かつては甲州街道の宿場町として高い経済力を誇り、特に養蚕・織物産業が盛んだった桑都・八王子。
今でも工業団地やニュータウン、学園都市とさまざまな顔を持つ、多摩地域最大の中核都市として発展します。
その玄関口である八王子駅は、JR中央本線ほか多数路線が都心や横浜とつながり、多くの利用者が行き交うターミナル駅。
そこで、八王子駅の北口周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by 103momo / CC表示-継承3.0
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
八王子駅北口の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
牛頭天皇と八人の王子を祀る八王子神社建立が地名に由緒とされ、神奈川にも接する東京南西部・多摩丘陵の山林や一級河川・浅川の自然が囲む八王子。
甲州街道ほか幹線街道の交わる交通要衝の宿場町として栄え、今でも国道20号や16号、中央自動車道が東西南北へ交差する多摩地区の物流や交通に大きな役割を持つエリアです。
かつては「浅川を渡れば富士の影清く桑の都に青嵐吹く」と歌にも詠まれる絹織物産業が盛んな桑の都であり、衰退後は工業団地建設や都心部からの大学キャンパス移転などで成長する中核指定都市。
多摩ニュータウンの造成により、東京市で最多の人口を誇る、首都圏へも好アクセスのベッドタウンとしても人気です。
複数路線が乗り入れる中心駅・八王子駅は、周辺市街で大型商業施設の新陳代謝が繰り返されてきた多摩地区小売販売額1位の商都でもあり、今も北口側をメインに駅ビル・セレオや東急スクエアほか多くの有名店舗が集まります。
ただ甲州街道など交通量の多い幹線道が囲むため、時間帯によっては駅前大通りを中心に車が混み合う市街地。
また、近年公営スペースは拡充されてきたものの、小規模個人店舗も集積するエリアのためパーキング利用が多くなるので、車を使う方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が八王子駅の北口周辺のパーキング一覧になります。※赤いアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
八王子駅の北口より500m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
なおマップは、南口側のパーキング(青のアイコン)とも共用していますが、詳細については以下の別記事を参照いただければ幸いです。
ご覧のように、周辺約100箇所余りあるパーキングの7割を占めるのがメイン繁華街であるこの北口側。
主な大型商業施設も集まり、その付属駐車場や提携パーキングが整備されるので、空きスペースを探すのに苦労することは少ないはず。
むしろ問題は、甲州街道に接続する駅前大通りなど周辺の混雑であり、朝夕や週末は渋滞も激しいのがネックです。
駅前の地下駐車場拡充やペデストリアンデッキ整備の再開発やルール変更で道路混雑も改善されていますが、どうしても人気施設駐車場には入庫に時間もかかります。
料金的にはやや高めであり、特に上限設定は手頃とは言えないエリア。
具体的には、1時間あたりで平均400円はまだしも、日中最大平均は1254円と千円を超えるのが難点です。
ちなみに南側は、平均で285円/h、940円/日中最大なので、メイン市街地の北側は高いのがわかります。
そこで、車を置いて出かけたり、駅周辺でゆっくり用足しする際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
9.アクセスビル立体駐車場(72台/24時間最大900円)
31.コムパーク三崎町第4(20台/12時間最大900円)
41.コムパーク明神町第9(12台/24時間最大900円)
57.タマパーク明神町第2(7台/08:00-20:00 最大料金900円)
58.パークジャパン三崎町第2(11台/06:00-18:00 最大料金800円)
64.コムパーク明神町第8(4台/24時間最大900円)
68.アイペック八王子三崎町第1(5台/07:00-19:00 最大料金900円)
69.サボテンパーキング(5台/06:00-18:00 最大料金900円)
なら、1000円を切って駐めておけるパーキング。
おすすめは、立地も良くキャパシティも余裕の9ですが、その分人気が高く、機械式でもあるのでタイミングによっては混み合うことが予想されます。
そんな際は、駅の東西寄りに散らばる他の900円パーキングに向かってみるといいでしょう。
八王子駅北口の駐車場で時間料金が安いのは?
もし、ちょっとした仕事や地元での生活利用で来た場合なら、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で400円程度。
ただ、前述のように上限で1000円以内のところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、1時間換算で200円以下のパーキングがリスト中で14箇所程度見つけることができます。※表参照
その中で最安は、
74.パークステーション八王子明神町(3台/終日40分100円)
ですが、わずかなスペース量ですし立地も格別いいわけではないので、北口側では200円程度を良しとして、便のいいところに駐めたほうがいいでしょう。
ちなみに、立地面や収容力・料金でバランスがいいのが、先ほども挙げた、
9.アクセスビル立体駐車場(72台/07:00-23:00 20分100円)
1時間換算では300円ですが、前述のように上限料金も900円と手頃なので、仮に用事が伸びても安心感がありおすすめです。
八王子駅の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
観光地やイベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する駅周辺でも最適の選択肢と言えます。
まだ八王子エリアではあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
まとめ
自然豊かで開放的な環境と都心との交通アクセスにも優れることから、20以上の有名大学キャンパスが集まる学園都市・八王子。
なんと言っても、都心から1時間足らずの霊峰・高尾山に最も近い繁華街エリアとして、観光客も多く行き交います。
高尾山や高尾駅周辺は駐車ポイントも少なめなので、行楽時のパーク&ライドの拠点としても十分使えるエリア。
そんなシーズンの際の駐車場選びにも、記事が参考になれば幸いです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
⇒記事一覧はコチラ