京都の桜 おすすめの穴場撮影スポット|東山区編⑤|建仁寺・護国神社・安井金比羅宮

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寒さも緩みはじめ、いよいよ待ちに待った春のお花見シーズンが到来します!

鮮烈な色合いの紅葉も似合う京都ですが、寺社仏閣に可憐な桜が咲く様も絵になります。

そこで、カメラを手に暖かくなった京都へ、日本の象徴とも言える桜とお寺のベストショットを撮りに出かけてみませんか?

今回はそんな京都の東山区で、桜の穴場撮影スポットを紹介しましょう。

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※左上(表題の頭)の→□ボタンでガイドエリアを表示させ、目的の地区にチェックを入れながら参照ください。(スマホでは横回転させると見やすいです)

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建仁寺の桜の撮影スポットは?

<建仁寺>

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出典:PHOTOGRAPH.PRO

14もの塔頭寺院が立ち並ぶ建仁寺は、臨済宗の大本山にして、京都最古の禅宗寺院です。
鎌倉時代の1202年に茶祖・栄西禅師が建立したのが始まりですが、創建時は天台・真言・禅宗の3宗並立寺でした。

その後禅宗単独になり、戦火での焼失・再建を経て、現在に至ります。地元では「けんにんさん」とも呼ばれ、親しまれています。

敷地の広さも手伝い、祇園の行きやすい立地にもかかわらず、比較的ゆったりと花見を楽しむことができます。

・意外と建仁寺の桜は近くの観光名所ほど有名ではなく、春の観光シーズンでも、それほど混雑することがありません。

・写真撮影もOKで、人もあまりいないのでのんびり鑑賞できます。お庭もとても素敵です。

春になると、広大な境内各所でソメイヨシノ他の桜が華やかに咲き誇ります。

入山前から塀越しから覗く桜は途切れることなく北門まで続き、三門へ通じる参道の放生池でも箱庭のような桜の景色が味わえます。

鐘楼や法堂前でも、いいアングルで撮れる桜があるので、探してみて下さい。

建仁寺で見逃したくない見所はたくさんあります。

法堂の天井いっぱいに書かれた「双龍図」や国宝の俵屋宗達作「風神雷神図屏風」はあまりに有名ですし、禅を組むための工夫が凝らされた「潮音庭」「○△□之庭」なども楽しいポイントです。

また浴室前の紅枝垂桜は河津桜で、3月下旬には見頃を迎える早咲き桜です。

とにかく敷地が広いので、境内を染め上げるという桜の風景ではありませんが、落ち着きのある景色が各所に点在しているので、桜通にはおすすめの名所と言えるでしょう。

じっくり見学すると1時間はゆうにかかるので、ぜひ時間をたっぷり取った予定で訪れたいスポットと言えます。

毎月第2日曜の8時から座禅体験もできます。特に予約は必要ではなく、無料でもあるので、興味があれば体験してみて下さい。

<基本情報>
住所:京都市東山区大和大路通四条下ル小松町584
TEL:075-561-6363
拝観日:無休
拝観料:500円
拝観時間:10:00~17:00(3~10月)
駐車場:あり(有料 45台)
アクセス:京阪電車「祇園四条」下車 徒歩約5分
     阪急電車「河原町」下車 徒歩約7分
見頃:4月上旬~4月中旬
車椅子:可
サイト:http://kenninji.jp/

護国神社の桜の撮影スポットは?

<霊山 護国神社>

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出典:京都の桜写真

高台寺南門通りの急坂を登った先にある霊山護国神社は、1868年に明治天皇の勅令で創建された、国が管理する初の招魂社で、坂本龍馬、中岡慎太郎、木戸孝允らの幕末の維新の志士も奉祀されています。

広く国のために殉死した英霊を祀り、当時は「官祭招魂社」という名称で親しまれ、現在は73,000柱の受難者を護国大神として祀ります。

特に坂本龍馬などの志士の好きな歴史ファンには人気のスポットで、竜馬の墓はもちろん、「霊山歴史館」なども明治維新関連の資料文献が公開展示されており、愛好者で賑わいます。

清水寺にもほど近く、人の多いエリアですが、かなりの急坂を登るようなので、歴史ファン以外の方は足を向けにくい穴場と言えます。

・人も少なくゆっくりお墓参りが出来ました

・お参りをする場所としては解りやすく街中なのに静かでゆっくりとした時間が流れてるようでした

春は、境内の東山の斜面が沢山の桜で覆い尽くされます。
山腹には幕末各藩の招魂社ごとに休憩所が設けられており、桜とともに京都市を一望した写真が撮れるでしょう。

特に、京都のシンボルでもある法観寺の八坂の塔を構図に収めた眺望ショットは、「これぞ京都の春!」と言える1枚になるはずです。

下の動画は、桜の季節ではありませんが、霊山からの眺望ですの参考にして下さい。

毎年、11月15日の龍馬の命日には「龍馬祭」も催され、イベントも多数あるので、幕末ファンなら押さえておくスポットでもあります。

<基本情報>
住所:京都市東山区清閑寺霊山町1
TEL:075-561-7124
拝観日:無休
拝観料:300円
拝観時間:8:00~17:00
駐車場:なし
アクセス:市バス「東山安井」下車 徒歩10分
見頃:4月上旬~4月中旬
車椅子:可
サイト:http://www.gokoku.or.jp/
TOP画像も護国神社の風景:出典PHOTOGRAPH.PRO


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安井金比羅宮の桜の撮影スポットは?

<安井金比羅宮>

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出典:PHOTOGRAPH.PRO

別記事でも紹介しました「地主神社」は縁結びのパワースポットですが、その近くの祇園にある「安井金比羅宮」は強力な縁切りスポットです。

流罪になった崇徳上皇を祭神とする神社で、1200年代に後白河法皇により建立した寺が起源とされ、移転後の現在地では「安井のこんぴらさん」としても親しまれています。

社務所前にある「縁切り縁結び碑」は、真ん中に通り穴があり、表から入れば悪縁を絶ち、裏から入ると良縁を結ぶとされ、多くの方が行列を作って祈願しています。

その身代わり札の「形代」がびっしり貼られた姿はインパクト抜群で、まるで雪でできたかまくらように見えるほど。

最近ではテレビでも取り上げられるなどで、縁切り寺としては人気のスポットになってきていますが、桜を楽しむ意味では穴場と言えます。

ただ、狭い境内に、ひとつしかない縁切り碑目当てに人が訪れるので、週末は避けた方が無難かもしれません。

・私たちが訪れた時には、綺麗な桜が咲いており、そして願掛けに来られている若い女性達が沢山いらっしゃいました。

・平日の午後に行きました。 清水寺付近は修学旅行生、旅行者で連れを見失ってしまいそうな人混みでしたが そこから徒歩数分のここは静かで参拝する人もまばらでした。

そんなパワースポットの金比羅宮ですが、春にはソメイヨシノが境内いっぱいに咲き乱れます。

それほど広くないこともあり、社殿や縁切り碑、絵馬が下がる様子に桜がうまくかかり、艶やかで楽しい風景が収められます。

特に参道沿いに並ぶ朱色の灯籠や絵馬掛けは、写真のアクセントをつけるにはもってこいの小道具になるでしょう。

なお、縁切り碑の穴はかなり狭いので、もし祈願目的でも行くのなら、動きやすい服装がいいでしょう。スカートなどはNGです。

また人の縁だけでなく、病気や酒、タバコなどを断ち切りたい方にも御利益があるので、そんな目的でも、ぜひお出かけ下さい。

<基本情報>
住所:京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
TEL:075-561-5127
拝観日:無休
拝観料:絵馬館500円(境内無料)
拝観時間:9:00~17:30(境内自由)
駐車場:あり(無料 6台)
アクセス:市バス「東山安井」下車 徒歩3分
見頃:4月上旬~4月中旬
車椅子:可
サイト:http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

まとめ

京都、東山区は言わずと知れた祇園や三条の賑やかな観光エリアも抱えつつ、山間部は開発が行われておらず、東山の麓には有名な東福寺をはじめとし大きな寺社が多い地域です。

清水寺や高台寺など観光スポットも多く混雑するエリアでもありますが、そのため脇道に入ると思わぬ隠れスポットがあったりもします。

今回はそんな東山区の3箇所をピックアップしましたが、まだまだ撮影スポットはたくさんあるので、ぜひ別記事も参考に訪れてみてください!

⇒記事一覧はコチラ

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