羽田空港から国際線を利用して仕事や観光に出かける方は多いと思いますが、LCC・台湾目的などで早朝発の便になることも往々にしてあります。
もちろん普通にアクセスしたのでは、始発に乗っても間に合わないので慣れていない方ははたと困ってしまいますよね。
そんなときの対策はいくつかありますが、仕事など単身でコストをかけたくない場合と多少コストはかかっても安全や快適性が求められる家族連れの旅行かによっても多少おすすめ方法が違います。
そこで今回は単身者の場合の対処策を練ってみました。
羽田空港で早朝便に乗る待機場所 単身者なら？
まず、羽田から早朝便に乗る方法の一覧をご覧下さい。
このように手段はいくつもありますが、どんな方かによってもお勧めできる方法が表のように違ってきます。
今回はこのうちコストを抑えたい単身の方のケースで解説します。
早朝便が出発する時刻まで過ごす場所として、一番手っ取り早いのが第３ターミナルの搭乗するエリアでしょう。
国内線の第１・２ターミナルは基本的に24時～5時の間は閉鎖されるので入れませんが、国際線ターミナルは開放されているので、贅沢を言わなければ過ごすことはできます。
もちろん待合スペースですから睡眠を取る設備はありません。極力遅く着くように行ってソファなどで夜更かしか仮眠するようにはなりますが、早朝に立つことに慣れっこの方にはわりと一般的な方法です。
実際に誰もいない物寂しいロビーを想像していくとイメージが違って、むしろ適当な場所を探すのが大変なくらい混みあう様子が通常と思ってください。
併せて、季節によっては防寒対策も忘れずに！特に１階や５階～展望ロビーは寒いエリアです。
体力は要りますが何よりコストがかからないのが○ですが、持ち物など貴重品の用心は必須になります。
とは言え、商業施設が全て営業していないかといえばそうではなく、24時間営業の店も最近増えつつあります。第三ターミナルは５F＋展望エリアがある建物ですが、以下の表の店舗が閉まることなく営業しているのでうまく利用したいところです。
中には長居をしづらい種類のお店もありますが、カフェなど粘れそうなタイプの店舗もあるので活用してみてください。
場所柄そんな営業形態を取る以上お店も想定範囲でしょうし、実際にもスーツケースを脇に徹夜する搭乗客も多くいます。
おすすめはカフェ･カーディナルさんですが考えることは誰も一緒なので、早く行っての場所確保が必要です。
もちろん吉野家やコンビニなら食料調達に使えますから便利です。
携帯が充電できるスポットはまずなかなか空きませんし、四六時中館内アナウンスが響くところは寝るのは向いていないでしょう。上から下まで探して、いいポジションを探してみてください。
尚、早朝便のチェックインは早めに始まりますが、出国専用エリアに入れるのはしばらく待つ形になりますし、入った後も搭乗まで間があるので、出国専用エリアでお店などを利用しながら過ごす形になります。
もちろん、ある程度費用をかけてもいいになら前の日から泊まって備える手もありますよ。もし空港内で過ごすとしたら、羽田空港には宿泊施設が3箇所あり、ふたつは一般的なホテルで快適ですがコストが現実的ではありません。ですので、もうひとつのカプセルホテルが価格もまあまあでおすすめです。
＜FIRST CABIN（ファース・トキャビン）＞
一番近くで安くあげたいときに向いているのは空港内の「ファースト・キャビン」というカプセルホテル！
場所は国内線第１ターミナルにあるので飛行機に乗るとき空港内シャトルで少し移動するようですが、ファーストクラス（4.4㎡）やビジネスクラス（2.5㎡）といった飛行機の座席クラスのような大きさが違うカプセルがあります。
Wi-Fiやコンセントも付いているのでスマホの充電やネットもできますし、テレビも備えてます。大浴場もあるので出発前にさっぱりもできて○です。
男性/女性用のふたつに分かれているので、もし家族連れなら２キャビン程度必要ですが、単身ならもちろん１キャビンで済みます。
何せ空港から出なくてもよく、安心して泊まれるホテルです。
安価で、ファーストクラスは荷物を置くスペースもあり利用価値大です。
アメニティーも揃っており、大変便利です。
とても安いというわけではありませんが、最初から無用な疲れを溜めないためと思えば検討してみてもいいと思いますよ。
FIRST CABIN（ファース・トキャビン）
住所：東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第１旅客ターミナル1階
問合せ：03-5757-8755(fc_haneda@first-cabin.jp)
利用時間：チェックイン19：00～チェックアウト10：00
宿泊料金：ファーストクラス6,000円
ビジネスクラス5,000円
公式サイト
|
|
羽田空港で早朝便に乗る宿泊ホテルは？
もし宿泊費を少しもかけたくない場合はおすすめできませんが、空港周辺にも空港利用客向けにリーズナブルなホテルはたくさんあります。空港まで送迎サービスがあるところもあるので、ちょっと離れていても安心して泊まれます。
大体1km内に5～6軒ほど固まっていますが、送迎してくれるのを考えればやはり「近さ」より「リーズナブル」かどうかでチョイスしたいですよね。
もし、１万円前後の宿泊費をかけてもいいのならおすすめのホテルを紹介しましょう！
＜東横INN 羽田空港２＞
おすすめは「東横イン羽田」。チェーン店としての知名度も高くて安心感がありますし、羽田空港までは送迎バスで15分ほどの立地で○です。
「東横イン羽田空港１」と「東横イン羽田空港２」のふたつがありますが、今回おすすめは、単純に最寄り駅に近い「東横イン羽田空港２」です。（ですので１でもかまいません）
シングルタイプの部屋が、朝食付きで7,000円～8,000円程度と手頃感がありますし、早朝出立で朝食が取れなければパンなどをサービスしてくれるのも嬉しいところ。
午後11時の空港着でしたが、無料送迎バスがあり、大変助かりました。サービスとはいえ重いスーツケースを気持ちよくバスに乗せてもらいました。翌日も早朝便で、ていねいにスーツケースを積み下ろししていただきました。また、朝6時からの無料朝食もちゃっかりいただきました。施設全体はビジネスホテルなみですが、便利の良さとサービスでコスパは非常に高いと思いました。
空港内にこだわず、価格的にも検討範囲でしたらイチオシのホテルです！
東横INN 羽田空港２
住所：東京都大田区羽田1-1-7
問合せ：03-5735-1045
利用時間：チェックイン16：00～チェックアウト11：00
宿泊料金：プラン/部屋タイプによる
公式サイト
|
|
尚、予約が取れなかったときのことも考えて、一応周辺ホテルの一覧と地図を載せておきますので参考にしてくださいね。
※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させてご覧下さい。（スマホでは横回転させると見やすいです）
①東横イン羽田空港２
②東横イン羽田空港１
③羽田イン
④ホテルＪＡＬシティ羽田 東京
⑤アートホテルズ大森（１０月１日より「ホテルマイステイズプレミア大森」に名称変更いたします）
⑥大森東急ＲＥＩホテル
⑦タマディアホテル羽田（２０１６年３月１８日ＯＰＥＮ）
シーズンにもよりますが、空港周辺ホテルは予約が取りにくいのも事実。くれぐれも早め早めに予定してくださいね！
羽田空港の早朝便にバスはどう使う？
空港まで早朝の時間帯に行き来の便がある交通機関を利用する方法も見てみましょう！
いちばんストレートな方法はタクシーをチャーターするのが世話がなくて楽ですが、コストはかかるのであまりおすすめできません。交通費だけでビジネスホテル宿泊費程度かかるのでタクシーを使うくらいなら、上記で紹介した空港カプセルホテルの方がいいでしょう。
交通手段で次にストレートな方法は深夜も運行している京急の空港リムジンバスを利用すること。各地で最寄の出発地から乗れて、ダイレクトに羽田空港に向かうことができます。
出発地は都内から関東一円（神奈川・山梨・埼玉・茨城・千葉）まで豊富にあるので、そこまでうまく移動できればとても楽な方法です。
あまり早い飛行機の便だと、バスの時間とかみ合わないこともありますが、1,000～2,000円程度の運賃でゆったりと羽田まで直接行けるので調べてみる価値はあります。
もうひとつは同じグループの京浜急行バスの空港バスを使用すること。羽田国際線深夜・早朝バスを運行していて、リムジンバスよりある程度近くの乗り場まで来なくてはいけませんが、早朝便の時刻が早くてリムジンバスでは間に合わないときは役に立つ方法です。
少し運行状況を拾ってみますと
になります。やはりどこかで一晩過ごす必要があるプランですが、この中でもしおすすめをするなら、費用を抑えたければ蒲田駅あたりでネットカフェを探すことです。
蒲田駅周辺はインターネットカフェが集中してあり、中でも驚きの最安値で過ごせるのが「インターネットカフェ 100」。
時間単位もありますがパック料金がおすすめで、個室の12時間パックがなんと1,500円！(受付19：00～4：00より12時間）
ネットカフェといっても、ネット環境はもちろん飲食やシャワーも完備していて快適ですし、路線早朝バス乗り場は駅の反対側東口ですからあわてず乗ることができます。運賃は大人560円ですので、ネットカフェ代金と合わせても2,000円ちょっとで済んでしまいますよ。
また、もし羽田で搭乗する早朝便が６時台であれば普通に電車でも十分間に合うのも○です。
インターネットカフェ 100
住所：東京都大田区西蒲田7-66-5ミヤベビル2F
TEL:03-3738-1550
営業時間：24時間/無休
公式サイト※MAP参照
もし、数千円かかってもよければお台場の「大江戸温泉物語」という手もあります。
ご存知の方も多いと思いますが、江戸の町をテーマにした温泉施設で、子供から大人まで楽しめる体験型施設でもあります。
縁日を再現したエリアや足湯・リラクゼーションメニューも豊富ですし、実は「大江戸温泉物語」では、「羽田空港 早朝便フライト前泊プラン」という専用プランもあって便利なんです。
利用時間：11：00～翌3：50
料金：大人3,300円 子供1,650円(4～12歳)
入館料＋貸切空港バス乗車料
※バスの出発時刻：3：50（空港到着予定時間4：20）
※予約制
宿泊プランではないのでお部屋は用意されませんが、過ごせる場所は困らないので出発までゆっくりできますよ。3,300円が出費範囲に収まっているようならおすすめです。
東京お台場大江戸温泉物語
住所：東京都江東区青海2丁目6番3号
アクセス：新交通ゆりかもめ テレコムセンター下車徒歩2分
問合せ： 03-5500-1127
公式サイト※MAP参照
羽田空港の早朝便 駐車場はどう使う？
最後に、旅行日数にもよりますが駐車場をうまく利用して自家用車で向かうなんて方法もあるので紹介しますね。
もしかしたら車で行って駐車場に旅行中停めておいたら、とんでもないコストになってしまうと思っていませんか？
空港周辺には、そんなニーズに対応した日数計算の割り安な駐車場があります。1日単位でカウントされるので安心ですし、これまでおすすめした方法と比較してもむしろ安い手段だと思いませんか。
※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させてご覧下さい。（スマホでは横回転させると見やすいです）
しかも、いずれの会社も基本的に無料で空港まで送迎してくれるサービスがあるので至れり尽くせりです。
この案が他の方法と比べて良い点は、行きも帰りも自家用車で動けること。仕事で飛行機を利用するならスムーズに次の行動に移れて○です。
ちゃんと屋根がある駐車場ですから保管やセキュリティも任せられる駐車場です。前の日から宿泊して備える方法が面倒な方には最適の方法と言えますよね！
旅行日数にもよるので一概に言えませんが、場合によってはカプセルホテルやシティーホテルより安く付く場合もありますよ。
なお土日祝日は少し割増があったりするので、予約も含めて事前に問い合わせされることをおすすめします！
そのほかにも、もし無理を言える知人がいれば、少しガソリン代や手間賃をはずんで送ってもらうなんていう手もアリかもしれません。
ただ関係にもよりますが、お礼や謝礼をどれくらいするかが悩ましいところです。気をまわしすぎてお土産や謝礼を奮発するとかえって金額がかかってしまったなんて場合もありえるので、案外やめた方がいい手段なのかもしれませんね。
まとめ
このように、早朝便対策はいろいろあり、かけるコストによって便利さや快適さが違うので目的に応じて選んでくださいね。
いずれにしても、長旅になると思いますので気をつけてお出かけください！
⇒もし子供連れ家族連れの早朝便対策なら
「羽田空港の早朝便対策 宿泊・バス・駐車場の家族連れアクセス徹底ガイド！」
⇒記事一覧はコチラ
