子供の鼻血が頻繁なときの危険な病気の見分け方や予防法は?

7269f790856e0e1a0fe59d12ebf7c9e3_s

我が子が出血している姿にあわてない親は、ほとんどいないはず。

それは、子供につきものの鼻血だとしても関係ありません。

ましてやそれが、少し頻繁かな?と感じれば、なにか怖い病気ではと心配になってしまいます。

そこで子供の鼻血の特徴や、危険な鼻血の見分け方をおさらいしましょう。

スポンサードリンク

子供の鼻血が頻繁なときはどうする?

粘膜が大人と比べてデリケートな子供の鼻血は、多くの医師に聞いても、基本的に心配ないと判断します。

止血してすぐ止まるようであれば、多少頻度が多くても、しばらく止まらないことがあっても、それほど神経質になることはありません。

もう少し具体的に言うと、小鼻の内側には、細い血管が網の目のように密集する部位(キーゼルバッハ部)があり、刺激がなくても出血しますし、なかなか血が止まりにくいのが特徴です。

ましてや粘膜が弱い子供の場合は、血管を刺激する食べ物だけでも出血しやすく、ましてや子供は無意識に触ることも多いので、鼻血の機会が大人より格段に多くなります。

くしゃみだけで出る場合もあるほどです。

特に花粉やその他のアレルギーを持つ子供は、発症している間は粘膜が弱い状態が続きますし、鼻炎等の治療で鼻を刺激することが多いので、さらに鼻血が増えます。

また生まれつきキーゼルバッハ部位がある鼻中隔が曲がっていて、粘膜同士が擦れて血管が破れやすい子もいます。

「うちの子は鼻血が出やすい」と思われる場合は、そんな体質も可能性のひとつでしょう。

ですので、特に鼻血以外の重篤な体調不良がない場合や、前述のような体質に心当たりがある子であれば、慌てたり焦ったりせずに、止血をしてあげて様子を見てください。

ちなみに、止血は座るなどして安静な姿勢で、下向き加減で小鼻を摘んで圧迫します。5~10分で止まるはずです。

小鼻とは左右に張り出している場所のことで、鼻筋の硬いところをつまんでも塞がらないので注意してください。

子供の場合はじっとしてないことも多いので、親がつまんであげたり、脱脂綿などを詰めて対処するといいでしょう。

ただ子供は先程ふれたように粘膜が傷つきやすいので、粗いティッシュペーパーではなく、鼻専用の脱脂綿がオススメです。棒状で厚みがあり、優しく圧迫止血ができます。

詰める際は鼻の入り口ではなく、少し押し込んであげて出血部位を圧迫すること。

あまり頻繁に交換すると、かえって粘膜を刺激したり、せっかく止まったかさぶたを剥がしてしまうので、少し汚れたと思っても、そのままで入れ続けたほうがいいでしょう。

よく鼻を噛ませたり、上を向かせたりするのを見かけますが、粘膜を逆に傷つけたり、血が逆流して気管に入るなど危険なのでNGです。

子供の鼻血で危険な病気の見分け方は?

では、病気を疑う心配がある鼻血とはどういうものがあるのでしょうか?

まず心配しなければいけないのは、頭を打つなどした後の鼻血です。

この場合は、血というより、血の混じった鼻水のような液体が鼻から出ている場合が怖く、『髄液性鼻漏』の可能性があります。

すぐに横にさせ、頭を10cmほど高くした上で、救急を呼んでください。

また、嘔吐がみられた場合は、偏頭痛、副鼻腔炎や高血圧などの病気の可能性がありますし、まれに熱中症でも嘔吐を伴う鼻血が見られることがあります。

状況的に熱中症が考えられるのなら、止血と同時に熱中症の応急処置をして、受診してください。

その他の場合も緊急な疾患ではありませんが、やはり病院で診察してもらうのがいいでしょう。

また、微熱や咳を伴う場合がありますが、その場合は風邪に伴って弱くなった粘膜から出血した鼻血と見るべきです。

その場合はくしゃみによる鼻刺激だけで鼻血が起こることもあるので、それほど心配する必要はないので、風邪の治癒に心がけてください。

鼻血で心配なケースは、あまりに短時間に鼻血を繰り返したり、止血しても30分~1時間以上止まらない場合などです。

血が固まりにくい血友病や、出血しやすくなる白血病なども考えられますし、もし歯茎など他の部位からの出血もあれば、特発性血小板減少性紫斑病や肝炎なども疑われるので注意が必要です。

まず、鼻血が出ている時、押さえずにまっすぐ前を向いて、1滴2滴と垂れていく鼻血でしたらあまり心配はいりません。

ただ、溢れ出すように大量に出ていたり、圧迫しても止まらないような鼻血でしたら、すぐ受診をおすすめします。

また、量が少なくても30分以上続いたり、止まっても繰り返し出血する場合も、医師にかかるべきです。受診科は、まず耳鼻咽喉科にかかればいいでしょう。

ちなみに、鼻血と一緒に血の塊状のものが出てきて驚く場合もありますが、直ちに病気が疑われるわけではありません。

主には出血部位が塞がってできたかさぶたなので、過度に心配する必要はありません。


スポンサードリンク

子供の鼻血の予防や注意点は?

それでは、できるだけ鼻血が出ないようにする注意点はどういうことがあるでしょうか?

もちろん鼻をあまり触らない、鼻を強くかまないなどが一番いいですが、子供のことなので、なかなか難しいこと。

ですので、まず刺激になるような食べ物を避けるのは大切でしょう。

よくチョコレートを食べすぎると鼻血が出ると言います。

因果関係ははっきりわかっていませんが、実際には食べると鼻血が出る子が多いのも事実で、含まれるテオブロミンやチラミンが血管を広げたり血流を良くしたりすることが分かってきています。

カフェインも同様で、血管を収縮させ血圧をあげるので、血管が破れやすくなる成分と言えます。

このように、以下のような飲食物は交感神経に作用して血管を刺激するので、できるだけ避けて下さい。

・カフェイン~コーヒー 紅茶 お茶 コーラ

・テオブロミン~チョコレート ココア コーラ

・カプサイシン~唐辛子

逆にお茶に含まれるタンニンは血が止まりやすい作用があるのでおすすめですが、お茶にはカフェインが多いのが玉にきず。

なので、カフェイン少なめでタンニンはしっかり含まれているほうじ茶や玄米茶がいいかもしれません。

また、花粉症などのアレルギー鼻炎のお子さんは、粘膜が弱っているので鼻血が出やすいことは触れましたが、鼻炎薬や鼻炎スプレーの多用も、副作用で鼻血が出やすいので、注意です。

花粉症の薬には、血管収縮剤(α交感神経刺激薬)のような自律神経に作用する成分が含まれるものが多く、血管を刺激するからです。

さらに、先ほど触れたカフェイン(安息香酸ナトリウムカフェインや無水カフェイン)を含むものも多いので、使用は最低限にしたほうがいいでしょう。

また、鼻かくが曲がっていると鼻血が出やすいとお伝えしましたが、耳鼻科で適切な処置を受けると改善することができるので、いずれにしても一度医師に相談してみるといいと思います。

まとめ

鼻血に限らず、子供が出血するとドキッとして慌ててしまいます。

ただ、子供の鼻血に関しては、そのほとんどが過度に心配する必要はないので、冷静に対処してください。

正しい止血をした上で、どうしても止まらないようなら、病院に行くという手順で考えてください。

⇒記事一覧はコチラ

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。