豊かな水を紀伊水道に注ぐ紀の川も堀とし、虎伏山の峰に豊臣の城として築かれた和歌山城。
後に由緒正しき徳川紀州家が治め、城下の町とともに発展した白亜の名城です。
市街地を見下ろす眺望や、城内にあふれる桜や紅葉の景勝が人気の史跡ですが、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、和歌山城周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by Ming L
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
和歌山城の駐車場の料金や混雑は?
徳川御三家のひとつ・紀州家が居城として、西の要の役割も担った別名「虎伏城」こと和歌山城。
往時の姿をとどめる石垣や追廻門など重要文化財も多く、また白亜の天守からの市街地や紀の川河口、はるかに霞む紀伊山系や淡路島などの眺望は市のシンボルとして親しまれています。
また、特に600本ものソメイヨシノや枝垂れ桜があふれる城郭・公園内や、紅葉が彩る紅葉渓庭園(西之丸庭園)などが花木の名所としても人気です。
<基本情報>
名称:和歌山城
住所:和歌山県和歌山市一番丁3
TEL:073-435-1044
休園日:12/29-12/31
開園時間:天守閣/9:00-17:30(入館17時まで)
※公園内自由
入園料:天守閣/大人410円 小中200円
※小中・土曜日無料
アクセス:
JR和歌山駅、南海和歌山市駅からバス「公園前」下車すぐ
公式ホームページ:http://wakayamajo.jp/index.html
市街地にある平山城電もあり、市の主要駅の和歌山駅、和歌山市駅にも囲まれた立地なので、電車やバスでのアクセスが便利なスポット。
特にまつりイベントとして屋台出店やライトアップもある3月下旬~4月上旬などは混み合うので、公共交通機関が世話がありません。
ただ、後述のように周辺駐車場は比較的たっぷりあるので、車でのアクセスもしやすいスポットです。
和歌山城がある和歌山公園の駐車場としては、以下の1箇所になります。※紺のPアイコン
<P.和歌山市営和歌山公園駐車場>
住所:和歌山市一番丁-3
収容台数:58台
駐車料金:
時間迄¥200 2時間迄¥350
以降1時間毎¥200
表門にあたる「大手門」とは逆側「不明門」からの入城になりますが、特に天守へ遠いということはありません。
ただ、和歌山ICで降りて向かうルートだと、三年坂通りより右折進入がきかないいので注意下さい。
料金的には少し複雑ですが、仮に2時間程度駐めると仮定すれば、周辺相場(平均217円)と比べても手頃な1時間あたり175円。
普段時であれば十分駐められるので、まず目指しても問題ありません。
ただ、春先や秋口の行楽シーズンには収容力は物足りなく、早くから満車・入庫行列が普通です。
混雑時期に車でのアクセスを計画するなら、事前に駐車場事情をおさらいするのは必要な準備になるでしょう。
和歌山城の駐車場で料金が格安のおすすめは?
そこで、以下が和歌山城周辺のパーキング一覧になります。※赤のアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
駅から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
和歌山城は、東側こそ外堀のため入口はありませんが、南北や西側は入場門が配置され、入りやすいスポットです。
ご覧のように、その各入口付近に駐車場も豊富なので、車で行きやすい史跡公園と言えます。
正門は公園前バス停もすぐの大手門にあたりますが、天守は園内のほぼ中央にあるので、どこから入園しても問題ないはず。
ただ専用駐車場もある不明門からだと、勾配のある階段など登りがきついので注意下さい。
岡口門付近以外はパーキングが豊富ですが、大きな駐車場も含めて密集するのは県庁や市役所付近。
特に和歌山市役所近辺には、10や33・38などキャパシティ抜群の駐車場が多くおすすめ。
料金的にも比較的に手頃な地域で、1時間あたりでほぼ200円(平均213円)ですし、日中の打ち止め料金も平均777円と、千円を切ります。
ちなみに通常時期の和歌山城の見学所要時間は、平均2時間弱。
Q.和歌山城での観光はどれくらい時間がかかりますか?
A.バスの駐車場から天守閣まで登るのに、一般的な成人男性で歩いて15分程度かかります。
名勝西之丸庭園や御橋廊下を通って天守閣を見学し、同じルートで戻ってくる場合、少なくとも1時間30分程度かかると思われます。公式サイト「よくあるご質問」より
公式駐車場の料金設定も、こんなデータを元に設定されていると思いますが、周辺パーキングで時間料金が手頃なところを拾ってみると、
<休日のみ>
10.和歌山市営中央駐車場(577台/土日祝 1時間160円)※平日は最初の1時間のみ
19.タイムズ十三番丁(7台/日祝 終日60分¥100)
22.タイムズ紀州十三番丁(19台/土日祝 終日60分¥100)
40.和歌山八番丁駐車場(13台/土日祝 終日60分100円)
42.タイムズ和歌山市役所前第2(11台/土日祝 終日60分100円)
<平日・休日とも>
17.和歌山県民文化会館立体駐車場(476台/07:00-22:00 40分100円)
25.APパーク和歌山十番丁(13台/08:00-20:00 月-金60分100円 土日祝90分100円)
29.リパーク和歌山駿河町(12台/08:00-20:00 40分100円)
37.十番丁100円パーキング(7台/終日60分100円)
43.キナンパーク西汀丁(19台/08:00-20:00 40分100円)
44.ARC西汀丁パーキング(19台/08:00-21:00 45分100円)
が、1時間換算で200円を切るパーキング。
和歌山城周辺は行政施設や店舗が集まる繁華市街地でもあるため、実は休日有利な両金相場の地域です。
なので行楽用途の駐車は条件がよく、選択肢も豊富。
ただ平日でも、17(476台)をはじめそこそこあるので、極端に苦労することはないはずです。
お花見時期はもちろん、わかやま歴史館や茶室「紅松庵」、動物園など施設も多く、終日過ごすこともできるスポットなので、そんな際は打止め料金が手頃だと助かります。
そこで、そんな際に適した駐車場も拾ってみると、
<休日なら>
19.タイムズ十三番丁(7台/日祝 07:00-22:00 最大¥400)
22.タイムズ紀州十三番丁(19台/日祝 当日1日最大¥400)
24.Dパーキング十番丁第1(5台/土日祝 08:00-20:000 最大500円)
25.APパーク和歌山十番丁(13台/土日祝 08:00-20:00 最大¥500)
26.リパーク和歌山小人町(6台/日祝 24時間最大500円)
28.OnePark和歌山三番丁(19台/日祝 08:00-20:00 最大¥400)
32.スパーク和歌山5(9台/土日祝 07:00-20:00 最大¥400)
<平日なら>
3.タイムズ追廻門前(16台/24時間最大600円)
6.パークネット和歌山県庁前第2(9台/月-土 8時間最大600円)
44.ARC西汀丁パーキング(19台/24時間最大600円)
<平日・休日とも>
27.パラカ久右衛門丁第1(6台/24時間最大 月-土600円 日祝500円)
43.キナンパーク西汀丁(19台/24時間最大500円)
が、ワンコイン前後で駐められるパーキング。
やはり休日のほうが駐車条件がいい料金相場ですが、全体的にも手頃なエリアなので、駐めるところに困ることはないでしょう。
和歌山城の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ和歌山市エリアではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
和歌山城の外堀を始めとした市堀川、大門川、和歌川などの人口運河が市内を縱橫に走る和歌山市街地。
遊歩道も整備され、和歌山城以外にも、からくり時計や勝海舟寓居地碑、南方熊楠生誕地碑といった記念碑もあり、のんびりと楽しく歴史散歩ができる街でもあります。
そんな和歌山城や園周辺を訪れる際に、記事が参考になれば幸いです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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