結婚すると、それまで気にしなかったことも「した方がいいのでは?」と考えるようになりますよね。
「暑中見舞い」もそのひとつ。
今年結婚したけど、今年の夏は結婚報告や式・お祝いのお礼を兼ねて暑中見舞いくらいは出した方がいいのかな?これまで出したことがなかった親戚にはどうしよう?そもそもお礼や報告を暑中見舞いと兼ねていいものなのかな?など迷われる方も多いのではないでしょうか?
そんな疑問にお答えします。
暑中見舞いで結婚報告やお礼を兼ねてもいい?
報告やお礼は時節の挨拶とは兼ねないほうがより丁寧だとはされていますが、ご結婚のタイミングによって、そういう季節ごとの挨拶と一緒にするするのはそれほどおかしいことではありません。
年賀状や寒中見舞いもそうですし、もちろん暑中見舞いや残暑見舞いでもマナーとしては別に問題ないと思います。
・出席者やお祝いをいただいた方へはお礼として
・まだ知らない方へは報告として
暑中見舞いと兼ねて出されるといいでしょう。
もし、結婚して転居されているのなら住所や連絡先の報告にもなります。
その際、二人の写真を乗せてもいいかを悩む声をよく耳にします。
時節の挨拶なのだから少しくだけすぎていて失礼じゃないか?・・挙式からどの程度時間がたっているかにもよりますが、出席した方へ送るとしたらくどい感じがないだろうか?などでためらう方も多いようです。
ただ報告を兼ねて出すのでしたら、互いの結婚相手がどんな人なのかを知らせる意味はあると思います。
もし式に出席して様子を知っている方へのお礼でしたら、挙式の写真ではなく「その後仲良くやってます」ということが伝わるような堅苦しくないスナップ写真なら、くどさはなくなるのではないでしょうか。
それなら、もし式から時間が経ってしまっての報告でも、ウェディング姿よりは「今頃に報告?」と思われることが少しはなくなると思います。
調べていると、暑中見舞いに年賀状も・・など何度も写真をつけるのはくどい感じが出てしまうのではという意見がありました。
結婚したら暑中見舞いを親戚に出すべき?
結婚後親戚や親族が増え、これを機にお付き合いが始まるのだから、式のお礼もあるけれど暑中見舞いって出したほうがいい?という悩みもよく聞きます。
もちろん、式のお礼は出すに越したことはありませんが、今後もという意味では暑中見舞いはどう考えればいいのでしょうか?
暑中見舞い自体は出す出さないが分かれる比較的ゆるい習慣ですが、親戚づきあいという意味で考えると案外むずかしい問題かもしれません。
例えば、
お盆や正月など親戚一同がよく集まる習慣があるのなら、いちいちハガキでの挨拶はどうか?
とか
遠方の方が多く、めったに顔を合わさないので半年に1度(暑中や寒中)くらいは体調を気遣うハガキは出したほうがいいのでは?
など、お付き合いの度合いによるからです。ですので自分や結婚相手の親戚づきあいの状況・経緯も親などに確認しながら判断して下さい。
ただ友人と違い、親戚の場合どうしても一度出すと毎年出す恒例感が出てきますし、暑中見舞いは送ってくるのにお中元・お歳暮は来ないの?というようなこともからんでくるので、そのへんも注意して判断してみてください。
そんなことを考慮の上でなら、普通自分の親族以上に結婚相手の親族にはやりすぎかと思われるくらいやっておくのがちょうどいいと思った方がいいでしょう。
その上で、それでも出した方がいいか迷っているくらいなら出したほうがいいですよ。
結婚して初めての夏に暑中見舞いが送られてきたら「丁寧でしっかりしたご主人(お嫁さん)だなあ」と思っていただけると思いますよ!
暑中見舞いは、梅雨明け後からお盆(立秋)までの間(7月初旬~8月初旬)に出すようにしてくださいね。それを過ぎると「残暑見舞い」になってしまうので注意が必要です。
暑中見舞いでの結婚報告やお礼の文例は?
もし暑中見舞いを兼ねた結婚報告やお礼を出すとき、文面はどんな内容にすればいいでしょうか?
まず一つ抑えておきたい事は、暑中見舞いや残暑見舞いの主旨は、相手(の体調や様子)を気遣って出すお見舞いであるのということです。いかがですか?と聞くことが本来の目的なのだから、くれぐれも勘違いして自分たちの様子を長々と書き連ねたりしないよう注意したいですね。
基本的な書き方は「暑中お見舞い申し上げます」に続きねぎらいの言葉を続け、その後結婚の日付をいれ普通の結婚報告につなげればいいと思います。
そして最後に相手を気遣う一言は添えて締めればいいでしょう。
<結婚報告の文例>
暑中お見舞い申し上げます。
連日厳しい暑さが続きますが お変わりなくお過
ごしのことと存じます
私たちは、○月○日に結婚をし二人での新たな人
生をスタートしました。
今後は二人で力をあわせ 暖かな家庭を築いてい
きますので、今後ともご指導の程宜しくお願い申
し上げます
酷暑のみぎり 何卒ご自愛くださいますようお祈
りいたします
<お礼時の文面>
暑中お見舞い申し上げます。
長かった梅雨も明けいよいよ夏になりましたが、
お元気でいらっしゃいますか
(出席お礼の場合)
先日はご多忙中にもかかわらず、私どもの結婚
式にご出席いただき、またあたたかな励ましの
お声をかけていただきまして誠にありがとうご
ざいました。
(お祝い品お礼の場合)
この度は、結婚のお祝いを頂きまして誠にあり
がとうございました。
至らないところの多い二人ですが、今後ともど
うかあたたかく見守ってくださいますようお願
い申し上げます
暑さ厳しい折、皆様夏風邪などひかれませんよ
うごお体に十分お気をつけください
印刷文だけでは味気ないので、最後に「近くまでお越しの際は、是非お寄りくださいませ!」などの一言を手書きで付け加えると、よりいいでしょう。
まとめ
結婚すると家庭を持ったのだから、独身の時には気にしなったこともちゃんとしなくては・・と思い始めますよね。
周囲とのお付き合いの仕方もそうですし、今回の暑中見舞いのような時節の挨拶も同様です。
なかなかむずかしい機微のことでもあるので、最初から完璧にしようとせず周りにアドバイスを聞いたりしながらあせらず頑張ってください。
どうか、末永くお幸せに!
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