北上川流域の肥沃な大地と金華山を望む豊かな海に囲まれた、宮城県第2位の都市・石巻市。
かつては水運の拠点として栄え、その風土がもたらす景勝や食の幸で人気の観光都市でもあります。
石巻駅を玄関口とする中心市街地は、仙台に次いで商業施設が集積し賑わうエリア。
そこで、石巻駅周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
Photo by Yasuhiko Ito
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
石巻の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
日本三大漁場の石巻湾を望む石巻港を有し、牡鹿半島沖合の奥州三霊場・金華山や豊富な海の幸で高い人気を誇る、風光明媚な観光の街・石巻。
北上川も注ぐ水利に恵まれた風土から、水運交通の拠点としての役割も果たし、今では製紙製造が盛んな工業都市としても知られます。
そのいずれもが津波による多くの被害を受けた震災から復興・再建も進み、最近では石巻駅周辺の中心地で、宮城出身の漫画家、石ノ森章太郎氏のキャラクターを活かした街づくりも進行中。
旧北上川に浮かぶ中瀬公園に建てられた「石ノ森萬画館」や、駅前から施設までの約1kmの商店通りにキャラクター像があふれる「マンガロード」などは、新たな名所になりつつあります。
特に、その川向かいに最近オープンした、石巻の人気水産品を揃える「いしのまき元気いちば」も人気のスポットであり、週末を中心に混み合うエリア。
車で訪れる方は駐車場事情をおさらいしておくとあわてません。
そこで、以下が石巻市街地のパーキング一覧になります。※スカイブルーのアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
石巻駅を中心とし、さらに中瀬公園までの1km程度の圏内でピックアップしています。
震災の影響により、それ以前の半分程度(400台弱)まで減っていた駐車リソースも、最近完成した1.石巻市駅前立体駐車場(261台)や26.石巻市かわまち立体駐車場(219台)も加わり、リストアップできた合計で1395台まで再整備が進んでいます。※医療機関スペース除く
地方都市として見れば豊富な方と言え、観光施設(石ノ森萬画館来館で1時間無料券)や商店街利用(3千円以上買い物で60分間無料)との共通券提携もちゃんとあるので、駐車場事情は整っているという印象です。
ちなみに「元気いちば」を利用する場合は、すぐ近くの26が最初の1時間無料なのでおすすめ。※共通券提携はなし
駅の北側は、郊外にロードサイド店舗が集中しますが、駅至近は住宅街であるため、駐車場は2ヶ所ほど。
ただ、駅南側には商店も立ち並ぶ398号線沿いに大手や地元経営によるスペースが豊富にあり、いずれに駐めても観光散策も徒歩範囲で便利です。
料金的には地方都市としては標準的であり、1時間あたりでほぼ200円(平均213円)、日中の打ち止め料金も平均555円と、利用しやすい相場。
そこで、車を置いて出かけたり、駅周辺でゆっくり用足しする際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
7.タイムズ石巻第4(7台/24時間最大500円)
9.リパーク石巻寿町通り(7台/08:00-19:00 最大料金300円)
10.リパーク石巻中央2丁目(12台/08:00-19:00 最大料金400円)
11.タイムズ石巻第2(19台/24時間最大500円)
が、ワンコイン以下で駐めておけるパーキング。
線路北側の7以外なら、主要スポット観光も近いので、ゆっくり観光する拠点として最適です。
石巻の駐車場で無料や時間料金が安いのは?
もし、ちょっとした仕事や地元での生活利用で来た場合なら、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で200円程度。
ただ、前述のように上限で500円以内のところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、
6.IKSパーキング(7台/終日30分80円)
9.リパーク石巻寿町通り(7台/08:00-19:00 40分100円)
10.リパーク石巻中央2丁目(12台/08:00-19:00 40分100円)
17.アイパル駅前パーク(220台/終日60分160円 以降30分毎¥80)
18.アサノ駐車場(121台/終日60分160円 以降30分毎¥80)
19.オークパーキング(29台/終日30分80円)
20.保原屋パーキング(31台/終日60分160円 以降30分毎¥80)
なら、いづれも1時間換算で150~160円の格安パーキング。
やはり立地的に難があるようなところはないので、大きめのところを中心にあたってみるといいでしょう。
特に17~20は、前述の共通券加盟パーキングなので、買物や萬画館観光にも最適です。
ちなみに、新しく整備された1や26は最初の1時間が無料なので、おのおの駅前での送迎・送り迎えや観光に活用できそうです。
石巻の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ石巻エリアではほとんどありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
石巻の夏は、港を開いた伊達政宗公の世より続く北上川・川開き祭りの鎮魂の花火のよって彩られます。
毎年7月31日と8月1日に行われる復興への祈りも込めた由緒ある報恩・供養祭は、流燈とともに、約6000発もの花火が夜空を染める夏の風物詩。
まつり期間中は22万人もの見物客で賑わい、以下のような交通規制もかかるので、石巻駅まで電車がベスト。
※公式ホームページより
駅周辺の駐車場はかろうじて規制範囲にかかりませんが、もちろん早くから満杯になるので、マップ記載(青いアイコン)のような臨時駐車場も視野に入れて向かうといいでしょう。※毎年変わることもあるので、最新の情報を必ず確認下さい。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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