夏休みではなく、あえて秋に開催する日本三大花火の一つ土浦花火大会は、それだけ花火競技会として強い自負を持っている現われともいえます。
有名花火師さんが選ぶおすすめに長岡・大曲に次いで3番目に挙げられていることからもその秀逸さがわかりますし、実際にも80万人を集客する重要イベントです。
それゆえ他の大会同様、情報を収集して望まないと大変なイベントですが、ひとつの参考プランとしてモデルケースを考えてみたので紹介します。
土浦花火大会のアクセス・モデルプランは?
<基本情報>
・名称:85回土浦全国花火競技大会
・日程:平成28年10月1日 土曜日
・時間:18時~20時30分頃
・開催地:土浦市桜川畔(学園大橋付近)
・大会公式サイト:http://www.tsuchiura-hanabi.jp/
・問い合わせ先:029-826-1111
土浦全国花火競技大会実行委員会
初めに推奨アクセスを紹介してしまいますと、以下のようになります。
<土浦花火大会 アクセスおすすめモデルプラン>
14:00頃 JRひたち野うしく駅近隣駐車場着
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14:14 JRひたち野うしく駅 下り普通列車 乗車
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14:24 JR土浦駅着(2駅目 10分)※帰りの切符購入
↓
15:00頃 土浦駅東口発 シャトルバス(10分)
↓
15:30頃 会場で観覧場所探し/付近散策
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18:00 花火大会スタート(~20:30)
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花火大会見物
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20:00頃 観覧切り上げ(土浦花火づくしの部スターマイン終了時)
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20:30頃 シャトルバス乗車(10分~)
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20:40頃 JR土浦駅着
↓
21:17 JR土浦駅 上り普通列車 乗車(乗れない時は44分普通列車)
↓
21:30頃 JRひたち野うしく駅近隣駐車場着
※状況によっては変わることも考えられるので、あくまで参考プランです。
ご覧いただいてわかるかもしれませんが、車の方向けのパーク&ライド(少し離れた鉄道の駅付近に駐車して、電車で会場最寄駅にアクセスする手段)プランです。電車利用の方も参考になると思います。
渋滞を避け比較的に楽なアクセスとして最近注目されているパーク&ライドは、この土浦花火大会でも有効と言えます。
なぜなら、近年80万人が見物客が押し寄せるのに対して、有料も含めて運営側が用意している駐車収納台数は5000台程度で、当然そのキャパシティは人も車も納まりきれるものではなく、駐車場のみならず道路も電車もパンクするのは明らかだからです。
それでも、行く時は早めに行動することで渋滞や混雑は意図して避けられます。
しかし特に帰り道ではほとんどの有名花火イベントで、日付が変わる頃にならないと会場付近から離脱できない状況が一般的で、パーク&ライドはこの帰りの混雑回避に有効なのです。
そんな意味でこのモデルプランをおすすめするので、是非参考にして下さい。
土浦花火大会の駐車場や場所取りの事情は?
実際には渋滞は早ければ14時くらいから始まります。券を入手済みで席を確保しているからといってもアクセスには関係ありませんから、油断をすると時間によってはたどり着かないこともあるので気をつけて下さい。周辺道路は大会最中も含め23時くらいまでは動きが止まってしまいます。
ではどれくらい余裕を持って到着したほうがいいかと言うと、できるなら午前中の内がいいでしょう!遅くともお昼前後での駐車場確保は最低条件です。
モデルプランで、駐車拠点駅としている「JRひたち野うしく駅」は土浦駅から2駅離れた駅で、比較的有料駐車場が密集しているエリアです。駐車場によって料金は違ってきますが、1日駐車して¥300~¥800なので手頃に停められるはずです。
くれぐれも近隣のスーパーや店舗駐車場などへの駐車は、例年無断駐車が多く警戒しているのでやめてくださいね。
おすすめのプランでも、そんなにのんびりはできません。
同じことを考える方や渋滞で流れてくる車もあるので、少なくとも渋滞が始まりかける14時くらいには駐車場を決めて入ってしまったほうが無難です。
それはシャトルバス運行が始まる15:00に余裕を持ってあわせる意味もあります。ちなみにバスは16時30分から17時30分頃が最も混雑するので、その前に利用するのが理想です。
土浦駅までは2駅、10分程度で着き、運賃は200円です。プランどおりに行けば土浦駅に15時前には着いているはずです。
シャトルバスの詳細は、
土浦駅東口⇔会場
・行き 15:00 ~ 19:00
・帰り 19:00 ~ 21:15
料金:片道大人240円 小人120円
所要時間:約10分/随時出発
です。
パーク&ライドでのシャトルバス利用のメリットとして、バスに専用レーンが設けられており行きも帰りも渋滞に干渉されないということがあります。そのため所要時間10分は比較的計算が立つ時間と言えます。
ちなみに駅から会場まで歩くと約2.5kmありますので約30~40分かかります。歩けない距離ではないということは頭に入れておいてもいいでしょう。
見物場所の確保に関しては、この花火大会は開催前日の正午から場所取りを許可しています。なので最適な見物ポジションを見つけるのはいずれにしても厳しいでしょう。
ただ、予定通りの時間に着けばまったく場所がないということはないはずです。周囲には特に高い建物はなく、打ち上げ地点半径500メートルくらいの範囲で360度どこからでも良く見えるので、なるべくいい場所を探してみて下さい。
開放前ではシートで場所取りは禁止していますが開放以降はOKのはずですから、シートを敷いて確保後は離れることもできると思います。
ちなみに有料観覧席はありますが、高額な上に抽選なのでおすすめはしません。もし興味があったら、この記事をアップした時点ではまだ申し込みが可能なので参考にして下さい。
土浦花火大会の帰りの混雑を避けるには?
行きもそうですが、帰りはもっと混雑します。
切り上げるタイミングにもよりますが、バスに乗るまで30分、駅について列車に乗るまで30分くらい掛かるでしょう。前述のとおり、バスの走行時間は交通規制でシャトルバス専用の道路を走りますので、行き帰りともに時間の差がないのは大きいです。(帰りはそれでも少しは影響を受けます)
・徒歩の場合/40分程度
・バス利用の場合/40分程度(乗車待ち30分+走行時間10分)
とそんなに差がないのでどちらでもお好きなほうを選んで下さい。
ただこれも、見物を切り上げるタイミングによっては乗車待ち時間が変わってきます。
毎年観覧している地元の方は前半のラストを飾る「土浦花火づくし」のスターマインを見て帰る方が多いそうです。
<ワイドスターマイン「土浦花火づくし」の部>
69 スターマイン 平和への願い
70 スターマイン Emotions (エモーションズ)
71 スターマイン ノスタルジア ~あの日の森へ~
※切り上げ目安はだいたい20時少し前になります。
ご存知のように土浦花火のスターマインは日本有数の豪華さですので、このスターマイン以後は順次帰る人が増えてきて、終了直後が混雑のピークになります。混雑を避けたいなら、この部のスターマイン終了直後くらいのタイミングがBESTです。
おすすめのパーク&ライド案だと「ひたち野うしく駅」まで必ず電車利用が必須なので、バスの行列待ちによっては徒歩の選択も視野に入れてくださいね。
ちなみに当日の電車時刻は
土浦駅 常磐線 上野方面 (上り)(土日)
21時 17 特24 特39 44 急52 特56
22時 00 14 特24 39
23時 快05 25
※特・急・快はひたち野うしく駅は停車しません
モデルプランだと21:17か21:44の普通列車に乗る予定を立てています。帰りの切符は先に購入しておきましょう。
会場付近の駐車場まで車で来た方は、いずれにせよ渋滞で日にちが変わるのも覚悟するようなので、賑やかな屋台を楽しんでゆっくりと帰るというくらいの余裕を持って動き出したほうがむしろ楽かもしれません。
ところで、この土浦大会に関しては他の大会と違い、地元で駐車場確保やアクセスをサポートしてくれる業者さんがいるようで、早ければ駐車場の予約も可能なようです。
今年はまだ駐車場確保も含めてまだ詳細はわかりませんが、9月に入ればサイトも更新されると思われますので注意しておくといいかもしれません。
宿泊先に関しては触れませんでしたが、周辺の宿は早く予約しないと厳しいので、予定を立てるなら下記リストなどですぐに当たってみてください。
⇒公式サイト宿泊施設リスト
まとめ
土浦花火大会は、夏ではなく秋の花火大会なので気候が読みづらいイベントです。
厚めの上着やカイロがあってもいいくらい冷えることもあるので、そんな対策も忘れないで楽しんできてくださいね。
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