かつて日光街道の要衝宿場町として栄え、野鳥も飛来する大きな河川や用水に恵まれた水郷都市「越谷」。
近年では都心部への直通電車も増え、東京のベッドタウンとしても急発展する埼玉県南東部の中核都市です。
特に近年新たに誕生した越谷レイクタウンは、調整池の周囲を機能的な住宅地区が囲み、話題の大型商業モールも開業して注目を集めます。
そこで、今回はそんな越谷レイクタウンの駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by あばさー / public domain
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
イオンレイクタウンの駐車場の料金や混雑状況は?
元荒川や綾瀬川など多くの河川や用水路が市域を流れる、水と自然にあふれた水郷のまち「越谷市」。
近年では、長い間の課題でもあった治水事業を兼ね、街づくり構想の元に「越谷レイクタウン」も誕生し、住宅都市としても人口が急伸しているエリアです。
約40ヘクタールにも及ぶ「大相模調節池」を囲むように住宅エリアや公園・遊歩道が整備され、カヌーやボートも楽しめる水辺空間と住居地区が共存したニュータウン。
特に、街のシンボルでもある国内最大級のショッピングモール「イオンレイクタウン」の誕生後は、市内はもちろん、周辺地域からも多くの買物客が集まるショッピングスポットになっています。
ただ、計画的に整備された広い道路が走る周辺も、やはり人気の商業スポットなだけに渋滞が頻発し、休日を中心に混雑が激しいエリア。
車で行く方は駐車場事情を一度おさらいしておくとあわてないでしょう。
まず越谷レイクタウンの駐車場事情に見ていく上で、そのリソース量だけでなく料金相場的にもまずふれないわけにはいかないのが、イオンレイクタウンの併設パーキング。
この大型商業施設があるレイクタウンは、少し他地域とは駐車事情が違い特殊と言えます。
そこで、まず以下がイオンレイクタウンのパーキング一覧になります。※ピンクのアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
満空情報が取れるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。
施設は主に「kaze」「mori」「アウトレット」の3つに分かれ、そのエリアは1日や2日では回りきれない広大さを誇ります。
そのうち「アウトレット」は、ご存知のようにファッション・スポーツ系を中心にしたブランド販売エリア。
「KAZE」「MORI」は、強いて言えばコンセプトの味付けがカジュアル(KAZE)とシック(MORI)に分かれますが、それほど大きな違いはありません。
肝心の駐車場に関しては、公称でKAZE:2400台、MORI:5800台、OUTRET:2200台、合計で1万台にも及ぶキャパシティを持ち、入口ゲートも18ヶ所に及びます。
ほとんどがタイムズ運営になっているので。マップより空き情報も確認できますし、公式ホームページでも入口混雑状況がひと目で把握できるので活用するといいでしょう。
・kaze⇒駐車場入口混雑状況のご案内
・mori⇒駐車場入口混雑状況のご案内
キャパシティもさることながら驚くのは駐車料金で、平日は5時間まで無料(以降30分100円)のうえ、最近では土日祝日は完全に無料という、かなり戦略的な価格体系です。
そのため、後述の周辺コインパーキングの少なさも手伝って、このエリアの駐車場事情は否応なくイオン駐車場が主役の地域になっています。
ただ問題なのは、市街からも買物客が詰めかける休日や連休シーズンで、1万台の駐車場も満杯になり、周辺道路もピークには全く進まない渋滞になります。
主な渋滞箇所は地図のとおりですが、kaze・moriを囲む道路はいずれも混雑区域になり、効果的な裏道もそれほどありません。
表の通り、kaze・moriの駐車場開場時間は、
・kaze:8:00~00:30
・mori:7:00~00:30
と、微妙に違うので注意は必要ですが、イオン店舗営業時間はほぼ9:00~22:00(飲食街などは除く)ですから、開店前に到着して入庫してしまうのは、スムーズな駐車の最低条件です。
ただ、地理的な条件で電車の方はkazeから、車の方はmoriから来店するのが一般的。
どちらから来るかや混雑状況で一概には言えませんが、moriよりはkazeをまず目指す方がわずかに混雑は穏やかで、特に外環や常磐道が走っていない西側からのアプローチがいくらかスムーズなようです。
越谷レイクタウン駅の駐車場で料金が安いのは?
このように、このエリアではイオン駐車場がメインになりますが、周辺パーキングもおさらいすると、以下がその一覧になります。※ブルーのアイコン
ご覧のように、ほぼ越谷レイクタウン駅の周辺のみに集まってあり、住宅エリアやその周辺には全くありません。
無料の駐車スペースが1万台以上ある地域なので仕方がありませんが、数も少なく収容台数も大きなところはないので、平日はともかく週末には満車が予想されます。
ちなみに料金的には、1時間あたりでほぼ200円程度(平均221円)ですし、日中の最大料金も平均622円と手頃な相場。
日中長く駐めても安くあがるのは
11.スペースECO越谷レイクタウン駅前第1(20台/24時間まで400円)
12.システムパーク越谷レイクタウン(8台/1日400円)
13.チケパ越谷レイクタウン駅前第2(15台/24時間まで300円)
14.ECOパーク越谷レイクタウン1(14台/12時間400円)
が手頃ですが、いずれも前払いチケット式なので短時間には向きません。
また、収容力で拾ってみると、
5.GSパーク越谷レイクタウン(54台)
6.NPC24H越谷レイクタウン駅前(62台)
が多めで、特に6は最近日本パーキングがシェアサービスの流れを受けて始めた当日出入自由システム。
打止め料金(700円)に駐車時間(3.5時間)が達すると当日は出入りが自由になるので、用足しの範囲も広げられ便利です。
イオン駐車場はもちろん店舗利用前提のスペースですから、駐車するなら買物は最低限のマナーですが、これほどの利用促進の料金体系を掲げているので活用しない手はありません。
ただ周辺コインパーキングも貴重な駐車スペースとして、用途や平休日毎にうまく使い分けるといいでしょう。
越谷レイクタウンの駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
野球場やイベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する駅周辺やスポットでも最適の選択肢と言えます。
ちなみに、越谷レイクタウンの周辺には予約できる駐車場がまあまああります。
1箇所ごとの台数はわずかですが、出し入れが自由な上に料金も手頃ですし、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
出し入れが自由な上に料金も手頃ですし、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
例えば行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
まとめ
東京ドーム7個分という日本最大級のショッピングモールが自慢の越谷レイクタウンは、その環境も魅力のエリア。
野鳥も羽を休める大相模調節池ではカヌー体験など水上アクティビティも可能ですし、池周辺には大芝生広場や水辺のまちづくり館から桟橋エリアもあります。
そんな、ショッピングを抜きにしても、休日などにのびのびと過ごせる環境に恵まれた水辺の都市・越谷レイクタウン。
もし車で行く際には、記事が参考になれば幸いです。
※情報は記事執筆時のものです。変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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