雪かきの方法で効率をあげるコツや道具・準備まで全解説!

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最近は異常気象で、雪国ではない都市部の平野でも積もることの多い雪。

その都度、慣れない雪かきで大変ですが、正しいやり方や要領を知っているのとそうでないのは大違いです。

作業が楽になるのはもちろん、効率も違いますし、何より事故や怪我が防げます。

そんな雪かきの正しい方法をおさらいしてみましょう。

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雪かきの方法で効率を上げるコツは?

雪かきと言っても、すぐに目の前の雪をなくすことは、当たり前ですができません。

当然溶けなければなくなりませんから、雪かきはできるだけ早く溶けるように除雪することも大事なポイントのひとつです。

どうすればいいかというと、できるだけ凍りにくい場所に除雪し、勾配や排水路の位置を考えて溶けた水の流れを作ってあげること。

具体的には、排水溝や排水路をまず除雪し、勾配を考慮しながらできるだけ水の通り道を作るように雪かきした上で、日当たりの良い除雪場所を決めて寄せていきます。

もちろん状況や条件はさまざまなので難しいとは思いますが、少しでも溶けやすい条件になるように雪かきしてみて下さい。

実際の雪かきのポイントで大事なことは、後でもふれますが下半身を中心にして常に体全体で作業することです。

特にすくう際は、雪に近づき、相撲取りが四股を踏むような腰を落とした体勢で行うこと。
さらに、なるべくブレードに近い側を持つ方が力が入ることはご存知でしょう。

ちなみにスコップを持つ際に、ほとんどの人はブレード側の手は下から持っていると思いますが、実際は上から握った方が力が入り、安定するのでやってみて下さい。

あとで道具の説明はしますが、都市平野部の積雪ならスコップとスノーダンプがあれば、効率的に作業できると思います。

その際、あまりむやみにすくって運ぶより、切り分けてからダンプで動かしたほうが効率的になることもあります。

例えば1例ですが、

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①まず剣先タイプなど金属製スコップを使い、適当な間隔で縦に切込みを入れる。

②奥の適当なところで横方向に切り込みを入れる。

③スノーダンプの幅くらいになるようにブロックに切る。

④スノーダンプですくって移動させる。

これを繰り返せば、ペースも一定に保てるので疲れにくく、効率的に進められます。

もちろん、すべての状況に当てはまるとは限りませんが、雪国のような豪雪地域でなければ、案外切り分けてから除雪したほうが、面倒なようで早く終わることもあるので、やってみて下さい。

最近では金属や庭木など環境にも優しい、塩化カルシウム不使用の融雪剤も売られているので、うまく活用するのもひとつの手と言えます。

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雪かきの道具で効率を上げる選び方は?

雪かきの道具は、作業に適した物を用意するのが効率的です。もし天気予報などで積雪が予想できるなら、ホームセンターで調達しておきたいところです。

雪国でない太平洋側の雪などは、水分の多いぼたん雪で重く凍りつきやすいので、作業ごとに合った道具があるとだいぶ楽になります。

以下の用途別の説明を参考に、必要に応じて準備してみて下さい。

雪かきは普通、すくって~運んで~寄せるという流れになりますが、雪の量や質、状態で適した道具があります。スコップだけでもなんとかできますが、場合によってはあれば短時間で終わらせる便利なものもあります。

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①雪はね~すくったり運んだりする、一番簡易的な除雪具。積雪が少ない時は、軽いので楽だが、樹脂製なので壊れやすいので、本格的な雪かきには不向き。

②スノースコップ~角をもたせ軽くした万能除雪用具。すくうのはもちろん、滑らせながら雪を押して寄せることもできるが、樹脂製のものは壊れやすいので積雪が多い場合は不向き。

③プレッシャーラッセル~雪を押して移動させるための道具。丈夫ではないので、降ったばかりの柔らかい雪やスコップですくって溜めた雪を寄せるのには便利。

④角スコップ・剣先スコップ~一番馴染みのある道具で、特に降った翌朝の凍結した雪かきには必須。切り分けたり崩したりする場合はないと困る。特に剣先スコップは危ないので注意が必要。

⑤スノーダンプ~雪の山に突き刺して載せ、そのまま動かせるので、最近人気の除雪道具。丈夫なので、少し大きめで保管しにくいが、あると雪かきの効率がかなり上がるのでおすすめ。

前述のとおり、重く凍結しやすい「ぼたん雪」の雪かきには、最低「スコップ」と「スノーダンプ」があると便利だと思います。

また子どもが手伝いたい場合は、軽くて危なくない「雪はね」が最適です。


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雪かきの準備で怪我や事故を防ぐ注意点は?

最後に、以下は当たり前の心構えになりますが、慣れていない人が雪かきを始める際は、準備が最も大事です。何も考えずに始めると効率も悪いですし、怪我もしやすくなります。

まず、冷えたままの体で始めると血圧や脈拍が急に上がるので気をつけること。重い雪をかく重労働で腱や筋を痛める恐れもあるので、体を少し動かして温めてから始めるようにして下さい。

作業の最中は暑くなって汗をかいては、そのあと冷えるの繰り返しなので、防寒・防水着を重ね着した上で調節できるようにするといいでしょう。下着も機能性インナーがBEST。

特に足元は大事で、より滑りにくい長靴は必須です。

動きの基本は、常に「体全体を動かす」のが鉄則です。寒いとつい横着して腕や上半身だけで作業しがちですが、痛めたり筋肉痛のもとになります。常に正面に対して腰を入れての動作を心がけて下さい。

また慣れないとペースも飛ばしがちになりますが、必ず作業時間を決めて休憩を入れながら進めたほうが、かえって効率がよくなります。

ペットボトル飲料で水分補給も忘れないように。

雪が降るとわかりづらい、道路や地形などの怪我をしそうな状況も頭の中でおさらいしてから始めるのも大事です。転びそうな勾配や屋根から雪が落ちそうなポイントは把握しておくべき。

ゴーグルやフードなども視界が限られることに加え、走行音も聞こえづらく車にも普段より気づきにくくなるので、十分注意が必要です。

これらは当たり前のことばかりですが、自分の身を守ることと考えておさらいしてみて下さい。

まとめ

繰り返しますが、雪かきは基本的に悪い条件下で行うことがほとんどの作業。

雪国の方からすればなんということもない積雪でも、油断すると怪我や体調不良、事故につながりやすいということを常に忘れないのが大切です。

雪かきで入院なんてことになったら馬鹿らしいので、くれぐれも無理をしないようにしてください。

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