京都の桜 穴場撮影スポット|長岡京・向日市編|長岡天満宮・楊谷寺・向日神社

mukoyPRO11045893_PH

古都に暖かい春陽が穏やかに差す頃、桜も芽吹きはじめ、いよいよお花見のシーズンが幕を開けます。

その景色は、樹冠を大きく広げる枝垂桜から、情緒深く静かに立つ一本桜まで見どころ豊富で、観光客を魅了します。

そこで、そんな春容溢れる京都へ、ぜひベストショットを撮りに出かけてみませんか?

今回は、そんな京都の上京区で、桜の穴場撮影スポットを紹介しましょう。

nagaokamukou


※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

スポンサーリンク

長岡天満宮の桜の撮影スポットは?

<長岡天満宮>

nagaokatenmanPRO11045928_PH
出典:PHOTOGRAPH.PRO

言わずと知れた、学問の神様・菅原道真を祀ることで知られる神社で、地元では「天神さん」の愛称で親しまれています。

道真が太宰府左遷の際に、名残を惜しんでこの地に残した自作の像や念持仏を、中小路宗則が祀ったことが始まりとされ、境内には7社にも及ぶ末社を有する大社です。

そんな勉学の神様を頼って、初詣や受験シーズンには多くの参拝客で賑わいます。

日本有数のキリシマツツジの名所で、4月下旬には真っ赤な壁の参道が現れますが、四季を通じても花暦が楽しめ、桜の季節も見るべきスポットです。

受験シーズンや4月後半連休のツツジの時期には人は多いですが、それ以外は比較的ゆっくり回れる穴場と言えます。

・4月のこのころは人もすくなくゆっくりお参りできます。きれいな池もあって散策にはいい場所です。

・桜のシーズンは京都市内はどこも人で賑わうので長岡京にある長岡天神に行くと人も多くなくゆっくり観賞できて穴場的スポット!

何と言っても桜が映える景色は、八条ヶ池を囲んでふんだんに咲く光景でしょう。

この、池面の六角堂や水上橋も美しい、外周1kmに及ぶ溜池は、江戸時代に八条宮智仁親王の命で造られたもの。

周囲を囲む「ふれあい回遊のみち」には桜並木が続き、100本ものソメイヨシノの下で散策することができます。

池をすき間なく囲むピンクの霞は、息を飲む絢爛さなので、必ずカメラには収めて帰ってください。

桜の開花に合わせて開催される「長岡京桜まつり」では模擬店や音楽イベントもありますが、何と言ってもライトアップが見どころです。

池の周囲や水上六角堂などの照らし出され、水面に映える桜の雅な風情は必見ですので、見逃さないようにして下さい。

自然に溢れる敷地内は広くてベンチもあり、また広い公園もあるので、家族連れでも最適のスポットです。お弁当を用意して花見を楽しむのもいいかも知れません。

<基本情報>
住所:長岡京市天神2-15-13
TEL:075-951-1025
拝観日:無休
拝観料:境内無料
拝観時間:9:00~17:00(10月~3月)
     9:00~18:00(4月~9月)
駐車場:あり(有料)
アクセス:阪急京都線「長岡天神」駅下車 徒歩10分
見頃:3月下旬~4月上旬
サイト:http://www.nagaokatenmangu.or.jp

楊谷寺の桜の撮影スポットは?

<柳谷観音 楊谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)>

youkokuPRO11047074_PH
出典:京都の桜写真

通称「柳谷観音」と呼ばれる楊谷寺は浄土宗の寺院で、806年に清水寺開祖・延鎮上人が開祖した1200年以上の歴史を持つ大古刹です。

かの僧が霊言によりこの地を訪れた際に、柳(楊)の生い茂る渓谷の岩上に、十一面千手千眼観世音菩薩を見つけて祀ったために、寺号が付けられました。

「西の清水」とも呼ばれ、また善峯寺や光明寺とともに「西山三山」と称されます。

本尊の千手観音は古来より眼病平癒に霊験あらたかで、その効力がある「独鈷水(おこうずい)」はよく知られ、毎月17日の縁日には本尊観音も開帳され、祈願する参拝者が後を絶ちません。

また京都指定名勝の庭園「浄土苑」も、紅葉を始め四季折々の表情を見せ、必見です。

近年では「あじさい寺」として名高く、庭園では名勝指定された「あじさいみち」が見事ですが、春にも境内が桜で彩られます。

山深い場所にあるため、車以外でのアクセスがいいとは言えず、あまり人は多くない穴場と言えます。

・普段は…かなり「山奥」という感じのところですし、バスもありませんし、歩いて行くにもさみしすぎるという感じです。・・・そういう「山奥」で静かにすごしたいときにはいいのかもしれません。

・市内から少しの距離なのですが周辺は木々に囲まれて落着いた雰囲気です。

境内各所には、市民の里親制度で植樹された陽光桜60本が、濃いピンク色の大きめの花弁を開かせます。

これは、4月上旬に開花する、天城吉野と寒緋桜の交配種の桜で、京都では何ヶ所かで見れますが、これほど沢山開花するスポットはここと左京区「熊野若王子神社」だけでしょう。

境内には他にも、山桜が建物に色を添えるように、落ち着いた佇まいで咲いており、山茱萸の黄色い可憐な花ともからめた、落ち着いた春景色もカメラに収められます。

なお、普段は天皇公家など特別な客のみ上がれる上書院が、縁日の午前中のみ公開されます。
庭園の眺めも素晴らしいので、もし17日に訪れたのでしたら、ぜひ見学してみて下さい。

<基本情報>
住所:長岡京市浄土谷堂ノ谷2
TEL:075-956-0017
拝観日:無休
拝観料:境内無料
拝観時間:9:00~16:00
     縁日は8:00~14:00
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR「長岡京」駅下車 徒歩約90分
     阪急電車「長岡天神」駅下車 徒歩約60分(山道)
     阪急バス 8・9系統「奥海印寺」下車 徒歩約60分(山道)
見頃:3月下旬~4月上旬
サイト:http://yanagidani.jp/


スポンサーリンク

向日神社の桜の撮影スポットは?

<向日神社(むこうじんじゃ)>

hinataPRO11045886_PH
出典:PHOTOGRAPH.PRO

社伝によれば718年創建と伝わる向日神社は、1300年の歴史を誇る古社で、重文で流造の本殿は明治神宮のモデルになったとも言われます。

元は下之社(火雷神社)と上之社(向神社)のふたつに分かれていたものを弊祭して、今の向日神社になりました。

この神社がある向日山の丘陵は、784年に長岡京が成立した地でもあり、長岡京はいわば向山神社を取り込んで造られた都と言っても間違いではないでしょう。

地元では「明神さん」の名で親しまれており、四季折々の表情を見せる参道は市民の憩いの散策に利用され、春には桜の参道に変身します。

この地は、かつて桜の園と呼ばれるほど桜にあふれており、今では土地開発などでだいぶ失われましたが、この神社境内はその面影を残します。

・春は桜のトンネルに迎えられます。 歴史ある神社ですが、普段は人も少なく、とても静かな神社です。

・こじんまりとした神社ながらわりと長めの参道は春は桜、秋はもみじのトンネルになり、なかなかきれいです。

桜の見所はなんといっても、前述の200mに及ぶ御影石の参道での桜のトンネルです。
勾配のついた真っ直ぐな道は彼方まで見通しがよく、桜が両脇を飾る風情がはるか先まで見通せて見事です。

また、境内ではソメイヨシノや枝垂桜が溢れんばかりに咲き乱れ、特に明治神宮モデルの本殿や拝殿に降りかかる枝垂は絵になります。

また、境内の裏手参道には地元住民で植樹・管理している「桜の苑」もあるので、覗いてみて下さい。

ちなみに、4月の第1土・日曜日には「桜まつり」が例年開催されます。
露店も出ますし、境内の舞楽殿ではいろいろな催し物も行われるので、日程が合う方は出かけてみて下さい。

<基本情報>
住所:向日市向日町北山65
TEL:075-921-0217
拝観日:無休
拝観料:境内無料
拝観時間:境内自由
駐車場:あり(無料 10台)
アクセス:阪急電車京都線「西向日」駅下車 徒歩10分
見頃:3月下旬~4月上旬
サイト:”http://www.geocities.jp/mukojinjahp/
※TOP画像も向山神社の風景:出典PHOTOGRAPH.PRO

まとめ

長岡京市や向日市は、かつて桓武天皇が平城京より都を遷都した京域で、長岡天満宮を筆頭に神社が多い、由緒あるエリアです。

今回はそんな長岡京市や向日市の3箇所をピックアップしましたが、まだまだ撮影スポットはたくさんあるので、ぜひ別記事も参考に訪れてみてください!

⇒記事一覧はコチラ

スポンサーリンク
関連コンテンツ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。