京都の桜 おすすめの穴場撮影スポット|中京区編|神泉苑・京都地方裁判所

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古都に暖かい春陽が穏やかに差す頃、桜も芽吹きはじめ、いよいよお花見のシーズンが幕を開けます。

その景色は、樹冠を大きく広げる枝垂桜から、情緒深く静かに立つ一本桜まで見どころに事欠かず、観光客を楽しませてくれます。

そこで、そんな春容溢れる京都へ、ぜひベストショットを撮りに出かけてみませんか?

今回は、そんな京都の中京区で、桜の穴場撮影スポットを紹介しましょう。

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※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

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神泉苑の桜の撮影スポットは?

<神泉苑>

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出典:京都桜photo

神泉苑は中京区にある真言宗の寺院で、二条城の南向かいに位置します。

平安時代、天皇のための庭園だった神泉苑は、紫式部が宴を催したり、源義経と静御前が出会った場所であったりと、歴史的にも重要な役割を果たした寺院です。

また近年、龍神伝説が元になったパワースポットとしても注目されており、鉾を建て神輿を出したのも神泉苑が最初で、現在の祇園祭の元となったとも言われています。

別記事でも紹介しましたが、毎年中秋の名月時期にライトアップとともに観月会が開催され、法成池での船上観月は有名です。

日本書紀によればこの神泉苑は、812年に初めて皇室の正式な花宴が催された、花見の発祥地でもあります。

・やはり桜がライトアップされており、且つ池もあるため、十分楽しめます。二条城ほど人が多くなく穴場かと思います。

・心穏やかに優しい気持ちになれる、穴場観光スポットだ。

・春は桜も美しく咲いて天気のいい日は気持ちよく散歩ができますよ。

観月会も催される「法成就池」のほとりには、ソメイヨシノや枝垂桜が風景に調和して咲き、池の水面に映るピンクの樹影は、花見の発祥の所以が納得できるほどの優雅な情景です。

特に池にかかる朱橋「法成橋」や、池を行く「龍王船」を構図に入れた桜は、圧巻の1枚が撮れることでしょう。

桜の見頃に合わせたライトアップも例年予定されるので、夜桜を風雅に楽しみたければぜひ。(3月下旬~4月中旬の21時ごろまでの予定)

前述の通り、源義経と静御前を引き合わせた龍神「善女龍王」が祀られる「龍神社」などパワースポットとしても知られています。

また恵方巻きでもなじみの、恵方(その年の縁起のいい方角)に向けて回転できる日本で唯一のお社「恵方社」なども、あり飽きさせません。
ちなみに今年(2017年)の恵方は北北西なので、そちらを向いているはずです。

苑内には京料亭「神泉苑平八」もあり、池に浮かぶ龍王船で食事できたりします。

おすすめは「うどんちり」で、京野菜と一緒におなべの中に入っているのは極太のうどんが2本!(1人前) もし入れるようならぜひ味わってみてください。

<基本情報>
住所:京都市中京区御池通神泉苑東入門前町167
TEL:075-821-1466
拝観日:無休
拝観時間:8:30~20:00
拝観料:境内自由
駐車場:あり(二条城利用)
アクセス:地下鉄東西線二条城前駅下車、徒歩3分
見頃:4月上旬~4月中旬
サイト:http://www.shinsenen.org/index.html
※TOP画像も神泉苑の風景:出典京都桜photo


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京都地方裁判所の桜の撮影スポットは?

<京都地方裁判所>

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出典:京都桜photo

京都観光にはおおよそイメージにそぐわない市中に建つ「京都地方裁判所」は、その性格も手伝い、普段は重々しい雰囲気に包まれていますが、いざ春になると印象は一変します。

この地裁の東西や南側通りには多数の枝垂桜が街路樹として植えられており、毎年、道を行く市民の目を楽しませている桜の名所です。

ですので、施設の基本情報は一応記載しましたが、ここは街路を散策しながら楽しむ桜スポットになります。

聞くところによると、2002年に地裁の新社屋が竣工時に、近寄りがたいイメージを和らげる目的で植樹されたとのこと。

等間隔に整然と植えられ、しかも枝ぶりも長さが同じに手入れ枝垂桜の景色は圧巻で、あたかもさくら色の巨大なパラソルが設置されているかのごとくに見えるほど。

枝垂桜がこれほど同じ場所で沢山咲く様子は、おそらく京都ではここだけでしょう。

京都御苑にも通じる道の途中でふいに現れる桜の花のシャワーは、市街地の桜めぐりをするなら、見逃すことのできない撮影ポイントと言えます。

なお、南側の竹屋町通り沿いにある御所南小学校の校庭には、ソメイヨシノが見事に咲いているので、競演ショットを期待するなら、ぜひ辿ってみて下さい。

<基本情報>
住所:京都市中京区菊屋町
TEL:075-211-4111
営業日:土日祝・年末年始
料金:なし
営業時間:8:30~17:00
駐車場:あり
アクセス:市バス「裁判所前」下車 すぐ
     地下鉄「丸太町」駅下車 徒歩5分
見頃:4月上旬~4月中旬
サイト:http://www.courts.go.jp/kyoto/

まとめ

京都市の中心に位置しながら、観光資源と言う意味では不思議と多くはないのが「中京区」「下京区」「南区」です。

中京区は「二条城」、下京区は「東・西本願寺」、南区は「東寺」とビッグネームの観光地はありますが他には名前が挙がるスポットがなかなかなく、紅葉の穴場と言う意味でも紹介する場所がほとんど見つかりません。

さまざま理由はあると思いますが、ひとつには上京区には京都御所があって富裕層の多い文化の中心地だったのに対し、中京区以南は民衆の商業区域だったからかもしれません。

今回はそんな伏見区の3箇所をピックアップしましたが、まだまだ撮影スポットはたくさんあるので、ぜひ別記事も参考に訪れてみてください!

⇒記事一覧はコチラ

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