倒がらずに着けてください。ワンポイントとしては効果的なアイテムです。
場合によっては吊ズボンや半ズボンもNGではないので、持っているものでコーディネートしてみてください。
タキシードという選択もありますが、場合によっては構えすぎた正装に見えることもあるので、小さい子なら窮屈ですしそこまでフォーマルにしなくてもいいと思います。
女子と同様、白の靴下を履き、靴は黒い革製(合皮も可)のものをチョイスします。色が濃くてもローファーやスニーカーは向いていません。
ネクタイは普通のものでもいいですが、蝶ネクタイにすると普段と違う日の雰囲気が出せておすすめです。
季節に関わらず上着は省かないこと。正装という意味では必須ですし、披露宴などの最中に暑ければ脱がせればいいだけです。記念写真撮影時も上着を着ていないと浮いてしまいます。
男の子でリングボーイなど頼まれていたとしても特別に変える必要はなく、上記のような定番の正装でOKです。
お子さんの場合は制服類もフォーマルの扱いになりますので、迷って決められないのであれば通っている園の制服なども選択肢に入るのを覚えておいて下さい。
どんな服にするかもそうですが季節感も大事です。素材もそうですが、気候に合った服の構成を忘れずにコーディネイトしてください。
もし、同じくお子さんと列席予定の知り合いがいれば、大まかでもすり合わせしてみるのも安心できるかもしれません。
結婚式で子供連れの際のご祝儀の金額は?
子ども連れで列席する時には、ご祝儀の金額が難しいですよね。
子どもはもちろん収入がない立場ですから、正式には強いて出さなくても問題はないと言えます。ただ乳幼児でなければ宴席が用意されるので、お祝いに代えてその分を渡すせば角が立ちません。
その際、子ども用の席と考えれば大人と同じ金額を用意するのは、かえって先方も恐縮することが考えられるので、お子さん一人で大人の半分で1万円が相場でしょうか。
もし本人が3万円を予定していたのであればプラス1万円で4万円ですが、割り切れる忌み数字を避け5万円が妥当でしょう。
もしお子さんを二人連れて行くのであれば3万円+2万円で、やはり5万円で大丈夫です。
もし負担感を感じるようであれば、ご祝儀は大人のみの金額分渡して、別にお祝いの品物で送れば、金額も調整しながら角も立たないお祝いの仕方ができますよ。
まとめ
おそらくお子さんにとっても、わからないながらも自分のパパやママの経緯やこうやって家族が作られていくことを感じ取れる貴重な体験になることでしょう。
披露宴の中でも、「○○さんきれいだね!これからうちみたいに可愛い赤ちゃんができて幸せな家庭になっていくんだよ!」と教えてあげながら過ごせば、子どもも興味を持って式を見守るのではないでしょうか?
お子さんともども楽しんできてくださいね!
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