京都でも中心地にある世界遺産・二条城は、京都御苑と並んで、京都でも最もアクセスしやすい観光名所です。
ただ、そのため電車ならいいですが、桜の春など行楽時期に車で行くには、渋滞などで苦労します。
そうなると、当然もう一つの心配が駐車場のこと。
そこで、二条城周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
※2018年度版(2018年8月10日再調査)
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
二条城の駐車場の混雑や料金は?
徳川家康が京都御所の守護や将軍宣下儀式の宿泊場として造営した平城であり、家光によって伏見城の遺構も移築され完成した、世界遺産でもある中京区の名城・二条城。
特に二の丸御殿は、鶯張りの廊下や華麗な欄間彫刻や装飾など、桃山文化を象徴する武家風書院造の代表的建築物として、見応え十分。
春に門をくぐれば、50品種400本もの桜によって、城内は春色一色に染め上げられる、京都屈指の花見の名所としても人気です。
<基本情報>
名称:元離宮二条城
住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
TEL:075-841-0096
休城日:年末年始(12月26日~1月4日)
※二の丸御殿は毎年12・1・7・8月の毎週火曜日および1月1日~3日,12月26日~28日
開城時間:午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時)
※二の丸御殿観覧時間 午前8時45分~午後4時10分
※季節により変動あり
入城料金:一般600円 中高生350円 小学生200円
アクセス:地下鉄東西線「二条城前駅」下車 すぐ
公式ホームページ:http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/nijojo/index.html
京都でも中心市街地の中京区にある二条城周辺は、渋滞が常態化しているエリア。
地下鉄東西線の二条城前駅で降りれば、入口の東大手門がすぐでもあり、電車のアクセスが最も世話がないスポットです。
ただ、諸事情でどうしても車でアクセスしたい方もいると思うので、駐車場事情をおさらいしてみましょう。
二条城にも付属の駐車場はもちろんありますが、二条城東側整備計画に基づき、2017年6月より駐車場も、以下の形にリニューアル変更されています。※赤いPアイコン
<P1.二条城第1駐車場>
収容台数:120台
利用時間:8:15~18:00※イベント時変更あり
料金:乗用車/2時間まで1,000円 以降1時間ごと 200円
※18:00から翌8:15までは入出庫不可
※10月は34台に制限あり(バス区画増設のため)
<P2.二条城第3駐車場>
収容台数20台
利用時間:8:15~18:00
料金:乗用車/2時間まで800円 以降1時間ごと 200円
※18:00から翌8:15までは入出庫不可
渋滞の一因だったバスのスムーズな侵入や、景観確保がなされた結果、以前は200台以上あった普通車スペースが、残念ながら120台に減っています。
そのかわり、新たに押小路通りの道を挟んだ反対側に、小さいながら第3駐車もできています。※駐車料金も微妙に違うので注意
もちろん二条城休館日は利用できませんし、以前あった夜間料金もなく入出庫もできないので注意して下さい。
料金的には、3時間目からは割安(200円/h)になりますが、最初の2時間は800~1000円程度と、周辺相場(平均340円/h)と比べると割高。
ちなみに、二条城の見学所要時間は、
Q.見学時間はどれくらい必要ですか?
A.1時間から1時間30分程度です。
※公式サイトより
なので、それを考慮した料金区切りにはなっています。
前述の通り、周辺パーキングで2時間駐めるとだいたい700円弱くらいなので、少し高く付きますが、近いという立地の便利さも考えれば、この料金差ならいちばん世話がありません。
ただ問題は、通常時期の平日ならともかく、休日や行楽シーズンでの混雑でしょう。
午前中の早い時間に満車になるのは確実で、常に駐車待ちの行列が普通になります。
以前なら、見学者の回転を待っても良かったかもしれませんが、大幅に減った現在の収納台数では、待つこともおすすめしづらいところ。
駐車場が開く時間くらいに来て入庫するか、そうでなければ周辺パーキングを当たってしまったほうが賢明かもしれません。
二条城の駐車場で安いおすすめや穴場は?
当然、二条城の駐車場への入庫が厳しいようなら、周辺コインパーキングを探すよ雨になりますが、そこで以下が二条城周辺のパーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
距離的には東大手門入口から5~600m程度の圏内でピックアップしているので、大人の足で10分弱といったところ。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
最近(2017年3月)まで東大手門も修理が入っており、しばらく北大手門から入場する形でしたが、現在は華麗な姿を取り戻した東大手門のみが一般客の入場口になります。
城の外周は2kmほどあるので、駐めるポイントによっては城域が目の前でも、かなり大回りになるので注意して下さい。
なので、やはり専用駐車場もある城の南東側がベストですが、混雑日にはその周辺からいっぱいになっていきます。
逆に言えば、離れた場所は穴場とも言えるので、タイミングによっては少し歩くのを覚悟で、すぐ切り替えた方が、さっと駐められることも。
ご覧のように駐車場の数としてはかなりありますが、数台収容程度のところがほとんどなので、情報を元にして探さないと満車のことも多く、不効率になるので注意して下さい。
もし、とりあえず二条城のみの見学・観光ならそれほど時間もかからないので、時間料金が安い所が良いでしょう。
前述の通り、相場的に2時間で700円弱ですが、探せば600m程度圏内でも半分以下でコストで済むところもあります。
2.キョウテク池ノ内町パーキング(8台/08:00-20:00 60分200円)
4.キョウテク池ノ内町2パーキング(5台/08:00-20:00 60分200円)
6.キョウテク神泉苑町パーキング(7台/08:00-20:00 60分200円)
30.くるっとパーク大黒町(14台/08:00-20:00 60分200円)
41.御池美福パーキング(10台/08:00-20:00 60分200円)
43.ブーブーパーク堀川姉小路2(5台/08:00-22:00 60分200円)
46.エコロパーク二条第2(5台/08:00-20:00 60分200円)
54.きりん24パーキング猪熊六角(5台/08:00-20:00 60分200円)
55.タイムズライフ二条駅前店(149台/終日60分200円)※営業時間外入出庫不可
いずれも60分200円で済むパーキングで、大きなところはありませんが軒数はそこそこあり、立地も悪くありません。
混雑日でも早く来れた場合などは、まず覗いてみるのも手かもしれません。
ちなみに、二条城周辺のおすすめパーキングとしてよく名前が挙がる55は大型スーパーの駐車場であり、城入口から少し離れてはいますが、キャパシティや料金の手頃さでは間違いなくイチオシ穴場。
早めの時間なら、混雑日に城の東側で探すより、反対側のここを覗いてみたほうがいいでしょう。
しかも500円買物すれば90分無料なので、観光を1時間半で切り上げれば、買物代だけで駐車場は実質無料になります。
一方、もし池を囲む庭園が見事な神泉苑や、京都御苑まで足を伸ばして観光するなど、ゆっくり散策する拠点にしたいのであれば、最大料金が手頃な方がベター。
相場的には1時間あたりで平均1129円になりますが、やはり探せば1000円を大きく切るところもあります。
そこで、そんな駐車場を拾ってみると、
2.キョウテク池ノ内町パーキング(8台/08:00-20:00 最大料金600-800円)※車室による
3.リパークJR二条駅東(7台/24時間最大800円)
4.キョウテク池ノ内町2パーキング(5台/08:00-20:00 最大料金700円)
6.キョウテク神泉苑町パーキング(7台/08:00-20:00 最大料金700円)
23.タイムズ西洞院夷川2(4台/土日祝 10:00-22:00 最大料金¥800)※土日祝のみ
36.キョウテク三条池ノ内町パーキング(3台/08:00-20:00 最大料金800円)
40.ブーブーパーク二条第1(5台/24時間最大 平日700円 土日祝最大800円)
54.きりん24パーキング猪熊六角(5台/08:00-20:00 最大料金800円)
55.タイムズライフ二条駅前店(149台/月-金 当日1日最大600円)※月-金のみ
が、600~800円で駐めておけるパーキング。
平日であれば、先程も挙げた55が最安で、キャパもありおすすめ。
上記なら、桜の時期などに洛中で1日かけて花見をするなら、1000円以内で収まってしまうのスペースなので、うまく活用してみて下さい。
二条城の駐車場で予約ができるのは?
また、最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
ちなみに、二条城周辺には比較的予約できる駐車場が豊富です。
1箇所ごとの台数はわずかですが、近年急速に供給が増えつつあるので、検索してみるとたくさんあります。
料金も手頃ですし、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
混雑時期の観光で、早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
まとめ
かつての日本の都だった京都は、他の地域には見られない網目状の一方通行道路が多く、渋滞を除いても慣れない方には運転に負担がかかる場所。
せっかくの行楽で事故を起こしてはつまらないので、余裕のある計画が肝心です。
なので、ぜひこんな記事も参考におさらいをしてからお出かけ下さい。
※ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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