白神山地に抱かれた弘前城下町として栄え、学都や軍都の歴史を経ながら、今では津軽中心都市として発展する北の小京都・弘前市。
桜の名所「弘前城」や無形文化財「弘前ねぷた」などで知られる、青森屈指の観光都市でもあります。
特に弘前のシンボル・弘前城は、桜咲く春だけでも多くの人が訪れる人気スポットなので、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、弘前城周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
弘前城の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
津軽の名城「弘前城」を有し、こだわりの「青森りんご」や夏を彩る「弘前ねぷた」など、魅力度調査でも上位に挙がる観光都市・弘前。
青森市、八戸市に次ぐ県内3位の人口を誇り、旧制弘前高等学校の伝統を受け継ぐ学園都市としても活気に溢れます。
そのさまざまな歴史の生い立ちから、城下町の風情の中に瀟洒な洋風建物も多く見かけるレトロモダンな街並みが魅力のエリア。
歴史ロマンにあふれる一方で商店街や商業施設も整備され、都市機能も優れた津軽地方有数の中心都市です。
中でも別名「鷹岡城」とも呼ばれる弘前城は、城門や天守閣が往時の美しい姿を残す重要文化財として、「日本の城100選」にも数えられる名城。
<基本情報>
名称:弘前城
住所:青森県弘前市下白銀町1
TEL:0172-33-8733(弘前市みどりの協会)
入城料;大人310円、子供100円(本丸・北の郭)
※11月24日~3月31日は入城無料
※公園内無料、他有料施設あり
有料営業時間:
4月1日~11月23日 9:00~17:00
さくらまつり期間 7:00~21:00
アクセス:
JR弘前駅より徒歩約25分
弘南100円バス「市役所前公園入口」降車、徒歩5分
駐車場:なし
公式ホームページ:http://www.hirosakipark.jp/outline.html
菊や紅葉の景色でも印象的なスポットですが、やはり弘前のシンボルでもある満開のソメイヨシノ桜に包まれた東北最古の天守閣は必見。
見頃の4月下旬から始まる「弘前さくら祭り」には、GWと重なることもあり毎年200万人もの花見客が詰めかける東北屈指の観桜スポットです。
弘前駅からは徒歩圏内ですし、100円で乗れる循環バスも短い間隔で運行しているので、アクセスは公共機関がおすすめですが、いろいろな理由から車で向かう方も多いでしょう。
弘前城を含む弘前公園には専用駐車場が設けられていないので、周辺の駐車場をあたることになります。
ただ、公園外周に市観光サイトでも紹介されている4箇所程度の市営/観光施設が、実質定番の駐車場になります。
その駐車場を含めた、弘前城周辺のパーキング一覧が以下の通り。※紫のアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
弘前公園外周から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
なお、弘前駅周辺の駐車場マップも共用していますが、その詳細については以下の記事を併せて参考にしてください。
前述の実質定番の駐車場は1~4で、公園にも近いうえに合計で700台の収容スペースもあるので、通常時期なら土日祝日でもいずれかに駐められるはず。
また、1は施設の利用で無料割引がありますし、2~4は最初の1時間が無料なので、駐車料も手頃に済むのも○。
さらに、公園の南東方向に広がる弘前中心繁華街・土手町は、大きめの駐車場もたくさん密集する好条件の穴場エリア。
なので弘前城は、桜まつりやねぷた開催時期でもなければ、車で行きやすいスポットと言えます。
ただ、1~4は料金的にも周辺相場とほぼ同じですが、唯一民間の1は桜まつり期間は料金が上がるので注意ください。
では相場はと言うと、1時間あたりでは平均155円、日中の最大料金も514円のワンコイン程度と手頃なエリア。
ちなみに、広い城内に天守や櫓門、武家屋敷など見どころも多い弘前城は、最低でも2時間程度の見学時間を取りたいスポットです。
そこで、時間料金が安いところを拾ってみると、
7.AGパーク北星本町(42台/終日1時間100円)
9.AGパーク朝日第2(64台/終日1時間100円)
10.東天第3パーク(150台/終日1時間100円)
11.AGパーク朝日第1(240台/終日1時間100円)
12.東天第4パーク(124台/終日1時間100円)
18.東天第1パーク(140台/終日1時間100円)
23.アウトエア弘前(540台/07:00-19:00 60分100円)
25.鍛冶町駐車場(35台/終日1時間100円)
27.ニッシンパーク弘前城(21台/07:00-19:00 60分100円)
が、いすれも1時間換算で100円の格安パーキング。
ただ、少し距離がある土手町周辺が多いですし、城に近い1~4が最初の1時間が無料であることを考えると、まずは定番駐車場を目指すのが賢明な気もします。
弘前城の駐車場で最大料金が安いのは?
露店・出店も並ぶ桜まつりなど、イベント時に行ってゆっくり観光を楽しむなら、時間料金よりも打ち切り料金が手頃のほうが気が楽です。
そこで、日中の最大料金が手頃なところをピックアップしてみると、
6.観光駐車場かまた(38台/08:00-17:00 1回500円)※桜まつり期間は特別料金
7.AGパーク北星本町(42台/12時間最大500円)
16.タイムズ弘前下土手町(24台/12時間最大500円)
23.アウトエア弘前(54台/12時間最大500円)
25.鍛冶町駐車場(35台/07:00-18:00 最大300円)
26.佐和家パーキング(60台/12時間最大500円)
なら、ワンコイン以下で駐められるところ。
ただ6は桜祭り時には高くなりますし、表に記載がなくても特別料金に変わる可能性はありますので、現地看板は必ずよく確かめて利用してください。
なお、例年混雑イベント時期には、混み合うエリアから離れた立地で臨時駐車場が設けられ、一部シャトルバスの運行も始まります。
全てではありませんが、マップのガイドエリアの「桜祭り臨時駐車場」にチェックを入れれば表示されるので、過去の例として参考にしてみてください。
弘前城の駐車場で予約ができるのは?
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する駅周辺や観光地でも最適の選択肢と言えます。
まだ弘前エリアではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
桜に包まれる春の弘前城も見事ながら、やはり弘前と言ったら勇壮絢爛な弘前ねぷたを抜きには語れません。
特に、夏の街中に「ヤーヤドー」の力強い掛け声を響かせて練り歩くねぷたの躍動感あふれる姿は、弘前最大の目玉イベント。
弘前公園付近もそのコースに含まれので、春と並んでもっとも城周辺が賑わうのもこの時です。
特に専用の無料駐車場などは設けられないので、弘前駅まで電車がベストですが、車の方は記事で紹介したようなパーキングをあたるようになります。
もちろん、マップで示したようなねぷた運行路は車両通行ができませんし、市内への道路も大きく迂回させられるようになるので注意。
祭りが始まる前に到着して駐めるのは必須になるので、記事も参考に余裕を持って計画ください。
※情報は記事執筆時のものです。変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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