オフィスのインフルエンザ対策 マスクの効果は?付け方や乾燥対策は?

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またインフルエンザウイルスが活発になる嫌な季節がやってきましたが、1日中オフィスで過ごす事務ワークの方などは特に感染が不安になりますよね。

中には近くの席でマスクも付けずに盛大に咳をしている無神経な同僚がいたりすると、本当に心配になります。

そこで、少しでも防ごうとこちらがマスクを買って付けたりしますが、実際にマスクはインフルエンザの感染予防に効果があるものなのでしょうか?

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オフィスのインフルエンザ対策でマスクの効果は?

最近は、特に冬になるとあちこちでマスクをしている方を見かけるようになりました。
以前は咳き込んでいるような人だけが付けていたマスクも、今は健康な方も予防をするために付けるようになっています。

マスクが風邪やインフルエンザに有効かは、ウイルスの特徴を理解するのが大事です。ここで少しおさらいしてみましょう。

ウイルスと細菌の違いをご存知でしょうか?専門的な説明をすると難しくなりきりがないので簡単に言ってしまうと、細菌はそれ自体がひとつの生き物ですが、ウイルスは生き物の一部(遺伝子など)にすぎません。ですので細菌は自分で増えていくことができますが、ウイルスは他の生き物を利用しないと増殖ができないのです。

よく聞く大腸菌や最近猛威を振るうマイコプラズマなどは細菌ですが、インフルエンザやRSウイルスなど風邪のほとんどはウイルスによって引き起こされます。

生き物の一部でしかないウイルスは細菌に比べても圧倒的に小さく、人を地球としたら細菌は小型バス程度で、ウイルスになると1円玉からせいぜいテニスボール程度にすぎません。

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それに対してマスクの性能や種類を見てみると、

ガーゼタイプ~昔からあるマスクで、繊維を織って作られているので目が粗く性能は低い

不職布タイプ~熱や化学処理で貼り合せるのでカット性能が高く、現在主流。特に今まで医療現場で使用されてきた高性能なサージカルマスクは一般用としても普及し始めている

N95タイプ~専門現場で使用されるタイプで、医師が感染を防御するためのマスク。性能が高い分通気性が悪く息苦しいので、一般使用には馴染まない

ですので、現在一般の人によく使用されるのは「不職布タイプ」と言うことになります。確かにこれまでのガーゼタイプに比べるとフィルター性能は格段に上がり、花粉やPM2.5程度の大きさの物質はほぼカットできますが、ウイルスの大きさになると完全に防ぐのは難しくなります。

よく「ウイルス飛沫を99%カット!」などのマスクのキャッチコピーを目にしますが、「飛沫」という言葉が鍵で、人がくしゃみや咳をした際に飛び散る水分と一緒になったウイルスを「ウイルス飛沫」と言います。

上記の表のようにウイルス飛沫は大きいのでマスクでも防げますが、水分が蒸発してウイルス核という状態になると本来の大きさを取り戻し空気中を漂い、場合によってはマスクも通過してしまうことになります。
ウイルス飛沫がウイルス核に変わる時間は乾燥状態にもよりますが、大体2時間程度と言われています。

例えば、前の席の人がくしゃみした飛沫は、その時はマスクで防げても、2時間後にはウイルス核として漂い始めてしまうことになり、マスクは完全な対策ではなくなると言うことです。

以上のことから、感染者自身がウイルス飛沫防止というマスク本来の目的で着用するのは効果的ですが、予防という意味では効果はかなり限定的です。
特に空気が常に乾燥状態で飛沫リスクもそれほど心配ない屋外では、マスク着用は気休め程度に考えたほうがいいかも知れません。

しかし逆に言えば、直接飛沫を浴びる可能性がある環境や、加湿や換気不十分で湿度がある程度保たれる可能性がある場所でなら着用する意味は十分にあります。

人混みや電車内はもちろん、人が大勢いる事務所内でしたらマスクは予防の意味でも着用することは十分おすすめできる対策と言えるでしょう!同時にマスクの効果をより生かす意味でも、オフィス内の加湿/乾燥防止は大事なポイントになります。

手に付いたウィルスを口や鼻などから物理的に隔てると言う意味でもマスクは有効なので、インフルエンザ対策として活用ください。

マスクの付け方で正しい方法は?

オフィスなど屋内でなら効果があって意味があるマスクですが、付け方が正しくないと効果は半減してしまいます。

以前、あるテレビ番組でウイルスと同じ大きさの粒子を使って防げているかをテストしたところ、5人中3人がなんとカット率が0%だったことがわかりました。
理由はマスク自体の性能の問題ではなく付け方の問題で、マスクと顔のあいだにすきまが開いていたからでした。

マスクのすきまは主に鼻や頬、あごの部分でできやすいので、そこを重点的に注意するのがポイントです。

例えばガーゼマスクなどは柔らかいので心配ありませんが、ワイヤーが入った立体型タイプは鼻に部分が開いてしまいがちなので、あらかじめ鼻の形に併せて折りを入れておくことがコツです。その際山折りだけでなく、鼻の付け根に合うように谷折りをするのもポイントです。

その点、最近主流のプリーツ型は顔の形に合わせてサイズ調整がしやすいのでいいのですが、それでも正しく付けないと隙間はできます。ポイントはあごで、プリーツ部分をしっかり広げあごまでしっかり覆うようにすること。ただあまり伸ばしすぎると隙間がかえってできるので注意し、付けたあと上からしっかり押さえ、頬や鼻の隙間をなくすことが重要です。

以前はサイズも大きいものしかありませんでしたが、現在は子供用(12.5cm以下)小さめ(12.5~15.5cm)レギュラー(14.5~17.5cm)と分かれてるので、自分の顔のサイズに合ったものを選ぶのもポイントの一つです。

その際、

①まず親指を鼻の付け根から1cm下に当てる
②親指を付けたまま、人差し指を耳の付け根の一番上に当てる
③人差し指と親指の間の長さを測る

その長さを目安に子供用/小さめ/レギュラーを選べばいいでしょう。

女性にとってはマスクはお化粧崩れが気になりますが、小さすぎるマスクはウイルスを防げないばかりか、肌がこすれてメイクが落ちたり呼気でアイメイクが崩れるので、やはり顔のサイズに合ったものを選ぶことが大切になります。


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オフィスの乾燥対策で加湿器のおすすめは?

見てきたように、インフルエンザの予防にはいかにウイルス飛沫をウイルス核にさせないことが重要なのがわかりましたが、その鍵となるのが乾燥対策です。

もちろん大型で高性能のイオン発生加湿器などがあれば理想的ですが、事務所に備わっている会社はなかなかないでしょう。そこで自分で自衛をするのが手っ取り早いですが、ではどんな自衛策があるでしょうか?

やはり一番簡単なのは加湿器です。大型でなくても手元にいける価格も手頃なもでもあれば大分違います。今の機器はUSB電源のもの多いので、事務用PCにつないで使えるので手軽です。

★デスクの上でも目立たないドリンク缶型加湿器

同じ机の島の仲間に声をかけて何人かで4~5千円程度の中型加湿器を買うのも手かもしれません。最近はオフィス通販カタログにも抱負に乗っているので、もし可能なら理由をきちんと書いて稟議書を出せば、会社で買ってもらえるかもしれませんよ。

濡れたタオルをかけておくだけで加湿ができるのはご存知かもしれませんが、家ではないので見栄えと言う意味でもその辺にかけておくと言うわけにも行きません。ましてや来客も頻繁な会社でしたらなおさらでしょう。
でしたら、電気を使わない自然気化式の可愛い加湿器がおすすめです。電源が確保しにくい場所でも重宝しますよ。

★蓋をすれば何かのステーショナリーのような自然気化加湿器

実は植物は、加湿器などよりも優秀な加湿効果があるのをご存知ですか?
植物は動けない分、自ら周囲の環境を絶えず調節しています。乾燥を感じたときは、根から吸収した水分を葉の気孔から酸素とともに水分を放出して自分を守っています。

でもよほど大きな観葉植物がいるのでは?と思うかもしれませんが、小さな鉢でも十分効果があります。おすすめを挙げるなら「サボテン類」などの多肉植物で、葉が広がっていないので邪魔にならずコンパクトですし、日当たりが悪くても元気で世話が楽な植物です。水やりもむしろ少なめの方がいいので手間もかかりません。

電気代もかからないし、掃除などメンテナンスもいらない植物をデスクの上に置いてみてはいかがですか?

★ミッキーマウスのようなウチワサボテン

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

(観葉)ウチワサボテン キンエボシ 3.5号(1鉢)
価格:920円(税込、送料別) (2016/9/12時点)

乾燥防止の自衛策と言っても、あまりこれ見よがしのものを置くのも職場環境に不満だと思われ角が立ちますが、紹介したようなアイテムなら女子でも十分許せる可愛いものですので検討してみてください。

「サボテン」なんて渋可愛くておすすめですし、上司受けもよかったりするのでは?

まとめ

このように、オフィスのような区切られた空間ではマスクも風邪やインフルエンザ対策の有効なアイテムであることがわかりました。

しかし感染のしくみを理解すればするほど、基本の「うがい・手洗い」が最も効果の高い予防対策であることもわかるので、しっかり実践するようにしてくださいね。

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