明治期の埋立てによって生まれ、富国強兵策の元で造船を中心とした重工業の街として栄えた月島・勝どき。
また、「佃煮」発祥地の佃とも隣接する漁師の町としても賑わい、今では下町情緒も残す湾岸の高層住宅エリアとしても人気です。
特に勝どきエリアは、ご当地人気グルメ「もんじゃ」で近年人気の月島や、東京の台所・築地に囲まれ、多くの人が訪れますが、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、勝どきエリアの駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
勝どきの駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
かつては「月島の渡し」「佃の渡し」とともに、対岸・築地との舟の往来で賑わった「勝鬨の渡し」で知られる漁業の街・勝どき。
この日露戦争勝利にちなんで付けられた縁起の良い名の船着き場は、その後”東洋一の可動橋”と呼ばれた「勝鬨橋」にその名前と役割を引き継ぎ、さらに発展・開発が進んでいった地域です。
銀座や日本橋、築地も徒歩圏内に収め、今では急ピッチでオフィスビルやタワーマンション開発が進む、注目の湾岸エリア。
2020年東京オリンピックでは選手村設置が予定されるなどで、さらなる盛り上がるを見せています。
一方で、歴史を重ねた下町風情あふれる街並みも多く残り、特に近隣には佃煮が生まれた佃小橋周辺や、もんじゃ焼き発祥の月島西仲通り商店街を抱える、古き良き江戸の面影を残す東京観光の名所としても人気。
地下鉄・勝どき駅真上の高層マンションに囲まれた広場では、毎月お洒落なマーケット「太陽のマルシェ」も開かれ、多くのフリーイベントでも賑わう市街地です。
ただ細い街路や一方通行も多く、土地勘がないと運転がしづらい地域で、築地や晴海・有明など人が集まるエリアも隣接し交通量も多いので、車を使う方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が勝どきエリアのパーキング一覧になります。※オレンジのアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
勝どき駅から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
ちなみにマップは月島エリアと共用ですが、そちらに関しては別記事を参照下さい。
ほとんどの店舗は駐車場がないので、いきおい周辺パーキングを探すようになりますが、それほどたくさんの駐車場があるエリアではありません。
近年マンション・オフィスビル開発が進み、むしろ駐車場は逆に減る傾向がある地域。
特に、それほど広くはない2号街区の勝どきは少なめで、場合によっては月島西仲通り商店街周辺まで範囲を広げて探すようかもしれません。
ただ数台規模のところがほとんどで、もんじゃストリート付近は土日などは満車も多くなるので、やみくもに探すと不効率。
ちなみに築地市場もセットで観光する方も多いと思いますが、市場周辺も混み合いますし、やはりそれほど駐車スペースは多くありません。
料金的にもやはり23区内の高い相場で、1時間あたりで平均908円、日中の打ち止め料金も平均2713円と、いずれものんびりと駐めてはおけないエリア。
ちなみに隣の月島周辺の相場は、1時間あたりで平均703円、日中の打ち止め料金も平均2326円と、わずかながら安くなります。
そこで、江戸前観光などや終日の用足しの際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
<休日なら>
3.ユアーズ・パーキング勝どき第1(3台/日祝 12時間最大¥1500)
6.リパーク勝どき2丁目(8台/日祝 24時間最大¥1200)
7.タイムズ勝どき4丁目第1(8台/日祝 08:00-20:00 最大¥1500)
8.タイムズ勝どき3丁目第2(9台/日祝 08:00-20:00 最大¥1500)
10.タイムズ勝どき4丁目第4(7台/日祝 08:00-20:00 最大¥1400)
12.NPC24H月島4丁目パーキング(15台/日祝 24時間最大¥1500)
19.リパーク月島4丁目第3(5台/日祝 08:00-20:00 最大¥1400)
<平日なら>
12.NPC24H月島4丁目パーキング(15台/月-土 24時間最大¥2000)※指定車室のみ
25.ユアー・パーキング月島第4(2台/07:00-23:00 最大2300円)
26.タイムズ月島第7(5台/07:00-23:00 最大2300円)
27.リパーク月島3丁目(16台/07:00-22:00 24時間最大2400円)
28.ナビパーク月島第4(19台/当日1日最大2300円)
になりますが、ご覧のように平日と休日では極端に相場が違うエリアです。
月島はもんじゃストリートなどを抱え、いくぶん観光用途がありますが、勝どきは完全に平日が高いオフィス街の料金相場。
平日は3000円以上もざらで、中には5000円のところもあるくらいなので、2000円台なら良しとするような相場エリアになります。
勝どきの駐車場で時間料金が安いのは?
もし、ちょっとした仕事や地元での生活利用や食事の際は、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で平均900円近く。
とてもゆっくりは駐められないレベルですし、、前述のように上限で1500~2500円程度のところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、
17.月島3丁目2東都パーク(7台/07-22:00 30分200円)
32.パーキングエース(6台/06:00~22:00 1時間500円 以降30分250円)
36.晴海トリトンスクエア駐車場(490台/07:00~23:30 1時間400円 以降30分200円)
が、わずか3箇所ですがワンコイン以内で駐められるパーキング。
運河を渡る離れた場所ながら、36はリスト中最大収容数ですし、買物サービスもあるので、立地が問題なければおすすめ。
また、600円程度のところも10箇所以上あるので、併せて候補に入れて探すと選択肢が広がるでしょう。
勝どきエリアは、買物利用による無料割引があまり見込めないエリアなので、上記のような駐車場を活用してみて下さい。
勝どきの駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑するオフィス街でも最適の選択肢と言えます。
まだ勝どきエリアではほとんどありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
やはり、勝どきエリアのシンボルと言えば、日本の台所・築地との間にかかる勝鬨橋でしょう。
その重厚感あふれる佇まいが、東京湾でひときわ存在感を示す橋梁で、重要文化財にも指定されています。
船舶運航が減少した今は開くことはなくなりましたが、当時は東洋一と称された全長約246m・幅員約26mの双葉跳開橋。
勝どきに選手村が設置される2020年東京オリンピックには、重要な交通インフラの役割を担うはずです。
そんな、さらなる発展の期待で盛り上がる勝どきエリアを訪れる際に、記事が参考になれば幸いです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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