大正期よりの埋立てによって生まれ、かつては製鋼所を中心とした工業地区として発展した有明・東雲。
ともに夜明けを象徴する名前のこのエリアは、今では巨大展示場を核とする東京臨海副都心の一部として開発が進みます。
特に、その東京ビッグサイトには年間1300万人が来場する国際的施設として賑わうので、車で行く際は駐車場のことも心配です。
そこで、有明エリアの駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
有明・東京ビッグサイトの駐車場の混雑や料金は?
やはり近年脚光を集めるお台場や豊洲など、東京臨海副都心を形成する地区に囲まれ、シンボルプロムナードによって景観豊かに結ばれる複合市街地、有明・東雲エリア。
東京湾の潮風に包まれ、「有明テニスの森」や「有明コロシアム」周辺の緑豊かな環境も魅力の、湾岸高層タウンとしても人気を集めます。
特に、国際的な商業展示場として「東京モーターショー」や「コミックマーケット」など多彩なイベントが行われる「東京ビッグサイト」を有し、来場者で賑わうエリア。
なんと言っても、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、この東京ビッグサイトや新競技施設「有明アリーナ」などの整備が進み、さらなる進化が続くウォーターフロント都市です。
ただ、中洲を囲む周辺との行き来は橋などに限られ、やはりビッグサイトでイベントがあるたびに渋滞が避けられない交通事情。
特に人気の催しの際は、駐車に数時間を要することも普通なので、車を使う方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が有明エリアのパーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧の通りパーキングはそれほど豊富とは言えず、一見大きな駐車場が多く見えても、不定期の臨時駐車場も含むので、全体的には物足りないエリアです。
特に東京モーターショーやコミケなど人気イベント時には、
東京モーターサイクルショーに行ってきました。 車を停めるのに1時間近くかかりました。10時半に到着 周辺の駐車場は満車でした。
ということが普通なので、開催数時間前に到着しておくのは必須です。
ちなみに、リストからビッグサイト運営の駐車場を抜き出すと以下になります。
このうち、基本的に常設スペースとして利用できるのは3・4のみで、その他はイベント規模によって開放される不定期の駐車場です。
もし混雑が予想されるタイミングでビッグサイトに車で行くなら、
※臨時駐車場はTELにて問合せ(東京ビッグサイト駐車場担当 03-5530-1148)
※いずれも公式ホームページより転載
は、最低でもした方がいいでしょう。
当然、最も会場に近い好立地の3や4から満車になり、その際は離れた臨時駐車場に案内されるようになるので、空いていれば周辺コインパーキングの方が条件が良くなる場合もあります。
料金的には、常設の4が1日2000円なのに対して、臨時駐車場は開放していれば立地条件が悪くなる分1400円~1500円と手頃。
ちなみに1日1500円前後というのは、周辺パーキング相場と比べても悪い条件ではありません。
いずれにしても、もし車で行くなら周辺の駐車場事情の十分な事前チェックは必要な準備と言えるでしょう。
有明・東京ビッグサイトの駐車場で無料や料金が安いのは?
周辺パーキングは、ご覧の通りビッグサイト周辺にはそれほどなく、東雲地区の方が多め。
混雑具合によっては、東雲付近や隣接するお台場エリアもパーク&ライドの選択肢に加えて探すのも有効です。
料金的には、1時間あたりでほぼ500円(平均461円)、日中の打ち止め料金も平均1705円と、都内23区としては手頃な方です。
当然ビッグサイトに来場するなら終日近く過ごすと思うので、できるだけ上限が手頃に駐められるところを探すと、
<休日のみ>
11.リパーク東雲駅前第3(10台/日祝 当日最大1100円)
16.リパークKDX豊洲グランスクエア(33台/土日祝 当日最大900円)
<平日・休日とも>
12.東雲B駐車場(4台/24時間最大1200円)
15.トラストパーク123東雲店(475台/24時間最大 平日800円 土日祝1000円)
25.Partner東雲2丁目(31台/24時間最大1200円)
が、最大料金が1000円前後のところになりますが、少し徒歩だときつい東雲地区のパーキング。
ビッグサイト周辺で打ち止め料金があるコインパーキングとしては、
2.タイムズ有明フロンティア(138台/07:00-23:00 月-金最大1800円 土日祝最大2200円)
の、ほぼ1択になってしまうので注意下さい。
やはり、ビッグサイト目当に車で行くなら直営パーキングが最適であり、もし荷物などがあって近場に駐めたいようなら早めの計画が賢明でしょう。
また短時間利用に関しては、相場的には500円程度の地域で、最安では
12.東雲B駐車場(4台/08:00-22:00 30分100円)
25.Partner東雲2丁目(31台/08:00-22:00 30分100円)
27.有明テニスの森駐車場(242台/08:00-23:20 1時間300円以降30分毎100円)
などが、やはり東雲エリアやコロシアム周辺にあります。
また、店舗での買物利用はマナーとして大前提ですが、
17.タイムズイオン東雲ショッピングセンター1階(144台/最初の2時間半無料)
18.タイムズイオン東雲ショッピングセンター屋上(506台/最初の2時間半無料)
などの無料時間が嬉しい駐車場もあるので、うまく活用してみて下さい。
有明・東京ビッグサイトの駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
混雑する行楽スポットでは今や一般的になりましたが、競技・イベント会場周辺でも最適の選択肢と言えます。
まだ有明エリアではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
→有明・東京ビッグサイトの周辺で予約できるB-Times駐車場
→有明・東京ビッグサイトの周辺で予約できるakippa駐車場
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まとめ
紆余曲折あった2020東京五輪の準備計画もようやく固まり、2019年の年末にはいよいよ「ありあけアリーナ」の着工も予定されています。
隣接するお台場でも、トライアスロンやマラソン水泳などの会場としてお台場海浜公園の利用が決まっており、今後さらなる盛り上がりが見られそうな臨海副都心エリア。
なお、先程もふれた2020年五輪に向けて、有明コロシアムやテニスの森公園周辺の整備工事がすでに始まっていますので、記事も参考にくれぐれも運転等には注意してお出かけ下さい。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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