京都の紅葉で北区の穴場を厳選!等持院・光悦寺・大徳寺!

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テレビでの京都の紅葉の景観に「絶対行きたい!」と思われた方は少なくないでしょう。ただ、あんな光景は大人気のスポットでしか見れないから混雑もすごいのだろうと尻込みしていないでしょうか?

確かに清水寺や永観堂などは人混み覚悟で行くようですが、素晴らしい絵画のような紅葉はなにも定番スポットだけでしか見れないわけではありません。

そこで今回は、山あいと市街地が混在する北区での穴場の紅葉名所を探してみました。

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京都で紅葉の穴場 等持院とは?

北区は平野部の市街地と北部山間部がある地域で、アクセスなどの観光の仕方もエリアによってだいぶ違います。

山間部の紅葉スポットでは、以前は京都から遠いゆえに穴場だった貴船神社や鞍馬寺が現在は有名スポットのひとつに数えられ、特にアクセス時の混雑が避けられなくなりました。

そこで市街地に目を向けるとやはり金閣寺・源光庵などの定番の混雑スポットはありますが、探せばまだまだ穴場といえる紅葉ポイントもあります。

今回はそんな北区での穴場スポットを紹介しますね。


※右上の□ボタンで拡大してご覧下さい。その際、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。

<等持院>

住所:京都府京都市北区等持院北町63
TEL:075-461-5786
拝観日:無休
拝観料:500円(境内は無料)
駐車場:あり(無料)
アクセス:京福電鉄北野線等持院駅徒歩7分
     京都バス 等持院南 下車徒歩7分
見頃:11月中旬~12月上旬

金閣寺・銀閣寺エリアからもすぐのところにある足利家ゆかりの等持院は、紅葉も見事な池泉回遊式庭園を持つお寺です。有名な龍安寺から徒歩で向かう人も見過ごしてしまうほど奥まった立地で、まさに隠れ家的なポイントとも言えます。
以前JRでCMに採用されるなどで知名度は上がりましたが、まだストレスを感じるほどの混雑ではないでしょう。

・拝観され・お庭を歩かれ・写真を撮っておられる方々もいらっしゃいますが、さほど多くはなく、静かに堪能できました。

・紅葉シーズンでしたが、他に比べ観光客が少なくのんびり過ごせました。

こじんまりした境内ですが、訪れた人が口を揃えるのが背後に衣笠山を従えた庭園の見事さ。夢窓礎石作のこの庭園は方丈を中心に東西に分かれ、四季の草花が絶妙に配置されているので、紅葉に限らずどの季節に行っても満足できるでしょう!
見頃は11月中旬から12月上旬です。

用意された履物を履いて巡ったり、ふるまわれる抹茶を味わいながら紅葉を眺めればゆったりとした静かな時間が過ごせます。
ちなみに途中案内説明が流れるボタンがありますが、大きな音声が興ざめするのでおすすめしません。

入るとすぐに目に飛び込んでくるのが大きな赤い達磨(だるま)の絵で、天龍寺の官長でもあった住職が描いたもの。同様の絵が天龍寺にもあります。

落ち着いた雰囲気で紅葉を眺めながら過ごすにはおすすめの穴場と言えます。

京都で紅葉の穴場 光悦寺とは?

<光悦寺>

住所:京都府京都市北区鷹峯光悦町29
TEL:075-491-1305
拝観料:300円
拝観時間:8:00~17:00
駐車場:あり(無料)
アクセス:市バス「源光庵前」下車 徒歩約3分
見頃:11月中旬~下旬

等持院から金閣寺をはさんで北側には、やはり紅葉の穴場スポットの光悦寺があります。
名前にもなっている、江戸の高名な総合芸術家・本阿弥光悦の草庵で、没後日蓮宗の寺になりました。

近くに定番や有名スポットがあると近場のお寺は意外と混まないことが多く、光悦寺もそばに源光庵があり、それが当てはまるようです。何より団体客を歓迎していない方針も、人出が少ない理由のひとつになっています。

・落ち着いたいいお寺です。お庭も、景色も、素晴らしい。

・近くの源光庵に人が集中するからあまり混まない隠れた名所です! 混み合った京都の紅葉狩りに疲れたときはオススメ!

道から一歩入ると、まず気持ちいい良く手入れされた細く長いが続きます。青モミジの時期もそうですが、紅葉シーズンともなれば真っ赤なトンネルが観光客を迎えてくれます。

庭園は、光悦が好んだ竹垣「光悦垣」と散りモミジで真っ赤な地面との対比が粋ですし、眺望も素晴らしく鷹峰三山が見渡せるところなど、また訪れたいという人気の理由になっているようです。見頃は、11月中旬~下旬です。

前述のとおり、近くにはCMで有名になった「悟りの窓」や「迷いの窓」で人気の源光庵があります。当然シーズン中はかなり混みますがせっかく光悦寺を訪れたのでしたら、様子を見ながらチャレンジしてみてもいいかもしれません。


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京都で紅葉の穴場 大徳寺とは?

<大徳寺>

住所:京都府京都市北区柴野大徳町53
TEL:075-491-0019
拝観料:公開/非公開も含め各寺院による
駐車場:あり(有料)
アクセス:京都市バス「大徳寺前」下車徒歩すぐ
サイト:http://kyotoshunju.com/
見頃:11月中旬~下旬

お茶をたしなむ人ならおそらく名前を知っているのがこの大徳寺です。境内の金毛閣という三門で千利休がふとしたことで秀吉の怒りを買って、切腹のきっかけになった場所だからです。京都の禅の始まりはここだともいわれています。

臨済宗のこのお寺は広大な敷地を持ち、実は22もの塔頭(たっちゅう)寺院が集まった総称として「大徳寺」と呼ばれています。塔頭とは親寺の中の小寺という位置づけと考えてください。

中には拝観できない寺院もありますが敷地内は自由に無料で散策できますし、とにかく広いので紅葉を眺めながらゆったり過ごすことができます。変に観光地化していないのも混雑しない一因でしょう。

・この季節、東山などは大変な人ですが、大徳寺はすいていてのんびりできます。

・知る人ぞ知る観光名所という感じでメジャーなお寺とかとは違い、人もすごく多いわけではなくよかったです。

特に紅葉でおすすめは「高桐院」!
細川ガラシャゆかりのこの寺は常時拝観できますし、その参道や庭は狭いながらも絵画のような紅葉風景を見せてくれます。また院に上がればしっとりとした空間から庭の紅葉を楽しむことができます。

もうひとつは「黄梅院」でしょう。普段は公開していませんが、今年(2016年)は10/8~12/4まで特別公開しており、表門から唐門にいたる前庭は苔とモミジに覆われ特に素晴らしい景色を楽しめます。

見頃は、11月中旬~下旬です。

紅葉観光ではありませんが、狩野派の障壁画などを特別公開している「聚光院」が最も人気の塔頭で、2017/3/26まで「創建450年記念特別公開」が行われているので、せっかく行ったのでしたら合わせてご覧下さい。(空きがあれば入れますが、事前予約が確実です)
ほかには、「大仙院」の庭も人気の高いスポットです。

もう少し一般公開されると嬉しいという声を聞く大徳寺ですが、こと紅葉見物に関してはそのことも混まない理由になっているので良しとすべきでしょうか。

まとめ

前述のとおり、北区では山間部の貴船・鞍馬寺はいまや混雑スポットになりましたが、行きやすい市街地にもこのような見逃したくない名所がまだ沢山あります。

おのお理由があっての穴場ですが、それゆえ素晴らしい紅葉体験ができるお得な場所ともいえるので、ぜひ足を運んでみてください。

⇒北区での別な紅葉穴場スポット
「京都の紅葉で北区の穴場を厳選②!常照寺・正伝寺・上賀茂神社!」
「京都の紅葉で北区の穴場を厳選③!吟松寺・岩戸落葉神社・紅葉谷庭園!」

⇒記事一覧はコチラ

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