数々の名刹をいだく東山の麓で、京都のみならず関西でも屈指の紅葉景勝を誇る臨済宗大本山・東福寺。
渓谷を抱えた広大な境内には国内最大級の大伽藍を有し、紅葉にとどまらない京都を代表する観光寺院として知られます。
ただ、人気の清水寺など定番スポットも多い東山区の観光エリアなので、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、東福寺の駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
東福寺の駐車場の混雑や料金は?
かつては「東福の伽藍面」と言わしめた数々の文化財建築を有し、今なお25もの塔頭寺院を抱える、京都五山でも最大級の大名刹・東福寺。
その寺域の谷あいに広がる紅葉風景は随一と言え、特に通天橋の歩廊から見渡す楓の色づくさまは、名所が集まる京都でも屈指の名所として知られます。
<基本情報>
名称:臨済宗大本山 東福寺
住所:東山区本町15-778
TEL:075-561-0087
拝観時間:
4月-10月 9:00~16:00 ※受付~16:00 閉門16:30
11月-12月初旬 8:30~16:00 ※受付~16:00 閉門16:30
12月初旬-3月 9:00~15:30 ※受付~15:30 閉門16:00
拝観料:
大人400円 小中学生300円(通天橋・開山堂、本坊庭園)
※境内無料
休観日:無休 ※本坊庭園のみ12/29-1/3休観
アクセス:
JR/京阪電車「東福寺」下車約徒歩10分
京阪電車「鳥羽街道」下車約徒歩10分
市バス「東福寺」下車約10分
公式ホームページ:http://www.tofukuji.jp/
京都駅からもほど近い東山区南端の定番名所として、通年に渡って多くの観光客が訪れる人気スポットの東福寺。
京都でも中心エリアでもあり、京都駅から1~2駅の東福寺/鳥羽街道駅からも徒歩ですぐなので、基本的には公共交通機関がベストです。
特に後述のように専用駐車スペースが少なく、周辺道路は一方通行で迷路のようなので、土地勘がないとかなり運転は大変。
ましてや道が人出で埋め尽くされる行楽時期は、マイカーは避けるのが無難です。
もし車でアクセスするなら、一応以下の2箇所が公式に設けられた駐車場になります。※赤いPアイコン
<1.東福寺北駐車場>
収容台数:普通車約20台~30台程度(バス共用)
利用時間:09:00-16:30
料金:参拝者無料
※10月25日~12月10日閉鎖
<2.東福寺境内駐車場>
収容台数:普通車約20台程度
利用時間:開門時間による※基本情報参照
料金:参拝者無料
※10月25日~12月10日閉鎖
ともにきちんと区画分けされてはおらず、1などはバスとも併用になるので、駐車台数はおよそになります。
また、拝観・開門時間は季節により異なるので、開放時間は確認しながら利用するようにして下さい。
なお、2.境内駐車場は禅堂南側に位置しますが、進入していいのか迷うほど境内を走るので、初めての方は分かりづらいルートになります。
マップのルートラインや以下の動画を見て、チェックしてみて下さい。
ご覧のように、定番観光スポットとしては駐車スペースがたくさん用意されている方ではありません。
無料で利用できるのはメリットながら、普段時期の平日はともかく土日祝日や行楽シーズンでは、空いていればラッキーといったキャパシティです。
併せて、紅葉の見頃時期や特別拝観がある秋季(10月25日~12月10日)は閉鎖され利用できないのも注意点。
紅葉がピークの土日数日間は交通規制もかかる可能性もあります。
シーズン中は入庫までに1時間以上待つことも普通の上、周辺は一方通行の細い道が入り組むため離脱やUターンが難しくなるので、できれば電車と徒歩が無難でしょう。
また、車で行くなら周辺の駐車場事情の事前チェックは必要になります。
東福寺の駐車場で時間料金が安いのは?
そこで、以下が東福寺周辺のパーキング一覧になります。※紫のアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
東福寺から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧のように、丘陵が迫る東側や住宅地が広がる南側に駐車場はなく、通行する人通りも多い西側の日下門前も少なめ。
また、混雑する日下門前の本町通りが北へ向かう一方通行道路なのを考慮すると、極力JR/京阪・東福寺駅より南には行かず、できれば東福寺北側の遠めで探すほうが無難です。
その際、混み合う四条通からの南進を避け、九条通を東進するほうが混雑は穏やかです。※交通規制時に注意
ただ、リストでもわかる通り、数台程度のところがほとんどなので、特に公式駐車場が使えないような秋季は厳しい駐車事情です。
当然周辺パーキングはほぼ満車が予想され、早朝の到着など時間の工夫も必要になるでしょう。
料金的には市街地に近いこともあり、郊外スポット周辺より少し高め。
1時間あたりでほぼ300円(平均343円)はまだしも、日中の打ち止め料金は平均1017円と、千円をオーバーします。
ちなみに、広大な寺域を持つ東福寺ですが、混雑時期や見どころが増える特別拝観時は別として、一般的な参拝なら1~2時間程度が所要時間。
そこで時間料金が手頃なところを拾ってみると、
7.リパーク東福寺前(3台/08:00-20:00 30分100円)
8.キョウテク本町16丁目パーキング(8台/08:00-21:00 30分100円)
11.ハローパーキング御所ノ内町(4台/月-金 終日60分¥200)※月-金のみ
21.本町17丁目東パーキング(4台/08:00-20:00 60分200円)
22.本町17丁目西パーキング(3台/08:00-20:00 60分200円)
が、1時間換算で200円のパーキング。
ただ軒数も収容力もそれほど多くはないので、このエリアでは300円程度なら良しとして、空いているところに駐めてしまうのが賢明です。
例えば、
26.三聖みやこパーキング(36台/09:00-18:00 20分100円)
などは、収容力や料金、立地のバランスが取れた駐車場なので、空いていればおすすめです。
東福寺の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
数多くの塔頭や大伽藍を有し、起伏に富む広大な寺域を持つ東福寺は、全て回れば半日以上かかる大寺院。
また、人混みが激しくなるハイシーズンでは待ち時間を含めると、駐車時間も多めにみておくのが無難です。
また、拠点にして東山散策をするなら、日中の打止め料金が手頃なところが理想的でしょう。
そこで、そんな際の最適な駐車場を拾ってみると、
7.リパーク東福寺前(3台/24時間最大700円)
9.フルーツパーク泉涌寺門前町(3台/08:00-20:00 最大¥700)
14.タイムズ東福寺第2(24台/月-金 当日1日最大料金¥600)
なら、相場よりかなり手頃に駐めておけますが、やはりそれほどたくさんのスペースはありません。
上記も含めて800円以内であれば3分の1程度はあるので、あまりこだわってうろうろするより、1000円以内で空きを見つけて駐めてしまうのがいいでしょう。
東福寺の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ東福寺の周辺ではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
→東福寺の周辺で予約できるトメレタ駐車場
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まとめ
スポットが密集する観光大国・京都は、公共交通も発達していることもあり、電車やバス・タクシーでのアクセスや移動がセオリーなのは周知のことでしょう。
古都京都で屈指の紅葉名所、東福寺も例外ではなく、特に中心市街地にも近い、人気の東山エリアのため、人出は激しい代わりに行きやすいスポットです。
最悪、京都駅からさえ2.5km程度なので、散策がてら歩いても行ける距離の観光名所。
紅葉や年末年始に観光・参拝を予定するなら、パーク&ライドなどの工夫も視野に入れて計画するといいかも知れません。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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