明治の世、平安遷都1100年祭に伴う産業博において、衰退していた京都復興の願いも込めて、平安京の朝堂院を模して建設された平安神宮。
その丹塗りの鮮やかな社は、八坂の塔と並ぶ京都のシンボルとして人気のスポットです。
また博覧会跡地に整備された岡崎公園は、文化施設や動物園・イベントホールなど、京都を多面的に観光できる公園施設。
そこで、平安神宮・岡崎公園周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
Contents
平安神宮・岡崎公園の駐車場の混雑や料金は?
壮麗な丹塗りの鳥居や大極殿、應天門など、京都の風景を象徴する重文建造物や、桜など花暦も楽しい4つの神苑など、見どころの尽きない京都定番名所・平安神宮。
市民2000人もの行列で、時の移り変わりを再現する時代絵巻「時代祭り」なども有名で、神代の国・日本を象徴するスポットとして、外国人観光者にも高い人気を誇ります。
また隣接する岡崎公園には、京都市美術館、京都国立近代美術館、ロームシアター京都、京都市勧業館(みやこめっせ)、京都府立図書館、京都市動物園が集まり、寺社観光に偏りがちな古都にあって、多彩な楽しみ方ができる散策エリア。
付近には疎水や南禅寺・金戒光明寺・知恩院などの名刹も囲み、京都観光には外せない一大名所地域となっています。
<基本情報>
名称:平安神宮
住所:京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221
拝観日:無休
拝観料:神苑600円(境内無料)
拝観時間:
6:00~18:00(時期により30分程度変動あり、要確認)
神泉苑拝観/8:30~17:30(3/15~9/30)
アクセス:
バス「京都会館・美術館前」下車 徒歩すぐ
地下鉄 東西線「東山」駅下車 徒歩約10分
京阪電車「神宮丸太町」駅下車 徒歩約15分
公式サイト:http://www.heianjingu.or.jp/
最も最寄りの東西線「東山駅」からも徒歩で少しかかるスポットなので、車で予定するかと多いと思いますが、ご存知のように時期によっては人や車で埋め尽くされる京都市内。
公共交通も発達していることもあり、また平安神宮には専用駐車場がないため、電車やバス・タクシーでのアクセスがベストです。
ただ、もしマイカー等で向かう計画でしたら、一応以下の岡崎公園用のスペースが定番として認知されています。※赤いPアイコン
<P1.岡崎公園駐車場>
入出庫可能時間:7:30~23:00
収容台数:506台
料金:
7:30~23:00 最初の1時間500円 以降30分200円
23:00-7:00 1泊700円 ※車中泊不可
1日上限1300円 ※平日のみ
また、公園域内には以下のイベント施設用の駐車場もあり、利用可能です。
<P2.みやこめっせ駐車場>
入出庫可能時間:7:00-22:30(入庫は21:00まで)
収容台数:163台
料金:
7:00~22:30 最初の1時間500円 以降30分200円
22:30-7:00 1泊2000円
1日上限1500円 ※平日のみ
<P3.京都市武道センター駐車場>
入出庫可能時間:7:30-21:30
収容台数:96台
料金:
7:30~21:30 最初の1時間500円 以降30分200円
1日上限2000円 ※平日のみ
※施設利用者割引あり
前述のように京都の中でも、イベントホールや動物園・美術館など多様な施設が揃ったこの界隈は、多くの目的で利用する方が多い駐車場。
初詣やGW、花見といった一般期な行楽シーズンの他にも、多くの混雑ポイントを持つのが特徴で、例えばP2・P3などは文化・企業イベントや競技会が頻繁に行われており、そんな際は当てにできません。
普段時期の平日であれば、まずこれらのいずれかには駐められますが、土日や人が集まるタイミングによっては、総数750台のスペースも午前の早いうちには満車になります。※公園駐車場は空き情報サービスあり
料金的には、時間料金は周辺相場(448円/h)と比べてもほぼ同等ですが、いずれも肝心の休日に上限設定がないのが難点。
また平日であっても、周辺の日中最大平均は1119円なので、少しでも節約したい方は周辺を探してみるも手です。
幸い平安神宮の開門時間は比較的早い6時(季節変動あり)なので、混雑が予想される日に観光を計画するのなら、早朝に近いタイミングで行動するのが賢明です。
また、周辺の駐車場事情の事前チェックも必要な準備と言えます。
平安神宮・岡崎公園の駐車場で最大料金が格安のおすすめは?
そこで、以下が平安神宮、岡崎公園周辺のパーキング一覧になります。※緑のアイコン
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
ご覧のように、京都中心市街地にも近く、観光名所が集まる左京区だけに、四方に駐車場は豊富です。
特に、最寄駅でもある地下鉄東西線・東山駅にかけての南側に厚く立地し、寺域南側の應天門のみが入口の平安神宮や、付近の南禅寺や八坂神社散策の拠点位置としても悪くはありません。
ただ文化財が多い京都は、規模を取りにくいため駐車場も小さいところが多く、このエリアも例外ではないので、場所や金額など情報を元に候補を決めて回るのが賢明です。
料金的には、前述のように1時間あたりでほ平均448円、日中の打ち止め料金で平均1119円と、京都エリアでは平均的。
ちなみに東山の名刹、東福寺周辺は343円/h、1017円/日中最大、清水寺周辺で819円/h、1448円/日中最大なので、その中間といったところでしょうか。
そこで、観光の拠点にしたり、ゆっくり散策する際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを探すと、
<平日のみ>
10.タイムズ岡崎第2(4台/月-金 当日1日最大料金¥700)
11.リパーク京都市動物園北第2(5台/月-金 24時間最大800円)
12.リパーク京都市動物園北(21台/月-金 当日1日最大料金¥700)
19.リパーク京都岡崎天王町第2(4台/月-金 当日1日最大料金¥600)
40.ブーブーパーク東山仁王門(3台/平日 08:00-20:00 最大料金900円)
<平日・休日とも>
18.金戒光明寺第一駐車場(40台/当日1日最大料金¥800)
22.タイムズ三条神宮道(8台/6時間最大900円)
34.岡崎入江町パーキング(11台/09:00-21:00 最大料金1000円)
36.岡崎天王町パーキング(12台/24時間最大料金 平日700円 土日祝800円)
なら、1000円を切って駐めておけるパーキング。
やはり観光地なので休日が不利の相場であり、選択肢がとても狭まります。
そんな中、全曜日でおすすめは18や36で、特に南側・應天門のみ出入口の平安神宮へは、36は最適の立地になります。
平安神宮・岡崎公園の駐車場で時間料金が安いのは?
見どころも多い平安神宮やその周辺ですが、混雑シーズンや神事・イベント時でもなければ、一般的な参拝は1~2時間程度が所要時間。
特に徒歩やレンタサイクルで回るための拠点にするつもりもなければ、打ち切り料金より時間単価が安い方が助かります。
1時間あたりが手頃なパーキングをみると、先程ふれたとおり周辺相場は1時間換算で550円程度。
ただ、前述のように上限で1000円以内のところもあるので、2~3時間駐車ならもう少し抑えられると助かります。
そこで、リーズナブルなところを探してみると、
23.キョウテクアルナイルパーキング(3台/08:00-22:00 月-金 60分200円 日祝 45分200円)
39.ゆずパーキング(3台/平日 08:00-20:00 30分100円)※平日のみ
40.ブーブーパーク東山仁王門(3台/08:00-20:00 30分100円)
44.24時間パーキング東山三条(9台/08:00-23:00 25分100円)
なら、1時間換算で300円を切るパーキング。
あまり収容力がないところばかりですが、相場よりは十分安い300円程度であれば、さらに13箇所程度あるので、併せて選択肢に入れて探すといいでしょう。
平安神宮・岡崎公園の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
ちなみに、平安神宮・岡崎公園の周辺には予約できる駐車場がそこそこあります。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
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まとめ
記事でもふれた通り、スポットが目白押しで密集する京都は、公共交通も発達していることもあり、電車やバス・タクシーでのアクセスや移動がセオリー。
古都京都で屈指の観光名所・岡崎地区も例外ではなく、特に中心市街地にも近い左京区エリアのため、人出は激しい代わりにアクセスはいい立地のスポットです。
もし桜や紅葉、正月の初詣などに観光・参拝を予定するなら、パーク&バスライドなどの工夫も視野に入れて計画するといいかも知れません。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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