今年の秋こそ、テレビで紹介される現実とは思えないような見事な紅葉を見に行きたいと思っている方は多いでしょう。
一方で、人の波に大変な思いをしたなどの口コミも聞こえてきて、少し二の足を踏んでしまうのも正直なところです。
かと言って時期を外して行っても意味がありませんし、ゆっくりあの素晴らしい景観を眺めるのは難しいのでしょうか?
いえ、京都には有名スポットに負けない紅葉が堪能できる穴場はあります!今回は亀岡市でそんな隠れた名所をピックアップしてみました!
京都で紅葉の穴場 神蔵寺とは?
京の奥座敷の亀岡市は、丹色(にいろ/赤褐色)の波が立つ湖があったことから古くは「丹波」と称され、明智光秀が築いた丹波亀山城の城下町として発展しました。
時代劇のロケーション撮影に利用されたことも多く、映画の街という顔も持つ亀岡市は小京都とも呼ばれ由緒ある古刹が多いので紅葉の穴場スポットも多数です。
この京都一紅葉の早い亀岡市から、厳選して紹介しようと思います。
※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)
<神蔵寺>
住所: 京都府亀岡市ひえ田野町佐伯岩谷ノ院ノ芝60
TEL:0771-23-5537
拝観日:無休
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:300円(志納金)
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR亀岡駅から京阪京都交通バス「運動公園ターミナル」~
ふるさとバス「グリーンハイツ口」で下車、徒歩20分
見頃:11月上旬から11月中旬
サイト:http://www.jinzouji.net
790年最澄がこの地を訪れ開いた寺で、大師自らが彫刻した本尊木造薬師如来座像がまつられています。
亀岡駅からバスを乗り継ぎさらに徒歩もあって計50分の道のりのため少し行くのは大変ですが、それゆえこの素晴らしい紅葉スポットが穴場として保たれています。地元の方でもわかりにくい奥まった立地です。
・それにしても..訪れる人が少ない…
・訪れる方もまばらで本当に穴場です。
山並みを背後に控えた境内には多数の紅葉があり鮮やかですが、特に朱塗りの橋を渡り門をくぐると目の前に広がる樹齢300年の古木の大カエデは壮観です。
本殿より奥院に向かうと色彩豊かなグラデーションの紅葉のトンネルを堪能でき、こじんまりした寺ながら紅葉の全ての彩り色を楽しむことができます。
お茶がふるまわれますし、ぜんざいや抹茶も手頃な値段でいただけるので、古木の赤い紅葉が頭上に広がる下で味わうのも贅沢なひと時になるでしょう。
毎年、期間は短いもののライトアップも予定されるので、灯りに浮かぶ紅葉を眺めるのもおすすめです。(※日程は未定です。平成27年は11/14~11/23 18:00~21:00 300円)
朱印もちゃんといただけるので好きな方は帳面を忘れずに!
ちなみに、せっかく奥まった神蔵寺まで行かれたのでしたら、紅葉スポットではありませんが、近くにライトアップスポットがあるのでよければ足を伸ばしてはいかがですか?
<ききょうの里>
住所:京都府亀岡市宮前町猪倉(谷性寺内)
TEL:0771-26-3753
サイト:http://www.kameoka.info/user/kikyounosato/index.html
ライトアップ期間(H27年情報)
期間 11月14日~23日
時間 17:30~20:30
協力金 400円
明智光秀の首塚が祀られた谷性寺というキキョウが咲き乱れる寺で、秋には多数の行灯の灯りとともにライトアップされる「ききょうの里灯り」というイベントが開催されます。
今年の日程はまだ未定ですが、紅葉時期と合わせて開催されるのでぜひ行ってみてください。
京都で紅葉の穴場 鍬山神社とは?
<鍬山神社>
住所:京都府亀岡市上矢田町上垣内22-2
TEL:0771-22-1023
拝観料:300円(11月中)
休日:無休
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR亀岡駅から徒歩40分/コミュニティバス約10分「鍬山神社前」
見頃:11月上旬~中旬
サイト:http://www.kuwayama-jinjya.jp/
とにかく、紅葉の隠れた名所!という声が多い鍬山神社は、早くから色づくポイントとしても知られています。周辺エリアは色づく気配もないのに、ここだけ赤く染まるのは不思議なくらい。
見頃は11月の前半になるので、旅行日程は一般的な京都紅葉時期より早くする必要がありますが、そのかわり名所にも関わらずゆったり見れます。
・紅葉が見事です。人も少なく隠れた紅葉の名所です。
・亀岡市まで来るとゆっくりと紅葉を自分のペースで楽しむことができます。 人ごみが苦手な人にお勧めの場所です。
丹波の国造りをした神を祀った1300年の由緒を誇る古社で、太古の昔湖だったこの地を神々が開墾した際に使った鍬がうず高く積みあがったのが名前の謂れとも言われています。
道路沿いの参道からはすでに真っ赤な紅葉が続き、境内でも本殿を包むようにヤマモミジが色づいています。またまた心字池周辺も趣き深く染まります。
約千本にも及ぶ紅葉はとにかく色彩が豊かです。赤や黄といった単純な色ではないグラデーションは絢爛の一言で、鍬山神社は「矢田の紅葉」と呼ばれ親しまれています。
その評判に、外人さんの見物客も多いほどなのです。
穴場とは言え、時期に合わせて2日間ほどライトアップもあるので、都合を合わせて訪れると有名スポットに劣らない紅葉体験ができるでしょう!
(※日程は未定です。平成27年は11/13~11/15 17:00~20:00 300円)
単なる空いている穴場ではない、紅葉の名所スポットとしてイチオシの神社です。
最寄り駅からは距離がありますが、バスで10分ほどの距離なので問題ないでしょう。駐車場は30台ほど収容できます。
京都で紅葉の穴場 出雲大神宮とは?
<丹波國一之宮 出雲大神宮>
住所:京都府亀岡市千歳町千歳出雲
TEL: 0771-24-7799
拝観時間:9:00~17:00(境内は自由)
駐車場:有り(無料)
アクセス:JR亀岡駅北口からふるさとバス約15分「出雲神社前」下車
サイト:http://www.izumo-d.org/
見頃:11月中旬~下旬
1300年の歴史をほこる出雲大神宮は「元出雲」とも呼ばれ、あの出雲大社もここから分かれたとも言われている大国主命をまつる神社です。その本殿は足利尊氏の手によって造営されました。
亀岡市ではパワースポットとして人気の場所で、あのスピリチュアルの江原さんや風水のDr.コパさんが「京都一のパワースポット」と紹介しています。
縁結びの御利益の強さでは有名なので、駅からのバスは女性の参拝が沢山乗っています。
初詣時などは混みあいますが、山の麓にある立地で駅からのバスの便も多くなく少し行きづらい分、穴場スポットと言えます。
・京都市内とは違い、観光客も多くなくて、静かなとてもよいところでした。
境内の湧水「真名井の水」は効能がある霊水として汲みに来る人があとを立たないので、訪れるでしたら空のペットボトルの持参することをおすすめします。
肝心の紅葉のハイライトは、背の高いイチョウの木。遠目にもその鮮やかさは見事で、また境内のあちらこちらで紅葉の色付きを目にすることができます。
時期には、参道に紅葉の葉でハートマークを作る縁結び寺ならではの演出もあり楽しいです。
毎年、期間は短いもののライトアップも予定されるので、灯りに浮かぶ紅葉を眺めるのもおすすめです。(※日程は未定です。平成27年は11/20~11/23 17:00~20:00 無料)
まとめ
前述のとおり京の奥座敷たる山あいの懐の位置する亀岡エリアは、交通の便が少し良くないため紅葉の隠れ名所の宝庫でもあります。
見頃時期も早いことから、スケジュールがシーズンの早めでしか取れないけど京都の紅葉を満喫したいという方には絶好の目的地になるでしょう!
ハイキングのイメージで訪れると、思いもよらず素晴らしい紅葉体験ができること請け合いです。
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