また、つらい花粉症の季節がやってきますが、いろいろな症状で悩まされている方も多いことでしょう。
そんな中で、かゆみや涙などの目の症状に悩まされる方も少なくありませんが、目の周りの痙攣にわずらわされる場合もあります。
今回は、花粉症の時のまぶたの痙攣の原因やその対処法について考えてみました。
花粉症でまぶたが痙攣する原因は?
花粉症ではなくても悩まされる目の周りのけいれんですが、特に花粉症の方はシーズン中にこの痙攣で困る方は多いようです。集中力も削がれますし、なにより見栄えが悪いのも困りものです。
いくつかの原因がありますが、一般的に痙攣の原因として多く見られるのが眼精疲労やストレスです。これによって起こるものを「眼瞼ミオキミア(眼輪筋波動症)」といい、片側のみの主に下まぶたで起こりやすくなります。(上まぶたでも起こります)
睡眠不足やパソコン作業など目を酷使した時に起こるので、疲れを取って目を休めれば治まる場合が多い症例です。
他にも両眼の上下まぶたが同時に早い収縮を繰り返す「眼瞼痙攣」や、顔面が広く収縮する「顔面痙攣」もあり、これらの症状があったり、長く続くときは脳の異常など重度の疾患を疑って受診するべきです。
では、花粉症に伴って見られる眼瞼の痙攣は、どのような因果関係が考えられるのでしょうか?
もちろんアレルギー症状によるストレスや寝不足も関係していますが、直接の大きな原因はアレルギー性の結膜炎である可能性が高いでしょう。
もし花粉症シーズンだけ現れる症状なら「眼瞼痙攣」などの病気の可能性は少なく、まぶたや結膜の炎症が刺激となって起こるけいれんだと考えられます。
ちなみにちょっとしたテストですが、もし早いまばたきができたり、強く目を閉じてからすばやく開けることができれば、いちおう眼瞼痙攣の疑いは低いと思われます。
また、花粉症などのアレルギー症状自体も、まぶたの痙攣を起こす原因になっていることがあります。
花粉というアレルゲン物質が神経を直接刺激することもそうですが、防御反応で多量の涙が出ることが、結果的に痙攣を招くことがあります。
普段、悲しくて泣く程度なら問題ありませんが、花粉などのアレルギー反応で四六時中涙が分泌され続けると、一時的に目の周囲が軽い水分不足になり、マグネシウム・カリウム・カルシウムなどの電解質成分が不足したりバランスがくずれることがあります。またナトリウムが失われることも関係があります。
これは、よく足が攣りやすい原因の一つとしても挙げられますが、花粉症などでのまぶたの痙攣の原因にもなり得るのです。
以上のように、花粉症とまぶたの痙攣は十分に因果関係が考えられ、アレルギー症状の悪化やさらなる疾患につながるサインとして見過ごさないことが大切です。
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花粉症でまぶたが痙攣する時の対処法は?
花粉症時のまぶたの痙攣を抑える方法は、基本的には花粉症状を軽減させるケアと同様です。つまりはあなたが日頃行っていることをきちんと続けることが大事ですし、もしアレルギー性結膜炎を発症しているのでしたら、治療することが最も手取り早い解消手段でしょう。
そこでここでは、花粉症での目の症状を緩和する対処法を少しおさらいしてみましょう。
当然、マスクやメガネなどの装備や帰宅時に服を払ったり、うがい・シャワーなどのアレルゲンを遠ざける、一般的な花粉症対策には注意をしていると思いますので、引き続き行って下さい。
その上で、まず最も効果的なのは、やはり点眼です。
ビタミンが入ったのものや、抗アレルギー・抗炎症機能を持つ目薬が効果的ですが、もしまぶたの痙攣を起こしているようなら結膜炎を併発している可能性も高いので、やはり眼科で処方された点眼薬が理想です。
血管収縮剤や防腐剤無添加のもの(特に血管収縮剤フリー)が望ましいですし、結膜炎の治療効果があるステロイド目薬は市販されていないからです。
⇒「瞼(まぶた)がピクピク痙攣するので眼科へ行ってきた」
もし、通院している余裕がなく、とりあえず市販のものを利用したいのなら、なるべく病院処方と同じ成分で血管収縮剤無添加の「【第2類医薬品】ノバルティスファーマ サジテンAL 点眼薬 アレルギー専用 10ml」「【第2類医薬品】ロート製薬アルガードクリアブロックEX 13ml」あたりがいいでしょう。
また定期的に洗眼することは、目やまぶたへの花粉や異物の刺激をかなり取り除くことができるので心がけて下さい。炎症の悪化も抑えられますし、刺激が減ることでまぶたの痙攣も減らせるはずです。
注意点は塩素を含む水道水は避けること。専用の洗眼液を使い、自分専用の洗眼カップを使用するのがポイントです。もしなかなか難しいのであれば、コンタクト専用目薬などの防腐剤不使用の人口涙液タイプを使用してもOKです。
ただ以前は医師も勧めていた洗眼ですが、今では目を守る機能成分まで洗い流してしまうので、あまりたくさんの回数はかえって良くないとされています。1日数回程度を、外から戻ったときなどタイミングを決めて洗眼するといいでしょう。
一般的な目の痙攣には、目や周囲を温めて血行を良くすると効果的ですが、花粉症の場合は注意が必要です。結膜炎などの炎症時には、温めることはかえって悪化させる原因になるからです。
むしろ痒みを抑えるには冷やすほうがいいですが、あくまで対症療法しすぎないので、ほどほどにしておいて下さい。
また、「べにふうき茶」は花粉症全般に効果があると言われますが、目の周りの痙攣も改善したという例もあるので、試してみるといいでしょう。
花粉症でまぶたが痙攣するときに食事での注意点は?
前述の通り、ストレスや水分不足によるミネラルなどの電解質バランスがくずれると、まぶたや脚などの筋肉の痙攣が起こりやすくなります。
このマグネシウムとカルシウムの体内での割合は2:1が理想で、夏に汗をかいたりお酒をたくさん飲んだりするとバランスが崩れてしまいます。特にマグネシウムは重要で、けいれんの原因に大きく関わっていると考えられます。
ですので、まぶたが痙攣するようなときは、意識してカルシウムやマグネシウム・ビタミンB群などを摂ると、改善が期待できるでしょう。
・マグネシウムを多く含む食材~大豆、納豆、ひじき、わかめ、玄米、アーモンド、カシューナッツ
・カルシウムを多く含む食材~牛乳、わかさぎ、水菜、菜の花、モロヘイヤ、大豆製品、ひじき
そこでオススメ食材なのが大豆製品です。安くて手に入りやすくアレンジも豊富で簡単なので、けいれん対策に取り入れない手はありません。
最後にそんなレシピを少しだけ紹介します。
と言っても特別なものではなく、まずは普通のいなり寿司ですが、油揚げやひじき・ごまがカルシウムやマグネシウム、ビタミンを豊富に含む、優れたけいれん対策メニューと言えます。
作者:ひろりん1106
■材料(16個分人分)
炊き立てご飯 / 3合
味付け稲荷揚げ / 16個分
ひじき白和えの素 / 1袋
刻み湯葉 / 大さじ2
紅ショウガ / 大さじ2
■レシピを考えた人のコメント
市販品を使って簡単にお稲荷さんができました。
(*^_^*)
次も、やはりマグネシウム補給を主に考えた変わり種の丼もので、納豆やじゃこなど欲しいミネラルをタップリ含んだ楽しいどんぶりです!
料理名:納豆イクラ海苔佃煮しらす丼
作者:深迂
■材料(1人人分)
挽き割り納豆 / 1/2パック (30g程度)
ちりめんじゃこ / 大匙2
イクラ / 大匙1
海苔佃煮 / 大匙1/2
麺つゆ / 大匙1
分葱/葱の微塵切り / 大匙1~2
ご飯 / 一膳
■レシピを考えた人のコメント
サプリメントを服用する代わりに美味しくどんどん摂ってで一石二鳥♪
まとめ
繰り返しますが、単なる疲労やストレス、アレルギー炎症による痙攣と「眼瞼・顔面痙攣」は見分けが付きづらく、また重症化のきっかけにもなるので、症状が続くようなら受診して薬を処方してもらったり、きちんとした治療をすることは、賢い選択肢と言えます。
花粉症の方が、シーズン中にストレスなく生活することはなかなか難しいですが、小まめなケアや食生活で少しでも悪化させないことが、重大な病気に発展させないポイントなので、記事も参考に頑張って乗り切って下さいね。