紫外線対策の強い味方は、もちろん日焼け止め。
最近は、夏に限らずヘビーローテーションのアイテムですよね。
デコルテや首周りもしっかりガードする人は増えてます。
でも、どうしても襟など、大事な服に付いちゃうことも・・
そんな、日焼け止めでのシミトラブルについておさらいしちゃいましょう。
日焼け止めで服が白くなったら?
最近は沢山の種類の日焼け止めがありますが、汗にも流れないウォータープルーフのタイプがほとんどです。
なので、服に付いた時は、普通の洗濯では落とせません。
考え方としては、下地効果がある化粧品と同じと考えるべきでしょう。
ただ、同じ日焼け止めが原因のトラブルも、一つではありません。
それは、主に以下の3つ。
①ついたばかりの、白いシミ
②気づかずに定着した、黄ばみのシミ
③漂白剤に反応した、ピンクや赤のシミ
なので、このどれかによって、対処法も違います。
まず、うっかりついたり、帰ってきて気づいた白いシミは、なるべく早く処置しましょう。
日焼け止めは、先程も言ったように、ファンデや口紅と同じ。
どちらかと言えば、油性の汚れです。
なので洗濯できる衣類なら、襟そでの皮脂汚れのようにポイント洗いをしてから洗濯して下さい。
液体洗剤原液(蛍光剤無配合)や台所用の中性洗剤を付けて放置したり、軽くこすってあげればOK。
それでも残ったり、洗濯NGの衣類は、口紅を落とすのと同じ要領がオススメ。
それには、化粧落としをうまく利用するのがポイントです。
まず、クレンジングオイルと台所洗剤を1:1で混ぜて、シミ抜き剤を作ります。
たくさんは要りません。
乾いたタオルを下に敷き、使い古しの歯ブラシにさっきの液を付けて、シミに塗り込みます。
あまり広げないように塗ったら、軽くブラッシングしたり、叩いたりしてみてください。
そうやってタオルをずらしながら、下の布にシミを落としていきます。
適当なところで、今度は水を付けて同じ手順をします。
ちなみにお湯だと逆に定着してしまうのでNG。
最後に、軽くドライヤーを当てて乾かせば、完了です!
もし、それでも落ちなければ、昔からあるしみ抜き方法のベンジンを使う手もあります。
やり方は同じですが、最後に水は使いません。
優しく根気よく叩き出して、輪郭シミができるようなら、まわりも叩いてぼかします。
ただベンジンは生地を痛めたり、色落ちしたりすることもあるので慎重に。
もし不安なら、クリーニングに出したほうがいいですよ。
日焼け止めでの服の黄ばみには?
日焼け止めは、いつの間にか少しずつ襟やそでなどに付いてしまうもの。
べったりつかなくても、しばらく経つと黄ばみになってしまいます。
原因は、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤のよるもの。
汗ジミとは違い、鮮やかな黄色なのですぐわかるはずです。
やっぱり、早いほど落ちやすいので、気づいたらすぐに処置してくださいね。
この汚れは、Tシャツやワイシャツ、インナーがほとんどなので、洗濯できるはず。
なので、まずはポイント洗いが大事ですが、先程の白シミと違い、定着が進んでいます。
洗濯洗剤や台所洗剤でもいいですが、漂白剤を使うとさらに落ちやすくなります。
ここで大事なポイントは、必ず「酸素系漂白剤」を使うこと!
あとで説明しますが、「塩素系漂白剤」を使うと、かえってシミがひどくなります。
使い方は、直接シミになじませ、5~10分ほど放置してから、洗濯するだけです。
シミがひどくなっていなければ、落ちるはずです。
日焼け止めと漂白剤で赤く変色した場合は?
最後に、日焼け止めが付いているのに気がつかないで漂白してできたシミ。
先程もすこし触れましたが、日焼け止めは塩素系の漂白剤と反応すると、赤やピンクのシミになってしまいます。
ただこれは、生地自体が変色したわけではありません。
色が変化した日焼け止めが残っているだけなので、ほとんどの場合落とすことができます。
まず、あわてず、水でよくすすぎ、軽く絞ります。
その上で、前述の白いシミの時と同じ手順でポイント洗いをしてみて下さい。
一度で落ちなければ、何回かくり返すと薄くなっていくはずです。
それでも残る場合は、固形石鹸でケイ酸塩入りのものがオススメ。
洗面器にぬるま湯をはり、固形石鹸をすり込み、しばらく優しくもみ洗いをします。
その後、色が消えるまで浸け置きし、最後にすすぎ洗いや洗濯機に普通にかければOKです。
珪酸塩はアルカリ性の洗浄成分で、特に油性の汚れに強いものです。
ですので、今回紹介した対処法すべてで、試してみる価値があるかもしれません。
まとめ
肌のシミを防ぐための日焼け止めが、服のシミの原因になったら、シャレにもなりませんよね。
でも、最近は服につきにくいデコルテUVクリームもあるので、着る服の色で上手に日焼け止めを使い分けるのもいいでしょう。
【コーセー】コスメデコルテ サンシェルターAG (SPF50+/PA++++) 35g
紫外線対策は、1年を通じてほとんどするようなので、服のお洗濯方法も押さえながら、頑張って続けてみて下さい。
⇒記事一覧はコチラ