京都のあじさいのお寺でおすすめは?人気スポットの見頃や見どころ情報!

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晩春のつつじや藤の花が見頃を終えると、夏の気配をはらんだ花ごよみに景色が変わっていく京都。

その主役は、何と言っても陰鬱な雨にも爽やかな色を添えるあじさいでしょう。

千変万化の色彩で目を楽しませてくれる紫陽花の名所は、京都にもたくさんあります。

そこで、数ある名所の中でも、あじさいが絶品のお寺を、見どころや見頃とともに紹介しましょう。

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智積院のの見頃や見どころは?

<智積院>

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桜から始まる四季折々の花を愛でることができる花のお寺が、三十三間堂にほど近い智積院です。

中でも初夏から見頃を迎えるサツキやつつじは評判ですが、それに続く紫陽花も近年支持が高まっている隠れ名所。

三室戸寺(宇治市)が入らない京都市に限れば、一番の名所に挙げる人もいるほどです。

・ 無料エリアの本堂の裏にたくさんのアジサイが咲いていて綺麗でした。

・東福寺に行く前に寄ってみました。青もみじが美しく、桔梗や紫陽花がたくさん咲いていました。

その境内の参道や金堂の裏に広がる紫陽花苑は、散策する人を導くように小径沿いを埋め尽くします。

決して大ぶりではない花弁ながら、その数は豊富。

有料の庭園内ではないので、無料で鑑賞ができるのも嬉しいスポットです。

花の付き方や枝の分かれ方によっては、ハート型の花も期待できる豊富なアジサイの智積院は、知名度はそれほど高くないスポット。

ゆっくり紫陽花を味わえる穴場の隠れ名所として、おすすめです。

智積院は真言宗智山派の総本山。

同じ智山派総本山には、有名な成田不動や川崎大師、高尾薬王院など早々たる顔ぶれも属す、格式高い名刹です。

長谷川等伯の襖絵や名勝庭園を目当てに訪れる観光客も多いお寺で、宿坊としても人気。

リーズナブルでもちゃんと個室ですし、朝のお勤めなど適度な修行感もあって、女性にも人気の施設です。

京都のアジサイ鑑賞の宿にするのも、貴重な体験ができ、いいかも知れません。

<宿坊>

宿泊:1泊1食(朝食) 大人6,670円 子供5,150円
チェックイン15:00 アウト10:00
夕食別途 精進料理1,620円 京懐石3,240円
お勤め:朝勤行~護摩供法要

<基本情報>
住所:京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
TEL:075-541-5361
拝観日:年末年始休み
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:一般500円 中高300円 小学200円(境内無料)
駐車場:あり(参拝・宿泊時は無料)
アクセス:京阪電車「七条駅」下車 徒歩約10分
市バス「東山七条」下車
見頃:6月中旬~7月上旬
サイト:http://www.chisan.or.jp/

法金剛院のあじさいの見頃や見どころは?

<法金剛院>

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京都フリー写真素材

あの仁和寺もほど近くにある律宗・法金剛院は、待賢門院によって1130年に創立された「花の寺」です。

なによりハスの名所としては知名度が高く、時期も重なるあじさいの頃に、魅力をいかんなく発揮するスポットです。

大きなあじさい苑があるスポットに比べれば規模は小さいですが、その上質な趣きの空間は見事。

その蓮の池を中心とした浄土庭園では、紫陽花の他にも花菖蒲や沙羅が色を添え、回遊して散策できる小径をしっとりと飾ります。

法金剛院の魅力は、何と言っても初夏の花の競演です。

特に7月上旬の、蓮も花を開く早朝~午前には、池面を埋めつくす蓮華とともに、庭園はまさに花の園!

運が良ければ、まだあじさいも元気に咲いているので、花の競演を楽しむことができます。

八重カシワバアジサイや渦アジサイなどの珍しい紫陽花もあるので、ぜひ探してみて下さい。

・沙羅双樹、紫陽花、蓮、そろい踏みでした。「くちなし」の花の香りを人生で初めて嗅いで、感動。。庭園が素晴らしいです。

・大きく育った蓮の葉の周りにはハナショウブ・アヤメ・アジサイなどの初夏の花が咲き、山門近くでは沙羅双樹の花も見ることができました。

絶世の美貌を誇ったといわれる、待賢門院に手によって開かれた法金剛院。

花園という地名も、このお寺が由来になったと言われています。

また、以下は歌会の場にもなったこの寺で、西行が待賢門院の死後に彼女を慕って作ったもの。

「いにしへを 恋ふる涙の 色に似て 袂(たもと)に 散るは 紅葉(もみぢ) なりけり」
(あなたの存在が恋しいあまりに流す涙の色は袂に散り落ちる紅葉のようです)

その硬い寺名に反して、豊かなロマンをあちらこちらに感じさせる、女性におすすめのスポットと言えそうです。

<基本情報>
住所:京都市右京区花園扇野町49
TEL:075-461-9428
拝観日:無休
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:一般500円・中学生高校生300円
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR「花園」下車徒歩5分。
市バス「花園扇野町」下車徒歩2分
見頃:6月中旬~7月上旬


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楊谷寺のあじさいの見頃や見どころは?

<楊谷寺>

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出典:PHOTOGRAPH.PRO

通称「柳谷観音」と呼ばれる、1200年以上の歴史を持つ大古刹の、楊谷寺。

本尊の千手観音は、古来より眼病平癒の霊験あらたかで、「目の観音様」としても評判です。

洛西・西山の中腹にあり、近くには同じくあじさいの名所でもある天空の花寺「善峯寺」もあります。

燃えるようだと評判の紅葉寺ですが、最近ではあじさいのきれいなお寺としても人気を集めています。

近年整備された、奥の院への参道は「あじさいのみち」と名付けられ、27種、4500株ものあじさいが、訪れる人を迎えます。

また、「あじさい回廊」と呼ばれる、靴を脱いで通る屋根が付いたルートもあります。

・山の中に、紫陽花の名所があります。その山道が凄すぎる坂道で、自転車で行った私は大変でしたが、行った甲斐あって美しい紫陽花に心いやされました。・・・紫陽花、ホント美しかった!!

・お寺のすぐ裏にある山の中に、アジサイが多く咲いております。様々な色のアジサイがあって美しかったですね。

・長岡京に住む友人に誘われてあじさい祭りに初めて行きました。綺麗なあじさいが咲いていて、子どもたちも走り回って喜んでいました。

前述のように品種も多く、幻のあじさい「シチダンカ」など珍しい花も楽しめ、道すがらの両脇を艶やかに飾ります。

毎年、6月上旬から7月上旬頃に「あじさいまつり」も開催されます。

<長岡京あじさいまつり>

期間:6月上旬から7月上旬の週末
   2017年は6月15日(日)
時間:10:00~15:30(予定)
拝観料:500円(予定)

例年、コンサートや特産品・チャリティー販売、朝市、寺宝公開など、盛りだくさんの催しが企画されるので、予定が合えばぜひ。

「西の清水」とも呼ばれ、また善峯寺や光明寺とともに「西山三山」と称される楊谷寺。

眼病に効くとされる「独鈷水(おこうずい」を求めて、多くの参拝者が訪れますが、山深い場所にあるため、車以外でのアクセスは大変。

あじさいまつりの日はそれなりに賑わいますが、普段あまり人は多くないので、落ち着いて見学することができる穴場スポットと言えるでしょう。

なお17日(縁日)には、阪急西山天王山駅やJR長岡京駅から便利なシャトルバスが運行しています。

<基本情報>
住所:長岡京市浄土谷堂ノ谷2
TEL:075-956-0017
拝観日:無休
拝観料:境内無料(まつりや見頃時期は有料)
拝観時間:9:00~17:00
縁日は8:00~14:00
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR「長岡京」駅下車 徒歩約90分
阪急電車「長岡天神」駅下車 徒歩約60分(山道)
阪急バス 8・9系統「奥海印寺」下車 徒歩約60分(山道)
見頃:6月中旬~7月上旬
サイト:http://yanagidani.jp/

まとめ

名所の条件や要件によく挙がる、品種数や株数。

ただ、穴場の隠れ名所は、いずれも量より花で作られる奥深い景色が魅力の主役です。

山肌に散策路を作って、紫陽花をたくさん植えただけではない珠玉の隠れ名所を、ぜひ自身の目で確かめにお出かけ下さい。

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